山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

梅に散財 2万円以上

2017-06-30 | 植物利用
採った梅を梅酒と梅ジュースにするのに、2万2千円を放出しました。

2万2千円って、普通そう簡単にパッと出すお金ではありません、私の場合。
けれど、漬けるための氷砂糖と焼酎とビンを買うのに、それだけかかってしまったのです。
まさか瓶まで買うとは思わなかった。持っている瓶で十分だと思っていました。

採った梅をざっくり計算すると瓶が全然足りないことは明らかでしたが、信じたくないので、スーパーの店先でとりあえず氷砂糖と焼酎だけを買って帰りました。それでもその金額にまいっていたのです。

とにかくそれで梅を漬けられるだけ漬けてみたら、まだバケツに2杯以上の梅が残っているのでした。
信じたくないのですが、瓶が足りないことは、ここまで来て信じざるを得ません。

瓶を買うか、梅を捨てるか。
苦労して採った梅を捨てたくなくて、結局8リットル瓶を3つも買い足しました。

後から考えると、二者択一でもなかった。
漬けるのを手伝っていた友達が、プラスティックの桶で漬けたら?と言うのですが、酸の強い梅をそんなもので漬けるなんて私の頭にはないので速攻で却下。
でも後から、チャック付きビニール袋で漬ける人が結構多いことを知りました。短期間ならプラ桶でもよかったかな……。
そういえば黄色いプラスティックの漬物桶に入れて売っている梅漬け(梅干し、塩漬け)って結構見るわ。

それと、残った梅を冷凍しておいて、1回目の梅ジュースができてから、冷凍した梅で2回目、3回目と漬けていく方法があります。梅ジュースは冷凍してから漬けると失敗がないらしい。
でも、冷凍庫にそんなにスペースがありません。

ついに私も2台目の冷凍庫、冷蔵庫がほしくなってきました。
いやいや、そういう文明の利器に頼るべきではありません。
いや、現代だから頼ってもいいでしょう。
……。
どっちでもいいわ。


結局最後は、傷っぽい梅をバケツ1杯近く捨てたけど、
あんなに散財してまで梅を採って漬けたことが、よかったのか悪かったのか……。
そもそもあんな大量の梅酒を飲むと思えない。


先日長野県の山里のおねえさまたちに聞いたら
「梅は要るだけ採ればいいの。全部採ってもしょうがない」
だそうです。

そうですか……。やっぱり。




梅で大騒ぎ

2017-06-29 | 植物利用
毎年ぼんやりしている間に梅がかなり落ちてしまうんだけど
今年は先手を打って先週末はやばやと収穫しました。
いまだかつてない採れ高で、バケツ4杯。梅1本でこんなに採れるんだから、2本も3本もなくてよかったと思うのでした。
やはり落ちなかった分、たくさん採れたということでしょうか。

今年こんなに梅に熱心になってしまったのは、和歌山県の南高梅の産地に仕事に行っているせいだと思います(梅採りのバイトではありません)。印南町という、みなべ町(南高梅発祥の地)の隣で、梅園がみなべ町から山伝いにずっとつながっている感じです。

先週そこへ行き、梅採りの様子をあちこち観察していました。で、我が家の梅はもう落ちてしまっているだろうとなかば諦めていたのですが、帰ってきたらまだ全然大丈夫なのでした。
天気予報ではこの日曜日から大雨が降るなどと脅していたので、あわてて土曜日に採ったのです。結局天気はずっとまあまあで、今日あたりに採っても支障はなかったようですが。
というわけで、印南町の刺激で頭が梅でいっぱいになってしまったので、我が家の梅も前向きに収穫したということです。

今年の梅採りはとにかく大変で、枝が伸び放題になっているので、枝を切り落としながらの作業でした。剪定を兼ねてです。しかし、それ以前に、木の下が草ぼうぼうで足を踏み入れられないので、まず下を刈らなければなりませんでした。
周りに生い茂っているヤマブキやレンギョウなども切りつつです。
実をさくさく採るだけならきっと1時間もあれば終わったのだと思いますが、丸一日かかり、ぐったりでした。
日頃の管理がいかに大切かが良く分かります。分かったからといって来年ちゃんとできる自信は全然ありません。

ついでに、のこぎりをなくしてしまいました。梅の枝を山に捨てたときに一緒に捨ててしまったのかもしれません。どこかから出てくるといいんですけど。
昨年はめがねをなくして結局出てこなかったのです。
とんだ散財です。


バケツ4杯の梅を採った後がまた大変でした。