寂れた商店街を抜けて、駅前に買い物に出かけました。
その道中、2組の親子に出会いました。
親御さん同士、子ども同士組になって
同じ方向へと歩いています。
お子さん達は幼稚園年中くらいでしょうか。
そのうち、ひとりのお子さんが
たたたたた・・・と一人先へ駆け出しました。
彼女なりに気を配って、路肩の線の安全な側を
軽やかに歩いています。
車通りの多い道ではないのですが、それでも
時折車が通ります。
少し狭い道なので、人も車も自転車も
それぞれ気遣いながら通るような道です。
車が、後ろから近づいてきました。
脇目もふらずに歩いている彼女へ、
「危ないよー」とお母さんが声を掛けます。
彼女、返事をしません。
彼女なりに気を付けて歩いている様子だからと思います。
白線の内側をきっちり歩いています。
(横に並んだお母さんの方が、はみ出しているはず!)
また車が通ります。
「危ない」とまたお母さんが声を掛けます。
声色が少しきつめになります。
「車が来るよ」ともいいます。
「〇〇ちゃん、あぶない」
「〇〇ちゃん!」
と、もう一人のお子さんもつられて声を掛けます。
それでも彼女は返事をしません。
きっと、ひとりになりたい気分だったのかしら。
またもや車が通ります。
お母さんから、ヒステリックに声がかかります。
注意の内容が抽象的なことには変わりがありません。
「〇〇ちゃん!車だよ!!」
と、お友達が叫びました。
・・・すると、彼女、やっとこう答えたのです。
「知ってるよ!!」

お母さん、声掛け下手だな~~と
わたしはずっと思いながらやりとりを聴いていました。
そして、幼い彼女の返事は、日本語として
とても正確だな、と。
けして、生意気ではないと思います。
お母さんの声掛や行動に問題があったと思います。
では、どうすればよいのでしょう?

お母さんは、娘さんが先にひとりで行ってしまって
車でひかれたらどうしようかと心配で、
声を掛けたに違い有りません。
たぶん、手元に娘さんを戻したかったのではないでしょうか。
こういう場合、「危ない」「気を付けて」という
抽象的な言葉は、幼い子どもにとって意味をなしません。
具体的になにに気を付ければいいか分からないからです。
「車が通るのはわかっている」なら、どういう
行動を取ればいいか、具体的な指示を出せば良いのです。
行動を指示されたなら、子どもはその意味するところを
察せられないかも知れませんが、親の目当てとする
状態を容易に作り出すことができます。
「止まって」
「降りて」
「一歩左に寄って」
「一歩前に出て」
「〇〇を見て」
わたしだったら、「待ちなさい」と声を掛け、
走っていって、我が子の手を捕まえて、
手をつないで歩くことでしょう。
これが、わたしの提示するベストな対応です。
他にも
「待って!みんなと一緒に行こう」
「〇〇ちゃん!一人で先に行くと心配だわ」
などの、穏やかに声掛する方法も考えられます。
声掛を工夫するだけで、びっくりするくらい、
子どもは言うことを聞いてくれますよ。
その道中、2組の親子に出会いました。
親御さん同士、子ども同士組になって
同じ方向へと歩いています。
お子さん達は幼稚園年中くらいでしょうか。
そのうち、ひとりのお子さんが
たたたたた・・・と一人先へ駆け出しました。
彼女なりに気を配って、路肩の線の安全な側を
軽やかに歩いています。
車通りの多い道ではないのですが、それでも
時折車が通ります。
少し狭い道なので、人も車も自転車も
それぞれ気遣いながら通るような道です。
車が、後ろから近づいてきました。
脇目もふらずに歩いている彼女へ、
「危ないよー」とお母さんが声を掛けます。
彼女、返事をしません。
彼女なりに気を付けて歩いている様子だからと思います。
白線の内側をきっちり歩いています。
(横に並んだお母さんの方が、はみ出しているはず!)
また車が通ります。
「危ない」とまたお母さんが声を掛けます。
声色が少しきつめになります。
「車が来るよ」ともいいます。
「〇〇ちゃん、あぶない」
「〇〇ちゃん!」
と、もう一人のお子さんもつられて声を掛けます。
それでも彼女は返事をしません。
きっと、ひとりになりたい気分だったのかしら。
またもや車が通ります。
お母さんから、ヒステリックに声がかかります。
注意の内容が抽象的なことには変わりがありません。
「〇〇ちゃん!車だよ!!」
と、お友達が叫びました。
・・・すると、彼女、やっとこう答えたのです。
「知ってるよ!!」



お母さん、声掛け下手だな~~と
わたしはずっと思いながらやりとりを聴いていました。
そして、幼い彼女の返事は、日本語として
とても正確だな、と。
けして、生意気ではないと思います。
お母さんの声掛や行動に問題があったと思います。
では、どうすればよいのでしょう?



お母さんは、娘さんが先にひとりで行ってしまって
車でひかれたらどうしようかと心配で、
声を掛けたに違い有りません。
たぶん、手元に娘さんを戻したかったのではないでしょうか。
こういう場合、「危ない」「気を付けて」という
抽象的な言葉は、幼い子どもにとって意味をなしません。
具体的になにに気を付ければいいか分からないからです。
「車が通るのはわかっている」なら、どういう
行動を取ればいいか、具体的な指示を出せば良いのです。
行動を指示されたなら、子どもはその意味するところを
察せられないかも知れませんが、親の目当てとする
状態を容易に作り出すことができます。
「止まって」
「降りて」
「一歩左に寄って」
「一歩前に出て」
「〇〇を見て」
わたしだったら、「待ちなさい」と声を掛け、
走っていって、我が子の手を捕まえて、
手をつないで歩くことでしょう。
これが、わたしの提示するベストな対応です。
他にも
「待って!みんなと一緒に行こう」
「〇〇ちゃん!一人で先に行くと心配だわ」
などの、穏やかに声掛する方法も考えられます。
声掛を工夫するだけで、びっくりするくらい、
子どもは言うことを聞いてくれますよ。
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