知人から久しぶりの電話。彼はRCに嵌っているがフライトオンリーでかなりの行動派。その手の雑誌にチョコチョコとカットに写ってたり、コラムを持つようなベテランの方との繋がりもある。前は一緒に飛ばそうとかなり誘われたが車だけで手一杯(ってか夢中)だった当方は暫く連絡を取っていなかった。
別件で電話が入ったのだがバッテリーの話になってLiPoに対する認識がかなり変わってしまった。フライトの世界では軽量で大出力なLiPoとブラシレスがエンジンを凌ぐ勢いで増え続けているのだとか。ハイパワーでパンチ力も良いのだそうで。だが事故がとても多いのも事実。飛行中に炎上、充電中に炎上、車内で充電中に出火して車延焼等々。ちょっと調べてみたら爆発して車を焼くというのは数件、中には家を焼いた例もあるんですね!!その知人曰く、試しで自身も手を出してみたけど周りの事故を目撃してて「充電中は絶対に目を離さない」「大電力で充電しない」「充電は屋外で行う」「保管は満充電にせず金属缶に密閉して屋外に」を心がけてるそうです。「間違っても車内で充電しない」のだとか。科学に疎いのでなんとも言えませんが、LiPoはとても不安定なバッテリーで最悪は衝撃でも発火するヤバい代物らしいです。で、知人に「でもさ、だからバランス充電とか専用の充電器使うんじゃないの?」って切り替えしたら、「そんなもんで安全に充電できるんだったら何で暴発が後を絶たないんだよ」と一言。う~ん(汗)。専用充電器でも爆発するのを見たという輩が言うんだから確かに危険なのかも...。因みにLiPoが爆発する時は、まずケース全体が膨らみ始め、それが進むと中からガス状のモノが噴出したり、ほぼ同時に破裂するそうです。自動車用よりセル数の多いフライト用だけに破壊力があるのかも知れませんが、タミヤサーキットでもLiPo禁止になった理由を管理棟の方に聞いたら事故が多発したためって言ってたし。やっぱりLiPoは危険物!?これはウソか本当か確認取れてませんがLiPoは日本国内で生産してないとも言ってました。ラベルが国産でも中身は米国、中国、韓国製なのだとか。これについて彼の見解は「良く判らないけど国内じゃ危険で認可降りないって事じゃねーの」。絶句。RC用以外なら作られてる気がするんだけどねぇ。最近の実車、ハイブリッドや電気自動車がLiPoを使わない理由もこの辺にあるのかな?誤爆されちゃかなわないものなぁ。ついでに聞いた話。これ知人の友人(トヨタのセールスマン)曰く、プリウスを売る時は燃費で元を取ろうと思う方が多いので普通のガソリン車と維持費はそう変わりませんと説明するのだそうです。実際、助成金とかが入ってもエコカーで得をしたという話はそう無いらしいです。メリットは「環境に優しい」だけ。
話戻して、このままNiMhオンリーで行くようかなRCカー。リスク背負ってまで限界に挑戦するメリット、自分には見当たらないし。ファイヤーはやっぱり恐いっす。