山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

梅不作

2020-06-22 | 植物利用

6月15日に梅を収穫。

かなり落ちてしまったと思っていたけど、まったく落ちてはおらず、もう少し熟してもいいぐらいだったけど、枝を動かすといくつか落ちるものもあるので、ジャストな日だったといえるだろう。

今年は梅が不作なのだが、和歌山県の南高梅本場の知人も不作だと言っていた。そのため高いのだけど、売る梅がないと。ただ、不作だといっても、微妙な場所の違いや木の違いによってたくさん採れるところもあるようなので、和歌山の南高梅産地でも採れているところはあるかもしれない。

うちでは木1本で大きいバケツに7分目で、5.5kgだった。毎年これぐらいあればちょうどいいと思う。

1カ月前の予想通り、梅の木の下の草刈りして準備などしていなかったから、梅採りはやはり梅の下の整備から始まった。そして、伸び放題の梅の枝を切る。剪定は秋か冬にした方がいいが、ここ数年は梅を採るときに枝を切って剪定したことにしてしまう。まったく、横着である。

梅の木の下に生えているのはミョウガとフキで、一時期ミョウガが旺盛になったが、今年はフキの勢いの方が強い。それなりに勢力争いがあるようだが、どちらにしても茂りすぎているので鎌で刈ってしまう。そのような有用植物を刈ってはいけない気がして、以前はそれらを踏まないように梅採りしていたが、結局踏みしだかれて見るも無残になってしまうので、ある程度刈り取った方がいいということになった。

そうして、草を刈り、枝を切り、梅をもぎとると疲れ果てるのだが、何とか梅を洗って竹串でぷちぷちぷちぷち刺したあたりで力尽き、結局梅は冷凍した。冷凍庫が満杯になってしまった。

一昨日、冷凍庫から2キロ取り出して、氷砂糖で漬けたところである。知人から智頭町の有名なタルマーリーのパンが大量に届き、それを冷凍するのに梅を出さざるを得なかったのである。

そもそも梅酒や梅ジュースは保存食なのだから、電気を使って冷凍などしないで、どんどん漬けていくのが正しい。しかし、冷凍してから梅ジュースにするのは、液が早く上がってくるので、やはりうまくいく。

 

写真は、よその家の小屋。

 

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イタリアンパセリがわさわさ

2020-06-20 | 植物

放置してあったイタリアンパセリがすくすく伸びてかいわれのようになっていた。やわらかくて実においしそうである。そうしてまた、嬉しそうである。こうなってしまってはもはや一本一本引き離すことはできないので、いくつかのブロックに分けて植え替えることにした。将来大きくなることを考えると地植えにした方がいいが、適当な場所も作ってないので、とりあえずまたポットへの植え替えである。常に準備が悪いので「とりあえず」の繰り返しになっており、すべての物事が後手である。自分の人生にはおそらく永久に先手などというものは出現しないだろうと開き直る。

やってみると、7、8個に分けることができ、もともと2ポットなので結局15ポット程度に増殖。2日が過ぎた今も機嫌よさそうに空に向かって伸びている。さらに3週間ほど前に植え替えたのがあるので、うちはイタパセだらけだ。1株あれば十分なはずなのにこんなにあってどうするのだろうか。

わさわさの中から1本引っ張ると、意外にもスーッと抜けてくる。その長い根を見ると、もう一度植えたくなるのだが、そんなきりのないことはしてはいけないので、心を痛めつつ根を切って、葉をスープに浮かべたりしている。まだあまり香りがしない。もう少し育たないと一人前のパセリにはならないようである。

今日はポットの朝顔も地植え。これもまた遅い。やっとのこと花壇に植え場所を作ったのだ。そこにはウツボグサが生えていた。ウツボグサの花がやっと終わったので、刈り取ってきれいにしたのだ。ウツボグサは咲くと意外と丈が高くなるので、あたり一面のその花を刈ると、庭はすっきりときれいになった。庭じゅういろいろな草だらけで、サツキも伸びまくるし、毎日やることがありすぎて終わらないことに呆然とする。私じゃない山里の人たちは一体どのように時間をやりくりしているのだろうか。そしてまた、私は過去の長い年月、どのようにしてこの草木の庭を取り扱ってきたのだろうか。不思議だ。

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梅雨末期のような雨

2020-06-14 | めぐる季節と自然

朝7時4分に電話が来た。今日の市内一斉清掃中止の連絡。組長さんはおそらく7時ちょうどに電話を回したのだろう。7軒ほどを回ってくるのに4分である。

年に2回の一斉清掃のうち1回が中止になったらあとが大変だ。困る。というのは真っ赤な嘘で、うれしくてしょうがない。朝からバンザイのLINEを友達に送って祝ってもらった。布団の中で中止を一心に願うと叶う、と教えてあげるとやってみると言う。友達のところでは来週が一斉清掃だそうだ。

25年ほど住んでいて、中止になったのは春秋合わせた中で2回目である。梅雨時にもかかわらず、ほぼ絶対休みにならない。9月はもろに台風シーズンだが、これもなかなか中止にならない。少々の雨なら意地でも行うのである。今日は朝は小雨だったが8時半ごろからザーザー降りになったから、組長の判断は正しかったと思う。

大体、一斉清掃の1週間前の土日になると、みんな草を刈る。家の周りの道、田んぼの中の道など。なぜか一斉清掃当日ではなく、前もって草を刈ってきれいにして、すがすがしい気持ちで一斉清掃日を迎えるのである。この日のためにちょっとだけ刈る場所が残してある。だから、今日中止だとしても、そんなに大きな問題はないのである。もちろん私にはそんな殊勝な心掛けはない。

それでも今年は多分コロナのせいで仕事が結構暇なので、庭木を切ったりしている。おかげで私の体はほぼ5日ぐらいのうちに蚊、ブヨ、アブ、毒蛾、アリに攻撃されてかわいそうなことになっており、現在はアリにやられたところが絶賛悪化中だ。それでも、ムカデ、蜂、ダニ、サシガメ、ヒルの被害は受けていないので、最悪ではない。まだありがたいと思わねばならない。もちろんマムシにかまれたりもしていない。

さっき(夜遅く)警報が出た。有線で何か言っているが、毎度のことながら何を言っているか分からない。ただ、有線が何かしゃべると市からの防災メールを確認するので内容が分かる。メールがない人は大変だ。そして明日は梅を採らねばならない。先週数日出かけていた間に半分ぐらい落ちてしまったようだ。残っているのは大きく丸々と太っている。採るのはめっちゃめんどくさい。もう限界なので雨でも採らねばならない。ところが明日は朝からしっかり晴れるらしいのだ。それもまた憂鬱だ。一番いやなのはカンカン照りである。

 

写真はよその家のバラ。

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