SX4 でフォードのお店に行くってのは、何か不思議な感覚です(笑。
かつて、2007年には WRC に、フォード は フォーカス を、スズキは SX4 を送り込み火花を散らしていた。
結果は 強力な フォーカス に対し、絶対出力が劣り、ルーズなコースでないと上位に入れなかった SX4 は僅か1年半で撤退する事になった。
私が乗る 2L のⅡ型 は、このWRC に出たエンジン(競技車はターボで過給)とベースが同じものでから、余計に妙な感じなワケです(笑。
で、フォード車というものをほとんど見た事が無かったので、店内にある展示車がどれも気になる。
先ずは最もコンパクトで、各テレビ番組で賞賛されまくりな 「フィエスタ」 から拝見させて頂いた。
1L のダウンサイジングターボエンジン(3気筒なんですね)は、ヨーロッパのベストエンジンとして5年連続で表彰され続ける、時代を象徴する車なんですね。
今回、実車を拝見するまで、「フィエスタ」 って、先代の 「フィット」 みたいな車的なイメージを持っていた。
なかなか画像とかからではイメージが湧き難いデザインみたいで、我が目で見ると全然印象が違う。
コンパクトで可愛い印象が一変、かなりスポーティーで勢いのあるデザインは予想外でした。
背が低いから室内も マツダ みたいに必要最低限な空間を予想して座ってみると、これまた意外に窮屈感が無い。
印象的なのは、メーターパネルや、センターコンソール等が 立体的にデザインされてる事で、室内空間を最大限利用しようとする多くの国産車のようにノッペリと仕上げてるのとは対照的。
何と言うか、飛行機のコックピットってこんなイメージだろうか みたいな、割とワクワクしそうな印象が。
シートがまた特徴的。
何でも、「フィエスタ」 のシートは横からシッカリと乗員をサポートする構造のため、低反発素材を積極的に用いてるのだとか。
触った感じ、かなり固いかなと思うけど、何故か不思議と座り心地が良い。
ソファーのようなとも違い、上手く表現できないのですが、ともかく「悪く無い」。
運転席と助手席の間に、はっきりとセンタートンネルがあるため、空間が仕切られてます。
この辺も、室内の広さを最優先する多くの小型国産車ではほとんど見られなくなった作りですが、明確な運転席の 「空間」 を作り出すという意味で 走りに集中するには良いのかもと感じました。
後席は、外観から想像する以上にシッカリとした空間が確保されていて、これには思いっ切り驚かされました(汗。
恐らく、マツダの 「デミオ」 や 「CX-3」 より乗員の空間、広いんじゃないかな?
特に足元の空間は、長時間の移動でも楽そうに余裕がある。
それと、シートの作り、最近のマツダがかなり良いと思ってたけど、もしかして 「フィエスタ」 の方がシートの作りってコスト掛かってかもしれない(汗。
これが、激戦区 ヨーロッパ で賞賛される、叩き上げの実力ってヤツなのでしょうか。
エンジンが 「ハイオク仕様」 になるとはいえ、トップクラスの「ダウンサイジングターボ」です。
小型コンパクトが欲しいけど、中身が濃くて、「走り」には妥協したくないという方は、一度試乗させてもらったらどうだろう。
外観の独特なスマートさも、スポーツカーとして見ても違和感無かった気が。
何かこの 「フィエスタ」 とんでもない 「掘り出し物」 になる気がするのだけど(笑。
余談ですが、ご夫婦が奥様用に 「フィエスタ」 を買うと、意外と旦那様が夢中になってハンドルを握るケースが多いとの事です(爆。
さぁ、次はお目当ての気になる New フォーカスへ♪