山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

水面の白い花

2016-11-30 | 植物
この白い花はガガブタだと思うのだけど
細かい葉と大きな丸い葉がいいバランスで混じりあって
美しいようす。
場所は名古屋の東山植物園の温室。

ガガブタは日本以外のどこかで見たことがある気がするけど
気のせいかもしれない。

東山植物園に行くのは何年振りなんだろう。2年か、3年か。
改めて、本当にすばらしいと思う。
名古屋の誇りだ。

温室は改装中で、私のお気に入りのコーナーが壊されているのではと心配したけど
そうではなかったので安心した。
ヤシのいっぱいある一番大きな部屋がリニューアル中だ。

スマトラオオコンニャク(燭台コンニャク)は数年前、高さ1.5mぐらいだったのに
なんと3mぐらいあって、その「木陰」で休めるぐらいになっていたので驚いた。
日本ではコンニャクは冬ごとに地上部が消えるけど、年中夏の熱帯地方ではどういう生活誌なんだろう。きっと地中の芋は巨大になっているだろう。


今、中津川ではコナラやアベマキの葉が黄色や茶色になって落ち始め、
ところどころでノムラモミジなどがまだ鮮やかな赤い色を見せています。
昨日、春日井あたりで、紅葉まっさかり。

今年も柿はバケツに3杯

2016-11-28 | 植物
名古屋の実家の柿がやっと採り頃。まだちょっと早いものもあるけど、一気に採ってしまいました。すでにたくさん鳥に食べられ、木の下に柿の種が多数散乱。
採れ高はバケツに3杯。ほか、鳥が食べた分が1杯ぐらい。
去年と同じぐらいです。
ただ、今年のはかなり小ぶりなのが多いのです。
中津川の自宅の方が、数は少ないけど出来がいい感じです。
こんなことは初めてです。

採った柿をとりこんで、窓から外を見ると、スズメの群れが来ていました。
ピーピー、ピーピーとしきりに大騒ぎで何か話し合っています。
どうしようどうしよう! 柿がなくなっちゃったじゃないのー!
この柿わたしのよ! この柿わたしのよ! 
みたいに聞こえます。
中に1羽、3回りも大きいようなヒヨドリが混じっていて
ヒーヨと叫んで飛び立っていくと、
スズメたちもつられて去っていきました。

スズメが柿を食べるなんて、今日まで知りませんでした。
食べているのはヒヨドリとカラスだけだと思っていたのです。
どうりで柿のところどころに小さな穴が空いていたわけです。

柿を採ってしまうと鳥がかわいそうかもとは思いません。
鳥たちは今年はもう十分食べたはずです。
これからは違うものを食べてもらいたい。
あるいは山に行って渋柿が霜に当たって熟柿になったのを食べていただければいいと思います。

花壇の菊は今年はとりわけきれいです。




瀬戸内の陽気

2016-11-27 | 植物

ちょっと思い立って、赤穂の近くのとある人を訪ねました。
赤穂と姫路の中間ぐらいのところなのだけど、小さな無人駅を出て単線の線路を渡ると、そこにタンポポとホトケノザが盛大に咲いているのでした。
ほとんど、春です。

やっぱりあったかいのですねぇ瀬戸内。



ここのところ暖かい地方に縁があります。
ちょくちょく通っている和歌山県印南町でも本当に暖かく
泊まっている宿ではこの時期にでも玄関の戸は網戸にしっぱなし。
日々窓をしっかり閉めて夜になったら雨戸をしている我が家とは大違い。
印南のその家では雨戸なんかすることないそうです。

今年、中津川市の我が家のまわりの紅葉は11月15日が真っ盛りでした。
今日は瀬戸あたりで、終わりがけの黄色い木の葉が
夕暮れの雨の中で浮き上がるようにきれいに見えていました。

写真上 タンポポ(多分セイヨウタンポポかその雑種) 下 ホトケノザ
兵庫県赤穂市にて 2016年11月下旬

少し色づく

2016-11-08 | めぐる季節と自然
午後2時ごろから、しとしと雨が降ってきました。
空は薄暗く、灰色の煙のような雲がゆっくりと流れていきます。

今日になって、木の葉がはっきりと色づいてきました。ヤマイモの葉の黄色、ドウダンツツジの赤が目立ちます。けれどまだくすんでいます。
明後日頃冷え込むようですから、そうしたら鮮やかな色になるでしょう。


会議や人の話の録音を書き起こす(キーボードで)機会が多く、人の嫌がるこの仕事が私はかなり好きなのですが、最近体力が落ちて、持続力と集中力がなくなっています。
前は50分打ち込んで10分休む、というペースを平気で続けられたのに、この頃は30分打ち込んで20分休む、あるいは30分休むって感じです。
と言ったら、「それがフツーだろ」と言われました。
あら、そうなの?
ならいいけど。

いや、よくないでしょ。もっとサクサクやらないと。
それにしても、左腕もひどく痛くて、夜中にうなされたりするんです。
右は平気なのに左だけ痛くなります。力の入れ方に問題があるんでしょう。
改善しなきゃ。

雨、しとしとと、いい音で降っています。

写真/田んぼの間の水の流れ 和歌山県印南町にて9月

見たことのないような大きな柿が

2016-11-07 | 植物
土曜日、夕方の30分余りで急いで最後の柿を採りました。
高いところにあるのがすごく大きく見えるのは
採れないのがくやしいからそう見える、いわば「釣り落とした魚は大きい」心理状態か?と思っていましたが
やっぱりすごく大きかったのです。
お店で売っている大きめの柿より大きい。
今までこんなのはなったことがありません。

高いところなので、枝の元からのこぎりで切って落としました。
やろうとしたら裏の家の人が通りかかって、
そんなことするの大変だからはしご貸してあげるよう、と言ってくれたのですが
高いはしごに登って採るのも大変です。怖いじゃないですか。
柿の枝は軟らかいのですぐに切れるのです。
それに剪定も兼ねることができます。

また大きなバケツに1杯ありました。

数日前に採った柿を数軒の人にあげたところ、
「すごく甘かった~」と言われ、そんなのお世辞に決まっていると思ったのですが
あげた人みんなが口をそろえて、「本当に甘かった」と言われるので
どうやら本当にうちの柿はよそよりも甘いらしいです。
実際すごくおいしいのですが、柿なんてどれもそんなもんだろうと思っていた。

手入れも全然してなくて、日当たりも絶好というわけでもなくて、
見た目みすぼらしい柿の木ですが、やればできるのです。
柿なんてなければなくて済むのだから、根元から切り倒してやろうかと何度かひそかに思いましたが、その話はなしにします。
これから大事にしよう。

それにしても高いところほど大きな実がなるというのは、
やっぱりわずかな日当たりの差がものを言っているのでしょうか。

名古屋の実家の柿は、また色が薄いのです。
けれど今朝、カラスが群がってました。
やめてほしいと思います。

写真/センニンソウ 和歌山県印南町にて 2016年9月

栗きんとんの店の人気ぶり

2016-11-03 | 山里
朝から気持ちよく澄んだ青空ですが、午後から白い雲が流れるようになりました。
風が冷たくて、雲も速く東へと去っていきます。
昨晩は雨が降りました。
このごろ、昼間はきれいに晴れていても、夜突然雨が降ることがよくあります。
そして朝にはまた晴れています。

恵那の山里の農産物直売所で収穫祭があって、お味噌など取りにいかなければいけなかったので、出かけてきました。
にぎわってました。豚汁、甘酒、芋ごねなどいただき、ぷるぷるした手作りこんにゃくとキャベツとお米をゲット。
棚田から見る山は、やはり紅葉が全然でくすんでいました。

その行き帰りに通りかかる恵那川上屋では、カフェコーナーに入りたい人が行列になって待っています。100人ぐらいいるのです。
最後尾の人は多分2時間ぐらい待つことになるでしょう。
そんなにまでして……?
と思いますが、遠くから来る人にはそれがいいんでしょう。
年々人気が高まっているようです。

そのカフェコーナーには私も年に1、2回行きます。
栗のシーズンでない平日ならわざわざ並ぶこともありません。
進物のお菓子をいつもこの店で買うのでポイントがたまり、
そのポイントを使ってちょっとお茶するのです。
ポイントはたくさんたまるので、友だちにごちそうしたりもできます♪

今日はいろいろとお世話になった人お2人に、栗きんとん発送の注文をして
混雑した店からささっと帰ってきました。

栗きんとんは出初めの9月上旬より、遅くなった方がおいしいと言われています。

柿が採れました

2016-11-02 | 植物
柿を採りました。
採れそうと思ったのは2、3日前ですが、もう限界まで色づいており。
大きなバケツに山盛り1杯。50個ぐらい採れました。
採り遅れてしまったのもありました。うかつだった。

いつも柿は赤くなってきてもボタボタと全部落ちてしまうので
今年もそうだろうと思って、採る気がなかったのです。
ふと気づいたら、まともに実っていたのです。

まだ木の高いところになっています。それも大きいのです。
明日、枝を基から切り落として採ろうと思います。
小さかったら鳥にやるけど。

こんなに大きな実がついたことは過去にありません。
おそらく、隣の山の木を切って日当たりがよくなったせいだろうと思います。
梅の実もそれ以来すごく大きくなったのです。
植物の丈が高くなったり木が太くなったりするのはたいてい水分条件がいいせいですが、実には日当たりが大事なんだということを実感します。

50個採れてもしょうがないので近所の人に配りました。
前の畑の人たちからはネギやらシシトウやら野菜苗やらちょくちょくいただくので、お返しができてよかった。おまけに家の前の草を刈ってもらってたり。
こんな田舎でも、私の地区はいわゆる新興住宅地(とはいっても30年以上前に開発)なので、柿の木のない人が多いのです。
普通の昔ながらの家なら必ず柿と梅はありますけど。
比較的きれいなのは全部人にあげたけど、見た目の悪いのだけで15個ぐらい残りました。

柿はそんなに食べられません。鍼の先生からは1日4分の1までと言い渡されています。
それを破って1個か2個食べてしまいます。だって、あるんだから。

まだ実家に行くとバケツに4杯ぐらいは採れそうなので、
明日採ったのもじゃんじゃん人にあげようと思います。
鳥たちはもう十分食べたようです。食べさしが枝に残っています。

柿が採れそう

2016-11-01 | 植物

6、7年に1回ぐらいしか実らない我が家の柿ですが、今年はたくさん採れそうです。
たしか昨年柿の生り年だと思ったんだけど、今年の方なんでしょうか。
赤く色づいて、食べごろになっています。

一方、毎年豊作の名古屋の実家の柿は、今年も豊作ですが、1週間ほど前に見にいったら、全然赤くなっていませんでした。
柿が赤くなるのは中津川の方が早いようです。

写真/和歌山県印南港 明日の漁の準備をする漁師さん。10月中旬