一昨日の「“春の憂うつ”PTAどう関わる?」NHKおはよう日本について、出演なさった清有美子記者の写真入り記名記事がNHK関連サイトにアップされていました。
内容は、報道内容の紹介、そして「保護者が運営しやすいPTAとは」と題した、清記者のPTAまとめです。PTAの歴史、取材なさった上での感想、現状報告と分析、基本(任意加入の団体で入退会は自由)、現状、放送時の締めくくりの意図、でした。
私は「みんなでPTAを良い方に変えていこうよ」というエールと受け取りました。
清記者、フォローいただいてありがとうございます。
この結論になるまでには、局内で熱い議論がかわされた、と想像してしまいます。
番組には出なかったご見解を、一部抜粋して、サイトから貼り付けます。
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保護者が運営しやすいPTAとは
PTAが作られたのは戦後まもない昭和20年代。GHQが教育の民主化の一環として、学校に家庭を参加させようと始めたのがきっかけでした。
その後、核家族化や少子化が進んだり働く女性が増えたりと社会が大きく変わっていく一方、PTAの組織や活動は戦後70年余り、変わることなく続いてきました。
今回、取材をして驚いたのは働く女性が増え、子育てに積極的な「イクメン」も現れているのに、多くの学校でPTAの運営が女性だけで進められていること。また、企業や組織であれば当然のように行われている業務の引き継ぎや効率化がこれまでされてこなかったことです。
PTAはあくまで「任意加入の団体」で本来は入退会が自由だとされています。しかし、多くの学校でPTAはあり続け、「子ども1人につき1回は何らかの委員・役員を担う」など“暗黙の了解“ができているのが現実です。「PTAが必要か、不要か」という議論もありますが、今回は今あるPTAをどうしたら意義のある活動にできるかという点に注目して取材をしました。
子どものために何かしてあげたい、と思う保護者は多いと思います。PTAの活動が本格的に始まるこの時期、「波風立てずに乗り切る」こともいいですが・・・。社会の変化に合わせて保護者が運営しやすい形に変えれば、より親しみを感じられる活動になるのではないかと感じました。