山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

コオロギ

2007-08-30 | めぐる季節と自然

カエルの声がいつのまにかコオロギにとって代わられました。
ヒグラシも聞こえなくなりました。

事務所の玄関のすみっこで、ミツカドコオロギらしきちりりりりりりりという声が聞こえます。
家の部屋のすみっこで、エンマコオロギが鳴いています。

すっかり涼しくなり、もうすぐストーブがほしくなるのです。

表浜にブナの実漂着

2007-08-24 | めぐる季節と自然
太平洋側の浜に、木の実がいろいろ漂着してました。
左の一番大きいのはオニグルミ、右下の方の黒っぽいのはヒノキ、上の割れた形をしているのは、ブナの実の殻斗です。
山の奥から水に流されてたどりついたのでしょう。
ブナの生えているような奥山は、ちょっとやそっとの近所ではありません。
長い旅です。
水は明らかにものを運ぶ動力になっています。

表浜は水に運ばれてきた砂が堆積してできていますが、最近はダムができたりして砂が運ばれなくなり、削り取られる一方で、浜がやせてきているということです。
日本中でそういうことが起こっています。
それで、上流のダムにたまった砂を重機ですくい出して大きな自動車で運ぶという試みもあるようです。
本来水が動力として運んでいたものを、人工的に止めて、化石燃料を使って人工的に運んでいるということです。

木材も昔は川で運んでいたのですが、今は大雨が降ると切り捨て間伐材がダムを覆い尽くすようにたまります。そのままダムを決壊させて流すと下流まで運ばれるという理屈ですが、そういうわけにはいきません。
昔の木材の川流しはこのしくみで川をせき止めては決壊させるやり方でやっていたのです。
今は、川はどんどんせきとめて、モノは陸上でガソリン使って運ぶのです。


こういったことを宇宙人が地球の上の方から見ていたら、人間ってオカシイなーと思うでしょう。

表浜 ウミガメの足跡

2007-08-24 | めぐる季節と自然
20日ほど前、愛知県の表浜(渥美半島の太平洋側)で、ウミガメの足跡です。
環境教育の仕事で、また行きます。

私が初めて海に帰っていくウミガメを見たのは、愛知県渥美半島の伊良湖沖の神島(三島由紀夫の潮騒の舞台、島は三重県に属する)ででした。

雨が降りました&サンショウウオ

2007-08-22 | めぐる季節と自然

一昨日はゴロゴロいっただけで降りませんでしたが、昨日は待望の夕立が来ました。植物たちは大喜びしていました。

8月5日の山行で、標高1600mぐらいの湧水池に、サンショウウオがいました。もっと下の沢の水たまりにもいましたが。
5cmぐらいしかない小さいのでした。図鑑で見たところ、ハコネサンショウウオというのに近いようですが、確信はありません。
つかまえようとしましたが、意外にすばしっこく、水も冷たすぎて手をひたしていられないので、できませんでした。

雨を待っています

2007-08-20 | めぐる季節と自然

雷が鳴り始めました。
西の方の山里に住んでいる友人から、夕立が来ているとメールがありました。
ずっとずっと雨が降っていないのです。
もう記憶に無いぐらい以前から降っていない。
先日訪れた坂折棚田でも同様ということでした。

暑い夏には夕立が毎日のように来るものですが
今年は降りません。
雷だけでなく、ざーっと降ってくれることを祈ります。

イケマの花、これも花火

2007-08-18 | 山里

イケマというガガイモ科の植物の花。
昨年の7月にアイヌの手工芸を紹介したときに、出てきた植物です。
この根を乾燥させ、ビーズのようにつないで魔よけを作ります。

これもまた花火のような花です。
葉の緑が濃いので、白い花はよく映えて山道を飾ります。

イワセントウソウ

2007-08-18 | 植物

8月5日の山行で出あったイワセントウソウです。
イワセントウソウはセリ科の植物の中でも特に小さなものです。5月の初めごろ、登山道わきなどで花を咲かせているのによく出会います。
今は種になっています。先日掲載のミツバもそうですが、セリ科の花は白い小さな花の集まりで、上手な丸い形になっています。特にこれから咲くオオバセンキュウなどは、半球上の大きな花火のようです。

このイワセントウソウは、花は小さな花火のようですが、種は線香花火の終わりがけのように、外に向かって線を描いています。

大きな木の洞の入口のコケの上で、スポットライトを浴びてすっくと立っているかのようでした。

山が重なる

2007-08-17 | 山里

山々が重なっています。
山の向こうに山があり、そのまた向こうに山があり、
最後の山の向こうには、どんな村があるのでしょうか。
山のひだの間には、どんな山里があるのでしょうか。

遠くへいくほど、律儀に色が薄くなります。

わが田んぼでも伸びてます

2007-08-17 | 山里

わが田んぼでもちゃんと出穂しています。
3人でやっています。それぞれ勝手にいろんな苗を持ち寄ったので、高さがバラバラです。周りはミネアサヒがほとんどですが、モリ嬢の持ってきたコシヒカリは丈が高いはずだし、私が1本植えしたミネアサヒもなぜか盛り上がってます。16本に分ケツしてました。

稲の合間に、ヒナガヤツリ、ヒメテンツキ、ホタルイが生えていました。

田んぼに生えるのはイヌホタルイが多いらしいのですが、北隆館の図鑑によると、湧水のある山間のため池や無農薬の田んぼには、ホタルイが見られることがある、とのこと。
全くそのとおりです。
湧水で涵養している山間の田んぼで、無農薬です。

ホテイアオイ

2007-08-17 | 山里

1枚の田んぼは、石積み塾の講師の方の熱い思いで、ホテイアオイ畑になりました。
特定外来種を植えるなんて……と思いましたが、
やっぱりそれなりにきれいですね。
坂折では冬越しできません。

仲間のコナギの花は見られませんでした。

お米を盛大に生産中

2007-08-17 | 山里

坂折棚田。あたり一面で、盛大にお米を製造しています。こんな光景が日本中にあります。
日本では今、ものすごいイキオイでお米ができてきているのです。
コメ、コメ、コメです。
日本は水の国、そして米の国です。