今から2年近く前、多様な教育機会確保法案が作られる前のビデオメッセージです。教育学者の汐見先生。
汐見稔幸「現在の国の教育政策の基本動向と教育の多様化~法律策定の意味について~」
国は、平成31年から、今の黒板と机が向き合っている授業スタイルをやめる方向で動いているそうです。これは、世界の教育の動向とも合致しています。
下記のシンポジウムに出席したとき、オランダ在住の教育家リヒテルズ直子さんは、「日本の教育は3周遅れ」とおっしゃっていました。そして、世田谷教育長の堀 恵子さんは、「私たちが目指している方向と(リヒテルズさん紹介のオランダ教育とは)一致している。」そして、勇気をもらえたという風なことをおっしゃっていました。
国の動向も、ゆっくりとではありますが、変わりつつあります。
子どもを自発的に育てるためには、学校教育に頼るだけでなく、親の方も気を付けていないといけないと思います。
子どもが親に意見しようものなら「口答えするな!」では駄目ですよね。
学校に話を戻しますと、娘の学校生活を見ていますと、黒板と机が向き合う授業スタイルが主ではありますが、子どもに自主性をはぐくもうという試みはすでに始まっていると思います。
例えば、修学旅行の行先は、班ごとに好きな場所を決めて、拝観料等を調べ、予算と計画を立ててから実行する、というものです。
受験の時も、なるべく親は口出さず、できるだけ本人に任せました。親は見学した学校の感想を言ったり相談に乗ったりはするけど、最終的な意思決定(どの学校を受けるか)は、娘です。
なるほど〜!
今現在の教室の様子を見ていませんので
昔の自分の子育て時代を振り返って。
既に教育の仕方が、現在の世の中で求められる
人材とはミスマッチを起こしているとは
感じていました。
特に、就活!!!
それまでの、1人の先生対子供達、と言うスタイルで
黒板の板書を写し書きして、一方的に先生が
投げ掛ける質問に答えて行く流れでの授業。
すっかり、そのスタイルに慣れ切った受け身の
学生達に対して、自主性を観るだの、
グループディスカッションだの、と、いきなり
求める方向性が、180度転換されて…。
諦めがいいから「さとり世代」だの
のんびりして他人との争い事を好まないのは
「ゆとり世代」の特徴だとか?笑。
多分、彼らはお腹の中で「ふざけんな!」と
反発していることでしょうね。
育てたように、育っただけだと!
何かを自ら、掴み取る意欲が強い人間に
育って欲しければ、その練習の機会を沢山
与えないとね。