山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

渥美のバラ

2012-03-25 | 植物
1週間前に愛知県の渥美の親戚でもらったバラ。そろそろ散るものが出てきた。
こんなにいっぱいバラが部屋にあると、ほんとにうれしい。
とてもきれい。幸せな気分。そしてリッチな気分。


行くたびにたくさんのバラをもらう。
写真に写っているのはすべてではない。実際にはもっと多い。
花屋さんで買ったら数千円するだろう。
実際、卸値(その親戚が売る値段)でも数千円するのだから。

これだけたくさんの花を生けようと思うと、ふつうの縦長の花瓶では難しい。
これまで間に合わせの「いれもの」に生けたり、いくつかに分けて花瓶に入れたりしてきたのだけど、
よく考えてみると、年に数回はこのような機会があるのだから
ちゃんとした花瓶を買ったほうがいい。
と思って探しているけど、そう簡単には手ごろ(でしかも私に買える)なのは
みつからなさそう。
縦に長い形だと、上向きに生けることになって、つまり縦に長い形に生けることになって
面白くない。和風のつぼ型だと口が狭すぎるし、やっぱり花は上を向く。
たくさんの花がよく見えるように、横に広がるようにして、ボリュームを出さないと
せっかくたくさんあるのが生かせない。
バケツが一番うまくいくのだけど
さすがにプラスティックのバケツでは質感合わない。

とりあえず、梅酒びんに入れてある。
それもかなりいい加減な突っ込み方。
次回もらうときまでに、いい花器を見つけておきたい。


ところで、中央にある花びらのたくさんあるバラは、
この親戚が新品種として特許申請したそうだ。
突然変異で現れるのを挿し木で増やすのだという。
よく「イングリッシュガーデン」とかいってバラいっぱいの庭の写真を見るけど
そういうので見かけるのに似ている。野趣があっていい。

新品種になるような突然変異が現れると、ほかの農家にうらやましがられるそうだ。
でも、実際には、登録したからといって、特にもうかるわけでもないらしい。
ただ、このバラは今よく売れていて、結構調子いいらしい。

親戚がバラ農家でよかった……。


この親戚の換金作物は、バラとキャベツなのだけど、
米を初め、野菜をふんだんに作っていて、自給している。
里芋も西瓜もびっくりするぐらいたくさんあるけど、売らずに全部親戚に配ってしまう。
私、ほんとうに尊敬しています。
自分の食べるものをこんなにも自分で作れる人たち。

先日は夏みかんを30個ももらってきました。
マーマレードづくりに精を出さねば。

年末にはキャベツを13個ももらったことに驚いていたのだけど、
ほかの親戚は60個持って帰ったらしい。そんなにどうするのだね??
まったく、人にものをくれることに、惜しげもありません。
感謝。

花粉のない日はうれし

2012-03-23 | めぐる季節と自然
雨なので、盛大に窓を開けて空気入れ替え。
ヨーロッパや北米やロシアの針葉樹でも花粉症になるだろうか?

少し下った愛知県の瀬戸のほうではもうスイセンがたくさん咲いていました。
うちのはここのところの寒さで成長速度が遅くなり、まだまだです。

鍼。半月間節制したけどまだ回復していないとのこと。
「胃が強ければすぐ回復するけど、弱い人はなかなかだよ」と……
胃が弱いという自覚が全くありません。
私の頭痛は胃が弱いからだそうです。

東洋医学の不思議に開眼した昨年。
東洋医学は自然と直結していると感じます。
これまでずっと自然にかかわってきたはずだったけど
鍼のおかげで改めて自然に開眼したのです。
それまで感じていた自然が、かなり「ひとごと」的な部分があったことに気づきました。
自然は私そのもので、私は自然そのものであるということです。

RICHO GX200 マクロのピント お仕事検証

2012-03-22 | なんとなく報告
一層寒さ厳しかった今朝です。-3℃だから、それほどびっくりはしないけど。
クロッカス、もう2週間ぐらい咲いている気がします。

さて、このブログを始めて早数年。今日になってやっと、1回の記事の中に複数枚数の写真を入れる方法が分かりましたハハハ。遅すぎます。

で、先日のピントの件。



素直な気持ちでカメラを向け、マクロモードにしてカシャっと1枚。花を中央にすればそこにピントが来るのがデフォルトの設定なのは、どのカメラも同じです。
けれど、後ろで倒れている花の茎がくっきりと写っています。ピントがそっちに行っちゃってるのです。
これは私が下手だから……とずっと思うようにしてきたのだけど、
だとすれば下手な人でも撮れるカメラにしてほしいもの。
いや、やっぱり、私は下手ではありますが、こうなってしまうのは私のせいではないと思います。

一番上のタイトルに入れている写真は多少ましに見えますが、やっぱり倒れている茎にピントが行っています。
何度やっても同じです。
これが、写す前にビューファインダーで確認できればまだいいのだけど、シャッター半押し状態ではこう見えないから困る。


真ん中にあるものより「線」にピントが合わせたいってことなんでしょうか。

人の体と自然・食べすぎと頭痛

2012-03-21 | たべもの・台所
日に日に寒くなる今日このごろ……。

それでもふと気づくと、恵那山の頂の雪がとぎれとぎれになっています。
うちの梅も1輪咲きました。日当たりが少し悪いので遅いのですが
下の家のは3月早々から咲いています。


さて、昨日のつまらない野菜の記事、自分でもつまらないと思いつつ
仕方なく書いたのは、今日のため。

おいしいものがいっぱいなのに食事制限。
それは、頭痛予防のためです。

2週間前に、いつもの鍼に行って
数日間かなりの頭痛が続いていることを訴えると
「食べすぎ!」と。
そう、それ。言われる前に自己申告しようと思っていたのに
先に言われてしまった。
顔を見てか、脈を見てか、鍼を刺してか分からないけど
先生にはバレる。

どうしてこんなに食べたいのだろうと不思議だった。
そう言うと、なんと
「弱い人が冬に赤道のほうに行って帰ってくるとそうなる」
ですと。
「あっちは火の国だから」
って。

火の国だとなぜそうなるのかは教えてくれないのだけど
人の体って、不思議、かつ、単純なんですね。
体調はほんとうに自然と結びついている。

しかし先生こうなることを予測していたなら
事前に注意勧告してくださいよ。

この日は2人の助手からも「食べすぎですね」「何食べてるんですか」
「これちょっとやばいですよ」ほか、さんざん「食べすぎ」を連発された。

湿疹も食べ過ぎのせいだと。
2日前に皮膚科に行ったら、
ステロイド剤塗るだけでは効かないので飲み薬も飲みなさいと言われたのに
(しかし鍼の先生に飲むなと言われるのがわかっていたので飲んでないけど)
鍼に来たら「食べるのやめれば治る」と。

西洋医学と東洋医学、こんなに違っていいのかい? 私は一人の同じ患者ですよ。


まあそういうわけで、それ以来、あまり食べないようにしている。
「食欲抑える鍼してくれてるんですよね」と寝ながら助手に釘を刺したおかげか、
無事食欲も抑えられて普通になった。
それ以前よりもずっと食べなくなっている。

食べるのを減らしたらすぐに頭痛はよくなり、湿疹もきれいになった。
また頭痛になりたくないので、あまり食べるわけにはいかない。


で、結論ですが、
いつまでこの食事制限するのだろう……
日々の手作りの食事はとてもおいしいですが、
外がカリッとして中にイチジクの入っている天然酵母のパンをトーストして
ジャムやらオリーブオイルやらアボガドやら載せて
好きなだけ食べたり
ときにはクリームいっぱいのケーキだとか
おにぎり食べたい放題とか
ドーナツだとかコロッケだとか
世の中にはいいものがたくさんあるのに
いつまでも食べられないではないですか。

「たまには」いいのだろうけど
「たま」っていつなんでしょう……

考えるとはなはだ凹んでしまいます。

※頭の前の方(額)が痛いのが胃弱から来る頭痛。ほかの部分が痛いのは別の原因です。
頭の痛い場所によって、原因が違うそうです。


写真/主食代わりになりそうな、さつま芋、里芋、金時豆のスープ
押し麦を少し入れるとちょうどいいとろみがつきます。
さつま芋の食べすぎはよくないそうです。



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春の野菜を食べる

2012-03-20 | たべもの・台所
今うちの中には食べきれないほどの春の野菜。

父の知人が送ってきた小松菜、水菜、ほうれんそう、たまねぎの葉。
渥美の親戚がくれたわけぎ、
甘くてやわらかい春キャベツ、ついでに冬キャベツ、
超やわらかくておいしい里芋、香りのいいにんじん。
隣人がくれた新しいネギ。
その他、それ以前にお店で買ったさつまいも、じゃがいも、たまねぎ……

特に春キャベツには春を感じます。
キャベツの食べ方をいろいろ開発したい。
春キャベツと冬キャベツは全然違います。
冬キャベツも、外側と内側ではまるで別の野菜のように違います。
キャベツ農家の叔父に、「どうやって食べてる?」と聞いたら
「ほとんど食べん」そうです。
「せいぜい切ってしょうゆかけて……」だって。


いろいろ一度にもらったので冷蔵庫も活躍中。
めんどうなので「え~い」とひと思いに野菜室に入れたものイロイロ。
冷凍庫は空のままだけど。

そんな材料を、せっせせっせと料理して食べているけど、とても追いつきません。
食べるものがいっぱいだなんて、幸せなことです。
同じメニューを作るのも飽きるので、
あれこれ頭も使います。
油はほとんど使わず、乳製品なし、肉なし、
という制約の中で。

豆も小豆を含めて4種、たっぷり買ってビンに入れてある。
小豆はご飯に炊き込んでいます。

ちょこちょこといろいろなものを作って食卓に並べると、
すぐ1汁6菜、7菜なんかになってしまう。
ほんとに一口ずつなのだけど。
ほぼ和食で、おいしくて仕方ないのがかえって困る。
鍼の先生から食べすぎ禁止令が出ているので。


写真は、近所の人にもらった丸々太ったネギ。
今日食べない分はひとまず庭の土の中に。

春分の日の花粉症、びわの葉茶、など

2012-03-20 | めぐる季節と自然
本格的に花粉症。
毎年春分の日頃、花粉症がひどくなる。
この時期になると毎年「祝島・びわの葉茶」でこのブログを検索する人が多くなる。

花粉症も年々軽くなってきているような気がしないでもない。
そのため、私自身は祝島のびわの葉茶を飲まなくなっているけれど……
あのお茶、色がきれいなのですよ。ほんとうに美しいオレンジ色。
もちろん味もバツグンにいい。
今頃の瀬戸内は暖かく花いっぱいでしょうね。行きたいなぁ。


はやくも、昼のほうが長い今日このごろ。
でも今朝は寒くて目が覚めました。霜が下りていました。
夜中、ケロケロ泣くカエルの声がしていた。

庭のツツジなんかの生い茂っているのを、パチパチと切る。
ほんとは今は切るのには一番よくない時期だけど
4月過ぎてわんさか茂ってくると見通しが悪いし
さらに虫が出てきたりすると
もう切るのは大変。

これからまた虫いっぱいの時期が来ると思うと
ユーウツになるけど、その前に来る色とりどりの春を
楽しまなければ。

桜、水仙、なるべく遅く咲いてほしい。


写真は、文章とは全く関係ないけれど
1つだけ成長したシイタケ。半月ぐらい前。
直径20cmぐらいありました。
寒い時期なのによく育ったものです。

春の彼岸に、仏教徒になる?

2012-03-19 | なんとなく報告
私は極めて信仰深くない人間である。

インドネシアに行くと、あんた何教?と聞かれるけど、答えに困ってしまう。
実家にはちゃんと仏壇があって道元さんともう一人なんとかさんと
ご先祖さんが祀ってある。
すなわち曹洞宗のお寺さんの檀家である。
しかし私はこれまで仏教を信仰してきた覚えはない。
もちろん親戚のお葬式は仏式で行ってきたけど。
うちにミニ道元さんがいるなんてついこの前まで知らなかった。
仏教やお寺には全く関心がなかった。

じゃあシントウ?と聞かれると、神道でもない、と言わざるを得ない。
近所には鎮守の社があってお祭りもあって、道端にはいろいろな神様が祀ってあって、それらに手を合わせるのが一番しっくりくる。しかしそれは本来「神道」と呼ぶようなものではなく、「自然教」といったほうが近い。
神道としてヤマトタケル命とか天照大神などを身近な神様として信仰してはいない。

なので、つまり私は「自然教」だと答える。


さて、
昨年から私が家もボチボチ世代交代の時代となり、たびたびお坊さんにお経を上げてもらったり、お寺に赴いたりする機会を得るようになった。

昨日は彼岸の入り。
いっちょお墓参りにでも行きますかと、愛知県の海辺にあるお寺に行ったわけです。
自主的にお墓参りに行こうなどと思ったのはほぼ初めてである。
人間変われば変わるものです。

--しかしわが父は「おとうさんは用事ないもん」などと、考えられないような発言をして、お寺参り~父の妻の墓参りなんだけど~を拒否した。父の親兄弟のお墓参りも「だって寒いがね」と拒否した。お寺やお墓に行かない主義なのはかまわないが、その理由が「用事がない」とか「寒い」だとかいうのは、どうなんだろう??

で、お寺では昨日彼岸法要というのをとりおこなっていた。
まずは、控え室で精進料理をいただいた!
これうれしかったですねぇ。お寺手作りのちょっとしたものなのだけど、
私の好きなものばかりで、ご飯もピカピカでほんとにおいしい!
これだけで、「またお彼岸には来たい!」と思ってしまいました。

見たことのないわらじの形のひりょうずの煮物、ひじきと油揚げと人参の炒め煮、金時豆の甘煮、ほうれんそうの胡麻和え、たくあん、里芋のお味噌汁。要するに、仏様にお供えするものと同じです。
あ、いや、人間が食べるものと同じものを仏様にお供えしているわけですね。


その後、お経。
7人のお坊さんが、鉦や銅鑼や太鼓を鳴らしながらお経を唱えたり、お香と筆でおまじないをしたり、ぐるぐる回ったり……
一番中心のおっさまは鮮やかなオレンジ色の衣装を着ているし、お堂の飾りつけも金やら朱やらできらびやか。
お坊さんたち、楽団みたいだし。

バリでヒンドゥーのお祭りに遭遇して、その様子がもの珍しく、驚いて、見物させてもらったけど、日本でもやってるじゃないですか! バリほど大掛かりではないけど。
こういうところを外国人が見たら、やっぱり驚いて、大喜びで写真をパチパチ撮ったりするのでしょう。
そして、こういうことは、外国人には多分ほとんど知られていないし、観光客の目に触れることはまずないでしょう。


そして、ほかの檀家の人たちと一緒に本堂に行儀良く坐っていると、なにやら、
「もしかして私は仏教徒なのかもしれない……」という気持ちになったのでした。

いや、いやでも仏教徒の気分にならざるを得なかったといえましょう。
こうやって宗教って家のなかで継承されていくのですね。
その後、初めて知ったけど、檀家の互助会費というものの集金があって、6000円払いました。仏教のシステムに組み込まれる方法が分かったというわけです。



写真は、インドネシア・バリ島 ヒンドゥー教の大祭の日、お供えの入ったかご。



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山里の聞き書きとクローズアップ現代

2012-03-14 | なんとなく報告
今日のNHKクローズアップ現代で、伝統的知恵とこれからのテクノロジーを扱っていた。
私たちが山里の聞き書きでやってきたことと非常に近いところにある話。

仲間に観るように勧めようと思ったら、今、クロ現って再放送やってないんですね……


山里の聞き書きでは、山里の(主に)お年寄りのお話を
すでに5冊の本にしているけど
聞いた話をアウトプットにする方法はいろいろ考えられる。
いろいろなアウトプットとかかわり方を今後もっと考えていきたいと
いい刺激になった。


今日もとてもいい天気。でもやっぱり寒かった。
大嫌いな事務仕事で一日暮れる。
時間がかかるわりにこなした量は微。
ほんとに苦手だと実感。
できればやりたくない。
頭痛もこれが原因で起こることが多い。

チューリップ、ほか

2012-03-13 | 植物
今日は久しぶりにすっきりした青空。
家の中から外を見ていると、オオイヌノフグリなどちらほら咲いているし
うららかな感じがしますが、外に出るととても寒い日でした。

今年はなぜかチューリップが安いような気がする。気のせい?
花屋さんでも1本150円だったし、この写真はスーパーで5本298円だったもの。
安かったので2束買った。

チューリップってどうしてこんなかわいい形をしているのだろう。
他にあまり例を見ない花の形。普通にユリ科なんだけど。
この独特のフォルム。バランス。曲線。
原種を原産地で見てみたい。野原に咲いているのを。

花屋さんで買うより球根のほうが安いと思ったので、今年は(昨年の)秋に
球根を50個ぐらい買って花壇に仕込んである。
全部芽がでてきた。
でも何だか、数週間後の私がちょうど留守をしているときに
全部咲きそうないやな予感……


ブログに書きたい話題はたくさん。。
中津川市長選のこと、リニアのこと
震災のこと、
インドネシアで見聞したこと、
などなど……しかし
書かずに寝てしまう毎日……
眠い。春のせい?


一つだけ
東電って、原発事故のこと、まるで人ごとなのでしょうか?
被曝したがれきのことも、東電がもっと奔走すべきだと思うけど
どうして政府だけが動いているのだろう。
政府は日本国民全員から徴収した税金で仕事しているのですよ。


雪の日ですが

2012-03-12 | めぐる季節と自然
暖かい日が続き、雨の日が続いたと思ったら、今日は朝から雪がちらついています。

青物の野菜がなくなったので買い物に行こうと思ったけれど、寒さにひるんで中止。
緑黄色野菜はニンジンで間に合わせることにする。

家の中に入れたレンギョウが一斉に咲いてきました。

リコーGX200 マクロのピント

2012-03-08 | なんとなく報告
ずっと前に、リコーGX200のピントが合いにくいという記事を書いたことがある。

マクロモードでの撮影……合いにくい、というより、合いません。

3日前の記事のクロッカスは、マニュアルフォーカスで撮ったもの。
まあそれも上手に撮れているとはいえないけど、
花の中のどこかには何とかピントが合っているといえる。

これをオートフォーカスで撮ると、全くピントが合いません。ボケボケ。
シャッター半押しにした状態で、ビューファインダーで見ると合っている
ので、シャッターを切ると、思いっきりぼけている。
もちろん、ピントを合わせたい花の部分を真ん中にしている。
手ぶれしたのかしらと思って、何度も撮り直すけど
何度やっても同じで、シャッタースピードは1/200をはるかに超えるぐらい速い。
少しぼけている、ぶれているという程度ではなく、大きくぼやぼやなのである。

カメラがピントを合わせることができないのだと断言できる。

ただ、クロッカスの葉っぱ部分に合わせようとすると、うまく合う。
緑と白のコントラストの強い縦線。
つまり、被写体の模様によって、合わせられるものもあるということだ。

正直に言わせていただくと
合わないことがある、というより、合うことがある、と言ったほうがいい。

これをメーカーに出しても、こういうカメラですと言われるだけだろうから
持って行かない。故障ではなく、こういう能力なのだと思う。


この程度の花の撮影でピントが合わないようでは、困る。

このカメラ、とてもいい面を持っていて、たとえばAEL(露出固定)が使えたり、操作性がとてもよかったりする。
そしてときどきとてつもなくきれいに撮れたりするのだけど、
「時々」である。不意に、と言ってもいい。
一応コンパクトデジカメ(かつてバカチョンとも言われた)なので、バカでもチョンでも9割方上手に撮れることが必要条件のような気がする。

一眼レフはカメラに凝る人や難しい条件でも撮らねばならぬプロのための難しいカメラ、コンデジは簡単に楽しく撮れればいいという人のカメラ、
という方向なのだと思うけど、最近のコンデジは光などが難しい条件でなければとてもきれいに撮れる。
リコーのこのカメラは、そのどちらでもない。
操作が難しくないけど、言うことをきかない。
今まで、とてもいいヤツなんだけど気難しい、機嫌の取れない私が悪い、なんて思っていたけど
ここまで気難しいと、もうわたくしもあきらめの境地。
それでも決してキライではなくて、いまだ手放す気にはなれないのだけど。

手放す気になれないのは、高かったからということもあるかも。
当時10万円ぐらいしたのだから。
これ、詐欺にはまっていく人の心理か?
元を取るまで足が洗えないという。


フィルム時代にカメラを始めたけど、当時はカメラがこんなに難しいものだとは思っていなかった。
先生についていたこともあって、最初からいいカメラに出会えたのだと思う。
(今はなきcontaxにタムロンのレンズを着けていた。でもすばらしくきれいに撮れた)
ああそれにあの頃はオートフォーカス使ってなかった……

今、一眼レフもレンズが壊れたり、別のレンズは本体との相性がいまいちだったりして
苦闘中。
新しい一眼と、新しいコンデジ、両方ほしい……。

体を冷やす食べ物・ココナツ

2012-03-06 | たべもの・台所
前にアボガドが体を冷やすかも、と書いたけれど、
やっぱり冷やす。と思う。
インドネシアでアボガドを食べた日、夜中体が冷えて眠れなかった。
赤道のすぐ近くでもそういうことがあるのだ。
ストーブがないからあたたまりようがなかった。

で、ココナツも、熱帯の植物であり、体を冷やすだろう、
と容易に推測できるわけで、その推測は正しい。と思う。
とても暑い日、海辺を走っていて(バイクで)、のどが渇き
ココナツジュースの屋台がたくさんあったので
注文する。
ココナツ1個って、巨大で、中には1リットルぐらいのココナツ液があるようだった。
100CC飲んで捨てるというのも忍びないので(もともと私は水をガブ飲みしないタイプ)、飲めるだけたくさん飲んだ。
すると10分ほどして急速に体が涼しくなってきて
やがて手足の先がヒヤヒヤと冷えてきた。

植物の力すごい。
良くても悪くても、自然とのつながりを感じます。

野菜の保存・冷蔵庫の外で

2012-03-05 | たべもの・台所
とある出来事があって、現在冷蔵庫稼働中……

とある出来事とは……機会があれば書くこととして。

実家に帰ると、当然のようにそこには立派な冷蔵庫があり、
買ってきた野菜など入れてみると、まあなんと便利なことか!
今さらながら文明の力に感激!
「科学」「発展」っていいですねぇ(笑)。
人間はエライ!
冷蔵庫はスバラシイ!

発展しすぎて味とか香りとかゆらぎとか、何だか大切なものを失って無味乾燥化していると感じていた日本。
しかし、インドネシアに行ってみると、日本ってエライですぞ!
(あ、いや、インドネシアを絶対否定しているわけではありません)

そんなことは、普通の日本人ならみんな知っていることと思われるが
知らなかった私。
やはりかなりのアホである。

最近つくづくそう思う。


要するに、普通でない日本人……

で、ここまで前置き。
---

実家で冷蔵庫の便利さに感激し、
自宅でも晴れてスイッチを入れてもらって
無駄な白い箱から再び冷蔵庫となった箱にモノを入れてみて、
感涙にむせんだものの
初心を取り戻し、冷蔵庫への反抗をそれなりに敢行中。

青物の野菜は、できるだけ生かして保存する。

特にネギ。これは実は冷蔵庫とはあまり関係ないのだけど、
秋の終わりなどの植え替え時期に、近所の人からバサっと束で
10本ぐらいのネギを根つき土つきでもらうことが毎年のようにあって
それをそのまま冷蔵庫に入れてしまうと、やがては青いところがカサカサにひからびて、食べないうちに食べられなくなってしまう。

で、小型のバケツ的なものに少し水を入れてネギを突っ込んでおけば
部屋の中でずっと生きていてくれる。
その生長たるや、すごいもので
毎日のようにせっせと青いところをちぎって食べているのに
2日もすれば、わさわさとまた青く伸びているのである。
洗う必要もない。
そういうわけで、冬中ネギは買わずに済んでいる。

冷蔵庫に入れていた時代がウソみたい。

ただ、さすがにへなへなして香りが薄いのが難点なので
米のとぎ汁など与えてみた。多少はましになるか。

ネギ以外に、小松菜やチンゲンサイも、根元が少し水につかるようにして
置いておく。
窓辺で光を浴びている。


青物ではないが、キノコ類は、そのままザルの上に放置。
少しずつしなびてくるけど、腐らないのが不思議。
冷蔵庫に入れても5日もすれば腐りかけてくるのに。
部屋の中がそれほど寒いわけではない。
それにしなび方はそれほど激しくはない。
見えるところにあると、使い忘れて腐らせるということもなくなる。


野菜ではないけど、油揚げ。
これも乾燥保存法が今のところいい感じ。
私はきざみ油揚げを愛用していて、今までは冷凍して、必要なときに取り出してお味噌汁などに投入していたのだけど、冷凍すると、戻ったときの風合いがなんとなくショボい。弾力がない。
冷蔵庫に入れておくと、これも5日ほどで赤いカビが生えてくるか、腐ってくる。

ザルに広げておくと、半日でカラカラに乾燥する。驚く早さ。
それをそのままビンに入れて保存しておけばよい。もちろん長期はあまりよくないだろうけど。戻したときの風合いも冷凍のよりずっとよい。
どうしてこんな簡単なことに今まで気づかなかったか、いや気づこうとしなかったか
やはり不思議である。
それより、どうして乾燥あぶらげを売っていないのかも不思議。
出荷やお店に並べて管理するのも楽なのに。

本当に春 黄色い春

2012-03-04 | めぐる季節と自然
毎日ウグイスがしきりにさえずっている。
一気に暖かくなって、あっという間に春になった。

今年は特別に寒い冬だったらしいけど、3週間インドネシアにいた私は、そんなことは知らない。


数年前まで、毎年2月3日頃突然咲いたクロッカスが、
去年からは3月3日に開花。今年も。
なぜ1カ月遅れになったのか、不思議。

2月3日だと、真冬なので、突然春が訪れた、と感じるのだけど
3月3日のは、今か今かと待ちわびた後の開花となる。


2月になると黄色いチューリップが恋しくなる
前にも書いたけれど
チューリップの花咲くような明るさであなた私を拉致せよ2月 俵万智

黄色とは書いてないけれど、このチューリップは私の中では黄色に決まっている。

2月から3月のイメージは黄色。
まだ咲いていないレンギョウの枝を切って、家の中に生けた。
やがて咲いてくるだろう。