インドネシア・スラウェシ島センカンには広大な湖があります。湖というより、湿地帯です。
そこには水に浮かんだ家があります。雨期と乾期で岸辺が前進したり交代したりするので、それにあわせて家を移動させ、漁をしています。
家の床や壁は竹でできていて、竹テラスの上で魚を干して干物をつくり、出荷するそうです。
この地方には元来竹がないので、山岳地域から竹のいかだを組んでその上に人が乗って竹を運んできて、ここで売るのだそうです。
そんな話がものすごく面白く感じられたのでした。
そこには水に浮かんだ家があります。雨期と乾期で岸辺が前進したり交代したりするので、それにあわせて家を移動させ、漁をしています。
家の床や壁は竹でできていて、竹テラスの上で魚を干して干物をつくり、出荷するそうです。
この地方には元来竹がないので、山岳地域から竹のいかだを組んでその上に人が乗って竹を運んできて、ここで売るのだそうです。
そんな話がものすごく面白く感じられたのでした。
この壁は竹じゃなくてラタンだ、といわれました。
でも別の人によると、ラタンじゃなくて竹だ、といわれました。
ラタンといわれるとラタンのようです。
最初に泊まったホテルの壁なのでラタンかもしれません。
ラタンは高い山の奥の方にしかないと聞きました。
インドネシアではいろいろな情報が錯綜して、よく分からないときがあります。
でも別の人によると、ラタンじゃなくて竹だ、といわれました。
ラタンといわれるとラタンのようです。
最初に泊まったホテルの壁なのでラタンかもしれません。
ラタンは高い山の奥の方にしかないと聞きました。
インドネシアではいろいろな情報が錯綜して、よく分からないときがあります。
ブタの家の次は、人間の家です。
インドネシア、スラウェシ島の民家は、木の板を使った家もありますが、竹を多用した家もたくさんあります。多分竹の家の方が伝統的だろうと思います。もっとも、竹はスラウェシ島のどこでも採れるものではありません。山間部にはあるけど、例えばセンカンという湖のほとりの町には竹はないそうです。
この写真はセンカンの街の中の民家です。
通常、1階部分は作業場などになっていて、人は2階に住んでいます。
床は竹を割ったものを敷き詰めてできていて、青竹踏みみたいに
足の裏がここちよく刺激されます。
絶対健康によさそうです。
風通しもよく、いい感じです。
インドネシア、スラウェシ島の民家は、木の板を使った家もありますが、竹を多用した家もたくさんあります。多分竹の家の方が伝統的だろうと思います。もっとも、竹はスラウェシ島のどこでも採れるものではありません。山間部にはあるけど、例えばセンカンという湖のほとりの町には竹はないそうです。
この写真はセンカンの街の中の民家です。
通常、1階部分は作業場などになっていて、人は2階に住んでいます。
床は竹を割ったものを敷き詰めてできていて、青竹踏みみたいに
足の裏がここちよく刺激されます。
絶対健康によさそうです。
風通しもよく、いい感じです。
前回の記事のパピオンですが、何度も食べる機会がありました。
タナ・トラジャに着いた日、この名物料理を絶対食べねばならない!と、それを出しているレストラン(Pia's & Popies)に直行し、メニューを見るまでもなく迷わず注文し、ノルマを果たしたのですが、翌日でかけたお葬式でちゃんと出てきました。ちなみにトラジャのお葬式は観光資源にもなっていて、観光客参加自由なのです。
結局レストランで高いお金を払って食べる必要は全然なかった。そもそも、パピオンはレストランで食べるより野外で食べる方が似合うものなのです。
※Pia's & Popiesはすばらしいレストランで、これをけなしているわけでは全然ありません。このお店はランテパオという街で一番おいしいという定評がありました。多分そのとおりだろうと思います。
ちなみにここはホテルでもあり、私がずっといたところです。値段と中身のバランス的に最高なんじゃないかと思ってます。
今日の写真は、ブタ小屋です。
その柵は、もちろん竹で作られています。
ブタ小屋全然臭くなく、とおりかかっても気づかないほどでした。街の中、ちょっと大通りをはずれると、あちこちにこれがあります。
タナ・トラジャはお葬式が盛んで(へんな言い方ですが)、「香典」はブタなのでブタの需要が高いのです。それでブタを飼うのはとてもいいビジネスだということ。あるガイドは、ガイドをする傍らブタが飼えれば生活が楽になるのに、でも土地がないので飼えないと言っていました。彼の試算を聞くと、確かにもうかりそうです。
そういうわけで、みんなちょっとした土地があればブタを飼うって感じです。
で、タナ・トラジャの朝はブタのギャーギャー騒ぐ声で始まります。
別の町にいったとき、ブタの鳴き声で起こされないので驚いたものです。
女の人たちは、道端や畑でサツマイモの葉を摘むのが日課です。ブタのえさです。
タナ・トラジャに着いた日、この名物料理を絶対食べねばならない!と、それを出しているレストラン(Pia's & Popies)に直行し、メニューを見るまでもなく迷わず注文し、ノルマを果たしたのですが、翌日でかけたお葬式でちゃんと出てきました。ちなみにトラジャのお葬式は観光資源にもなっていて、観光客参加自由なのです。
結局レストランで高いお金を払って食べる必要は全然なかった。そもそも、パピオンはレストランで食べるより野外で食べる方が似合うものなのです。
※Pia's & Popiesはすばらしいレストランで、これをけなしているわけでは全然ありません。このお店はランテパオという街で一番おいしいという定評がありました。多分そのとおりだろうと思います。
ちなみにここはホテルでもあり、私がずっといたところです。値段と中身のバランス的に最高なんじゃないかと思ってます。
今日の写真は、ブタ小屋です。
その柵は、もちろん竹で作られています。
ブタ小屋全然臭くなく、とおりかかっても気づかないほどでした。街の中、ちょっと大通りをはずれると、あちこちにこれがあります。
タナ・トラジャはお葬式が盛んで(へんな言い方ですが)、「香典」はブタなのでブタの需要が高いのです。それでブタを飼うのはとてもいいビジネスだということ。あるガイドは、ガイドをする傍らブタが飼えれば生活が楽になるのに、でも土地がないので飼えないと言っていました。彼の試算を聞くと、確かにもうかりそうです。
そういうわけで、みんなちょっとした土地があればブタを飼うって感じです。
で、タナ・トラジャの朝はブタのギャーギャー騒ぐ声で始まります。
別の町にいったとき、ブタの鳴き声で起こされないので驚いたものです。
女の人たちは、道端や畑でサツマイモの葉を摘むのが日課です。ブタのえさです。
スラウェシ島、タナ・トラジャ地方の代表料理№1、パピオン。
竹筒の中に豚肉や水牛の肉、ときに鶏肉と、マヤナというシソの仲間と、ココナツミルクをなんかを入れて蒸し焼きにする料理です。筒の上はバナナの葉でふたをします。
もちろん焚き火で加熱しますが、その燃料にも竹がふんだんに使われます。竹は油を多くもっているので盛大に燃えます。
レストランで注文したら、この竹筒1本分が1人分として出てきて、それは大変な量でありまして(絶対2人分だと思った)、私は少しつついただけで降参しました。
中身が肉じゃなくて魚とかちがう野菜というのも作ってほしい……
これは日本でもやれます!
実際、日本でもやったことあります。アウトドアでは定番ものともいえる。
お米を入れて炊いたり、卵焼きを作ったり。
その場合は竹を横にしてました。
なので、縦、というのが新鮮でした。
そして、これはお葬式とか結婚式とか、そういうハレのときのごちそうのようです。
竹筒の中に豚肉や水牛の肉、ときに鶏肉と、マヤナというシソの仲間と、ココナツミルクをなんかを入れて蒸し焼きにする料理です。筒の上はバナナの葉でふたをします。
もちろん焚き火で加熱しますが、その燃料にも竹がふんだんに使われます。竹は油を多くもっているので盛大に燃えます。
レストランで注文したら、この竹筒1本分が1人分として出てきて、それは大変な量でありまして(絶対2人分だと思った)、私は少しつついただけで降参しました。
中身が肉じゃなくて魚とかちがう野菜というのも作ってほしい……
これは日本でもやれます!
実際、日本でもやったことあります。アウトドアでは定番ものともいえる。
お米を入れて炊いたり、卵焼きを作ったり。
その場合は竹を横にしてました。
なので、縦、というのが新鮮でした。
そして、これはお葬式とか結婚式とか、そういうハレのときのごちそうのようです。
しばらく、ヒマがあったら、タナ・トラジャを中心としたスラウェシの竹利用を掲載します。
前の記事の続きです。
お葬式に運び込まれたブタ。ランテと呼ばれる式場の中や裏のあちこちに、こんなふうにブタが寝かされています。
まもなく生き物から「豚肉」になります。
一応いけにえって呼ばれているようなので、きっと彼らのステージは上がるんだと思いますが、お葬式の雰囲気からは、聖なるいけにえっていうのではなく、景気良く「と殺」され大喜びでガツガツ食われる、って感じでした。
市場で買われて運ばれてくるときもこんな感じで縛られています。
一見おとなしくしているようですが、ちょっとつついたりすれば、ものすごい勢いで鳴き叫びます。
ちなみに、スラウェシでも、白豚より黒豚の方が高価だそうです。水牛は逆です。白豚はほとんど見ませんでした。
お葬式ではブタも盛大に消費されますが、竹も盛大に消費されます。
タナ・トラジャからお葬式がなくなったら、竹林が拡大するかもしれません。
もっとも、ここの竹は株になっていて、広大な竹林というものは存在しません。どのような拡大の仕方をするのか、私には今のところよく分かりません。
前の記事の続きです。
お葬式に運び込まれたブタ。ランテと呼ばれる式場の中や裏のあちこちに、こんなふうにブタが寝かされています。
まもなく生き物から「豚肉」になります。
一応いけにえって呼ばれているようなので、きっと彼らのステージは上がるんだと思いますが、お葬式の雰囲気からは、聖なるいけにえっていうのではなく、景気良く「と殺」され大喜びでガツガツ食われる、って感じでした。
市場で買われて運ばれてくるときもこんな感じで縛られています。
一見おとなしくしているようですが、ちょっとつついたりすれば、ものすごい勢いで鳴き叫びます。
ちなみに、スラウェシでも、白豚より黒豚の方が高価だそうです。水牛は逆です。白豚はほとんど見ませんでした。
お葬式ではブタも盛大に消費されますが、竹も盛大に消費されます。
タナ・トラジャからお葬式がなくなったら、竹林が拡大するかもしれません。
もっとも、ここの竹は株になっていて、広大な竹林というものは存在しません。どのような拡大の仕方をするのか、私には今のところよく分かりません。
インドネシア、スラウェシ島タナ・トラジャは竹の国です。
生活の中に竹があふれています。
とにかく、竹、竹、竹!です。
トラジャ人は稲作民族ですが、わらは全部田んぼに入れて肥料にするか少し水牛に食べさせるだけで、日本人のように大切に縄をなったりものを縛るのに使ったりはしません。
代わりに竹を使います。
私がこの地方で強い印象をもった3つのうちの1つが、竹の利用でした。
帰ってきて、『竹の民俗史』という、持っているだけで読んでなかった本を見ると、竹利用の代表的民族の一つとして、ちゃんとトラジャ族のことが書いてありました。その本に選ばれた2つのうちの一つなんだからたいしたものです。
この写真は、ランブーソロという村行事的なお葬式で、供物の豚が運び込まれるところ。
生活の中に竹があふれています。
とにかく、竹、竹、竹!です。
トラジャ人は稲作民族ですが、わらは全部田んぼに入れて肥料にするか少し水牛に食べさせるだけで、日本人のように大切に縄をなったりものを縛るのに使ったりはしません。
代わりに竹を使います。
私がこの地方で強い印象をもった3つのうちの1つが、竹の利用でした。
帰ってきて、『竹の民俗史』という、持っているだけで読んでなかった本を見ると、竹利用の代表的民族の一つとして、ちゃんとトラジャ族のことが書いてありました。その本に選ばれた2つのうちの一つなんだからたいしたものです。
この写真は、ランブーソロという村行事的なお葬式で、供物の豚が運び込まれるところ。
スラウェシ島の道端でたくさん見られた野生のアサガオです。
台北にも同じようなのが咲いていました。
日本みたいに園芸植物になってアサガオ棚を作ってたりはしないし
日本みたいに大輪のきれいなのが育てられていたりはせず
このアサガオしかありませんでした。
その代わり、カンクン(空心菜)が田んぼのふちで咲いていました。
アサガオそっくりでした。
カンクンがこの仲間とは全然知らず驚きました。
台北にも同じようなのが咲いていました。
日本みたいに園芸植物になってアサガオ棚を作ってたりはしないし
日本みたいに大輪のきれいなのが育てられていたりはせず
このアサガオしかありませんでした。
その代わり、カンクン(空心菜)が田んぼのふちで咲いていました。
アサガオそっくりでした。
カンクンがこの仲間とは全然知らず驚きました。
スラウェシ島、特に山岳地域で一番多く見かけた花です。
ホウセンカ、ツリフネソウの仲間で、山すその水が浸み出してくるようなところ、まさに日本の山ならツリフネソウが咲いているようなところに、よくありました。
半日陰を好むのは、園芸植物のインパチェンスと同じ。
インパチェンスと似ていますが、色と形が少し違います。
帰ってきたら、中津川市役所の前の花壇にたくさん植えられていて
「サンパチェンス」と札が立っていました。
このように、スラウェシには日本の園芸植物になっている花が多くありました。
本日苦手な申請事務の仕事で疲れています……
ホウセンカ、ツリフネソウの仲間で、山すその水が浸み出してくるようなところ、まさに日本の山ならツリフネソウが咲いているようなところに、よくありました。
半日陰を好むのは、園芸植物のインパチェンスと同じ。
インパチェンスと似ていますが、色と形が少し違います。
帰ってきたら、中津川市役所の前の花壇にたくさん植えられていて
「サンパチェンス」と札が立っていました。
このように、スラウェシには日本の園芸植物になっている花が多くありました。
本日苦手な申請事務の仕事で疲れています……
この写真は、タナ・トラジャの結婚式で、男の子の正装です。
大人はこういう色の服は着ません。
結婚式でもこの格好でした。
今日名古屋・栄のアジア製の雑貨を売っているお店で、この子たちの着ている服と同じ柄の布でできたバッグを発見しました。
同じなんだろうか……
そうだったら、布の由来とか、バッグの札にでも書いておいてほしかったなぁ。
大人はこういう色の服は着ません。
結婚式でもこの格好でした。
今日名古屋・栄のアジア製の雑貨を売っているお店で、この子たちの着ている服と同じ柄の布でできたバッグを発見しました。
同じなんだろうか……
そうだったら、布の由来とか、バッグの札にでも書いておいてほしかったなぁ。