草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

「“春の憂うつ”PTAどう関わる?」NHKおはよう日本:150414(感想あり)

2015年04月15日 | PTA報道関連

“春の憂うつ”PTAどう関わる?
NHKおはよう日本:150414
(7:30頃に7分間放映)

を文字起こししてみました。
でも、本家サイト(上のリンク)でコーナーの詳しい情報がすでに紹介されているんですね。見やすいです。

なので、文字起こししたあとに出来上がった、PTA3番組の比較考察を先に載せ、私の突っ込み入り文字起こしを後に載せることにします。

PTA3番組とは下記です。リンク先は拙ブログ過去記事です。

  1. どう付き合う? イマドキPTA」NHKあさイチ!:130520
  2. ママたちの“PTAストレス”」TV朝日モーニングバード!:150402
  3. 「“春の憂うつ”PTAどう関わる?」NHKおはよう日本:150414

*** ここから感想です ***

ふうぅっ、映像メディアの7分間の情報は濃いですね。
朝のニュース番組の時間帯での放映は、専業母よりもむしろ出勤前の母・父へ訴求したいのかなと分析します。

番組全体の構成から、ロールモデル(お手本)を示して、「仕事で忙しくても工夫次第でPTA活動できるよ、参加してみると楽しいよ、あなたもぜひ参加してみて」という呼びかけに思えました。それを、取材という事実の断片の積み重ねにより、作り上げているところがNHKらしく、ニュース番組らしいかな。

先日のモーニングバード!は再現ドラマで半ば面白おかしくする点が民放ぽい手法だなと思いました。番組の最初で、PTAの基本(任意加入の団体ということ)や問題点を、しっかり文字化して画面に入れていただいていたのがgood job!
約10分の放映でしたが、PTAの基本や問題点に迫っていただいていました。「本来の趣旨は無くなって義務みたいになっちゃってる」「社会構造の変化とPTAのありようの変化」等のキーワードをちりばめ、考えるヒントを提供し、ご意見募集の案内をし、締めていました。共に考えていきましょう、的なスタンスを感じました。

一昨年(130520)に放映された、NHKあさイチ!『どう付き合う? イマドキPTA』では、PTAは「社会教育関係団体」「任意加入」という2点の超基本事項を、赤いマグネットにしてくれて、コメンテーターが解説しながら、ホワイトボードに、バンッ!!、バンッ!!、と大きな音をたてて2度に分けて貼ってくれました。なのでこの2点は超印象に残りました。hyper good job!!
放映時間はよく覚えていませんが、確か1時間半以上だったかと。「PTAが人権侵害になっている」という切り口での内容だったと思います。反響FAXの紹介で締めてました。

それに対して昨日のNHKは「PTAというのは、そもそも任意の団体」と記者の口頭で、テロップなしで一言でさらっと済ませた上に、無理矢理保護者の気持ちをある程度規定して、みんなが納得し活動しよう、というPTAのススメで締めてしまいました。

あさイチ!放映後に何があった?NHK。
と勘ぐってしまいます。

昨日のNHK番組の意図を、私なりに考えてみました。

  1. PTAは、改革の前に説明責任をはたせ、ということかもしれません。
  2. PTA、変えたければ中に入って変えるのが本来の筋。だから、力のある人になるべく活動参加してほしい、ということかもしれません。

PTAをけっこうラクにたのしくする本』の大塚玲子さんのほうが、よっぽど現状をよくわかってらっしゃると思いました。
東洋経済オンラインの記事は必読です。 

*** ここから文字起こし(緑色は突っ込み) ***

■導入:
男性アナ「子どもたちは入学や進級で心弾ませる時期」
女性アナ「一方で保護者の中にはこの時期が憂うつと考える人も。理由はPTA」
 (…いや、ほとんどの保護者が憂うつでないかい?)

ある小学校入学式での保護者インタビュー

  • 保護者1「忙しそうなイメージと大変そうだなというイメージ」
  • 保護者2「仕事があるから平日休まなければいけないか心配」

PTAの活動内容紹介

  • 登校時の旗振り
  • ベルマーク

(ベルマーク箱の横にご意見箱映る)
など、多岐にわたる
 (…おいおい…理念や目的はどこに?)

不安や疑問の声として、キヅキさんの『ナニコレPTA』紹介(ブログ画面が映る)

  • PTAはマニュアルもない、引継ぎ書もあるような無いような
  • 実態が分からないなど、仕事が見えない不安
  • 役員のなり手が見つからず、くじ引きやじゃんけんという決め方

■事例:
フルタイムで働く女性、顔伏せインタビュー。3年連続くじでPTAの委員に。日中の会合に参加するためには、何度も有給休暇をとる必要があった(手帳が写る)。

  • 「集まることに意義がある」
  • 決定したという決定事項にするために集まりがあって、行くか、という感じ」
  • 「私はことし1年間何事もなく終わればいい。それしか考えていない」

■スタジオ:負担や疑問に感じても…PTAどう関わる?
取材した記者(清 有美子氏:生活情報チーム)とアナウンサー2人の対話
男性アナ「確かに敬遠したいという雰囲気ありますよね」
清記者

  • 仕事の中身が良くわからない、というのが(敬遠される)大きな理由の一つ
  • 働く女性が増える中、負担感が多く、なり手が決まらない
  • 企業と違って多くが一年で役員や委員が変わるため、長期的な視点がもちにくい
     ⇒「波風立てずに乗り切りたい」という気持ちになりがち

東京大学 瀬地山 角 教授(PTA活動に参加した社会学の専門家)のコメント

  • 中長期的にデザインをする人が誰もいないことがいちばんの問題
  • 3年後のPTAをどうするべきか誰も考えていない
  • 前例を踏襲することがいちばんコストがかからない構造が大きな問題

清記者
こうしたなか、PTAを「参加しやすい」という形に変えようという動きもでている
 (…おいぃっ!問題点の掘り下げはどこ行ったぁ?)

■取材:PTA改革 動き出した親たち
東京都大田区某小学校の事例:

  • PTA委員決めの映像(昨日)
  • 役割の説明:下記の他いずれも年1回、役員が詳しく説明したとの由
    • 保護者のまとめ役
    • 当番表作成
    • 校庭開放
    • 防犯パトロール
  • 図書委員に少なくとも3人の立候補
  • 立候補した会員のコメント
    • 「立候補する気持ちにもなります、(仕事の)内容が実際分かると」
    • 「最初に(仕事が)分かっていたほうが自分の予定が立てやすい」
      (えっ…?これくらいで改革!?自校PTAとっくにやってるんですけど…立候補も結構いますけど…) 
  • 立候補者が出る理由は、2年前の改革(当時の映像)
  • 当時の役員9人中6人がフルタイムで働く母親
  • 頻繁に開かれる日中の会議等いままでのやり方では活動が続かないと改革に乗り出した
  • PTA会長(平川理恵氏)のコメント
    • PTA活動そのものが組織疲労している
    • 何だか分からない中でずっと行われてきた
    • 改めて精査してくべき
  • 改革1:業務の見える化
     
    (…表があり簡潔で分かりやすいマニュアル、これはいいお手本。業務負担がよくわかり、真似したい)
  • 改革2:負担だった業務をスリム化
    • 地域のお祭り、コーラス、ママさんバレー等を廃止(※いずれも子どもと直接関わりがない)
  • 会議の回数、半分以下に削減
  • 改革に関わった役員の一人の事例(お子さん3人、仕事有)
    • 感想:活動に関わりやすくなった
    • 以前の役員時:多い時は週4回学校に
    • いま、会合は月に1回あるかないか
    • 以前集まって行っていた活動報告は、ネットで共有
       (…サイボウズっぽい?よくわからない)
    • PTAのために会社を休むことも減り、活動に前向きになった
    • 感想:PTAやると楽しさや学校が身近に感じられる
    • みんなが一緒になってみんなで子育てをしていく、そういう関係がPTA活動として醍醐味(笑顔)
       (…家族支援士の視点としては、共感。社会的に意義あることだと思う。けれど、PTAが良い雰囲気で回っていることが前提)

 ■スタジオ:活動しやすいPTA改革

女性アナ「仕事の見える化とスリム化が大事なんですねぇ」
清記者「そうですねぇ。PTAというのは、そもそも任意の団体…
 (おっとぉ!テロップなしでさらっときたよ!)
清記者「…なんですけれども、子どものためや地域のために貢献したいと思っている気持ちの親は多いと思います。先ほどの小学校のように工夫を重ねることで、みんなが納得し、活動しやすくなると思いました。」
 (はいぃ!?どうしてその結論???……もやもや……)
男性アナ「PTAについてお伝えしました」


教育委員会に電話してみました

2015年04月14日 | 足元記 - PTA問題解決にむけて

ふと思い立って、教育委員会のPTAセクションに電話しました。

名乗り一発、
「区民の猫紫紺と申します。いつもお世話になっております」
これで、相手方の空気はだいぶやわらぎます。

PTA担当にかわってもらって再び名乗り、一昨年教育委員会を訪れて対話したことを話しました。(これ、ブログでは報告しなかったけれど)

その時お願いした、P連サイト(世小P)の改定が実現して、議事録が掲載されるようになったことを、感謝。一昨年に話をして半年後には、意味のないトップページが追加されていて要点は伝わっていなかったとがっかりしたのだけれど、最近確認したら、件のトップページは外されていた上に、しっかり意見が反映されていたのです。もう、うれしいんだから。

電話した主な用件は、世小P・世田谷区教育委員会合同発行のPTAのしおり『みんなで学ぶPTA(みんP)』に、もし改定があったら、送って欲しいというもの。

『みんP』に関する拙ブログ過去記事は下記リンクをどうぞ。

再発見!!世田谷区発行『PTAのしおり―みんなで学ぶPTA―』に、「自由加入が原則です」の記述が!追記有

改定はなかったそうなので、送ってもらうのは無しにしました。

雑談と称して個人的な事情や体験談を交えつつ、木村草太先生のご見解を紹介しつつ、以下の3点をお願いしました。

  1. PTAの法的位置づけを、『みんP』の冒頭に載せてほしい
  2. PTAの法的位置づけを、P連・教委合同開催のPTA研修会で紹介してほしい
  3. 『みんP』をPDFでいいから、世小Pのサイトに載せてほしい。透明性が高まる。

よくあるお役所答弁「貴重なご意見として承ります」ではなく、「個人の判断では対応できないので、検討させていただきますが、それでよろしいでしょうか」とのこと。これもよくある回答ですけれど、一個人としては「もちろんです」と答えるしかありません。「どうぞよろしくお願いいたします」とワンモアプッシュ(笑) 所要時間は5分ちょっと。

「運用でうまくいっていたとしても、明文化しておかないと、次代には継いでいけない」という点には賛同していただけました。

この時期、教育委員会にもPTAの苦情が寄せられるみたいです。
ご担当者からは(話せないけど、いろいろあるんだよね)的なニュアンスを受け取りました。


ママたちの“PTAストレス”:TV朝日モーニングバード!150402

2015年04月13日 | PTA報道関連

この番組、リアルタイムで見てまして、録画もしました。
でも、ブログ書こうと思ったら、人気ブログ『PTAはガラパゴス!』のガーラさんが気の利いたレポートをすでに書いておられて、これは敵わないっ、とやる気はしおしおに(笑)

今頃ですが、ガーラさんの該当記事をリンクします。

モーニングバードでPTA問題が取り上げられました\(^o^)/

拙ブログにもアーカイブしておきまする。

***

モーニングバード!の放送で嬉しいのは、

  • PTAは任意加入団体で入退会は自由

と、しっかり押さえていてくれたことです。

***

番組サイトでは、冒頭で放映された、社会背景のグラフが見られます。
共働きと、専業主婦の、世帯数推移です。
1995年ごろに、共働きが専業を上回って以後上昇し続けています。 

社会的なリソース(余裕)が減っていることが
PTAがきつくなる大きな原因だと、私も思います。

本家サイトで現在見られるテキストは以下のとおり。

ママたちの“PTAストレス”

●強制!PTAは親の“義務”!?
4月はPTA役員決めの時期。PTAというと子供が入学すると必ず入らなければいけないと思う方も多いと思いますが、実は任意加入の団体で、入退会は自由だそうです。しかし、子供が学校に入ると自動的に加入となっている所が多いといいます。そのため、保護者の間では“義務”という認識が広がり、一部で“強制ボランティア”と化するところもあるそうです。

 

番組では、今も、「PTAにまつわるエピソードをまだまだ募集しています。」
とのことで、画像等のリンク先に、投稿ボタンがあります。 

***

あとは、再現ドラマのこぼれ話でも。

TVのテロップに
<Think!PTA!>の 「PTAの入退会自由に関する請願書」より
というような記述がありましたので、請願書資料集のコメントを当たってみました。

放送されていたエピソード、しっかり当てはまってました。

資料集コメントNo.105
病気を理由に役員を免除してもらおうと思ったら、「それを皆さんの前で説明して多数決で承諾が得られたら免除します」と言われました。
その後PTAは任意団体であることを 5 年前に知り退会。
しかし「図書室の本はPTAが寄付してるものもあるので図書室が使えなくなりますよ」「災害時に使う連絡網からはずれるので電話がいきませんよ」「卒業時の記念品が渡せませんよ」「お子さんがいじめられるかもしれませんよ」など、恫喝かと思うようなことを言われました。
そんなPTAの現状、おかしいと思います。

番組では、言い切りが、「かも」という表現に変わってました。

あとは、「PTAが嫌なら、子ども生まなきゃいいのに」発言。

資料集コメントNo.343
PTAとは何ぞや?と疑問に思っていましたが、まさか任意加入のボランティア団体とは知りませんでした。
なのに強制的に役員?
病気であろうと介護であろうと仕事であろうと、皆さん事情はあるのだから、役員免除の理由になりませんと。
学校にお世話になっているのだから、活動するのは義務だと。
それが嫌なら子どもを産まなければいいと。
もし引き受けて入院でもしたら生活の保障してくれるのか?
子どもに不自由をさせてまでしなければならないPTAって、何の役に立つんだろう?
心身共に衰弱して困っている一保護者です。
署名活動に賛同します。

***

一日でも早く、PTAにはまともになっていただきたいですね~
そうそう、サイトで教えてもらったのですが、PTA再現ドラマ、恫喝する役員・おびえる一般会員の役者さんが、エピソードによって入れ替わっていたそうです。これは、含蓄深いです。

PTA、変えるのは、あなた。
PTAに巻き込まれ、誰かをいじめるのも、あなた。
かもね?


学級PTA司会の顛末1 ― PTA参加アンケートに思う

2015年04月12日 | 足元記 - 中学校PTA

前エントリ、

今年のPTAどうしようかな、と思っていたらPTA役決めの司会を引き受けちゃった!

の続きです。

家の用事で出かけるのが少し遅くなりました。
近所なので、一緒に司会をする相方さんと誘い合わせました。
去年は事情があり、私はほとんど中学PTAには接触していなかったので、道々、去年の「学級PTA」の様子など噂し合いながら歩きました。役割分担も相談したっけ。

一番の懸念は、学級PTAの出席者がすくないこと。
1年生でも半分程度だったのに、2、3年生はもっと少ないんだって!

こちらのPTAでは、始業式(入学式)に、PTAの委員・手伝いを決めるためのアンケートが配られます。
迷った末、私はある委員とお手伝いに一つずつ〇をつけ、提出しました。 

アンケート用紙を受け取り、説明を聞くために、PTA室へ着。
遅れて行ったので、すでに説明は始まっていたけれど、暖かく迎え入れてもらえました。説明していたのは、小学校時代役員仲間だったひと。任意加入についての考えは違うのだけれど、明るくて元気で実力あって、一目置いているひとで、中学校役員2期目です。

で、アンケートは名前順にソートしてあり、出欠状況等が表にまとめられていました。
この表、生徒名簿を利用して、学級PTA欠席に〇、委任状ありに〇、希望の役が書き込んであります。
(うちの中学校、強制加入で名簿問題未解決。ここは今はスルーしておきます。)
たぶん役員さんがまとめてくれたのだと思うのだけど、こうして一目で状況が把握できるようになっているのは、司会を頼まれた側としてはありがたい。

で、気になる出席率は、クラスの3分の1!!
委員の役が6、その下の「お手伝い」役が9、合計15人決める必要があるのに、出席者は司会の私たちを含めて12人。
委員についている〇の数は私を含めて3つ。お手伝いはそれなりに多数。
どうすりゃええねん。

***

…なぁんて、えらそうに書いていますが、去年はワタクシ、PTA参加アンケート、出しませんでした。
乳がんの闘病中で、体調も精神もどん底、アンケート書く手が物理的に止まってしまいました。
いやもう、本当に書けないの。
そういえば入学時進級時につきものの怒涛の学校書類も、夫にあらかた書いてもらった記憶が…
保護者会にも当然出席できず、どきどきして過ごしましたが、学級PTAの司会側は私の連絡先を知らないので、電話がかかってくるわけがありません。

そして、私が司会したクラスにも、アンケート未提出者が複数いらっしゃいました。当然「未提出が活動しない意思表示」と解釈、そっとしておきました。お互い無言だったけれど、司会を担当した相方さんも同様の反応でした。

なので、PTAに関わりたくない方は、『ナニコレPTA』のキヅキさんのおっしゃるとおり、PTA参加アンケートを出さないことも、ひとつの方法として有効だと、私からも申し上げます。

***

それに、アンケートの中には、欄外に介護状況を事細かに書いてくださっている方がいらっしゃいました。拝読するだけでも状況が忍ばれて気の毒に思うし、そもそもそんなセンシティブな事情を誰がみるかわからない書類に書かなければならない方の心情を思うと心が痛みます。
できればそんなもの、見たくないし、そもそも書かなくてよい状況にしたい。

***

娘の進学した中学のPTAは、強制加入でこそあるものの、運営自体は比較的良い雰囲気で回っているようです。

  • 活動内容は小学校より省力化、要領よいみたい。
  • 娘の出身小PTAの活動方針「できる人が、できる時に、できる事を」を受け継いでいるひともいます。
  • 「お互い事情はいろいろあるよね」という配慮を去年、受けました。

「またやってるの~?」「PTAエンドレスだよ~」「心の病が…とか言ってみたい(←冗談にもほどがありますが)」 という会話は聞こえても、「やらない人はずるい」という声はまだ聞いたことがありません。

ま、出てくる人は元気な人、と思って差支えないかもしれませんけどね。

続きはまたの機会に。


今年のPTAどうしようかな、と思っていたらPTA役決めの司会を引き受けちゃった!

2015年04月09日 | 足元記 - 中学校PTA

昨年度はいろいろあって、中学校PTAにはいっさいかかわりませんでした。
役員選の懇談会に出席したくらい。

今年は、卒対仲間で好感をもっているひとが中学のPTA役員を引き受けられたので、一緒にやると楽しそうだし、なにか委員を引き受けようかな、でも体調もあるし、どうしようかな…と迷っていました。

学校主体の保護者会の出欠表には、とりあえず出席に〇をつけて出し、体調次第で欠席する旨を欄外に書き添えました。

問題は、PTAの役希望アンケート。
どの委員会に〇をつけようか、サブのお手伝いにはどれに〇つけようか、委任状はどうしようか…等々と迷っていました。そもそも出席自体迷っていたわけです。

そうしたら、昨日の夜、件の卒対仲間@現役員さんから電話がかかってきました!

「猫紫紺さーん、保護者会の司会、お願いできない?」

と。
なんでも、PTA役決めの司会者を決めるのが、新年度初めの役員さんの仕事だとか。小学校の時は、司会者は前年度の学年委員(新1年生は役員)の役割と決まっていましたから、違いにちょっとびっくりしちゃいました。
思わず、

「大変だね~(しみじみ)」

と返しちゃいます。
お互い中2なわけだけど、役員は中2の保護者がすくないので、コネをフル活用して電話してお願いしているとのこと。私が学年委員をやったときの相方さんにも、電話したとか。その相方さんとは偶々子ども同士が同じクラスです。また彼女と組めるのもいいな、と思いました。
それに

「お願いします!!(助けて!のニュアンスで)」

と電話口で言われちゃ断りづらい。つくづく人が良いんだよな、私。

「そういわれると、弱いんだよね~」
「お願いします!サポートします!!」

とかなんとかいうやり取りの末

「しかたないにゃぁ。いいよ」

と引き受けたのでした。
「あのひとのためなら、ひと肌脱ごう」というエピソードでした。 

その後いくつか質問をして、あとから思いついた質問はメールしました。
そして、PTA運営だよりで委員会の前年度活動報告に目を通したりして、予習したりしました。

中学の運営だよりは、私が関わった小学校のそれよりもあっさりとしていて、要領よくまとまっていました。 


朝日新聞でも、PTAの体験談・ご意見募集中

2015年04月09日 | PTA報道関連

現在、朝日新聞でも、PTAの体験談・ご意見を募集中です。

情報発信なさったのは、朝日新聞記者個人のツイッターアカウント。
2015年4月8日 15時ごろのツイートです。 

以下転載します。

***

朝日新聞デジタルで、格差についてのご意見募集第2弾を明日にも始めます。一方、格差に続くフォーラム面のテーマはPTAです。みなさんが抱いているPTAへの疑問を一緒に考えていけたら。asahi_forum@asahi.comで「格差」「PTA」ともに、体験談、ご意見を募集しています。

***

PTAに関すること、メールで応募なさってみてください。
やっぱ、4月はPTAが話題になりやすい季節ですね。 


『あなたのPTAについて教えて下さい』Webアンケート実施中

2015年04月09日 | PTAについて考えてみる

個人がネットでPTAに関するWebアンケートを実施しているのを見つけました。
学校名無記名アンケートです。 

『あなたのPTAについて教えて下さい』

アンケートを募集しているのは
『運営からトラブル解決まで PTAお役立ちハンドブック』
2015年01月、有楽出版社
田所永世さん。 

この本、ちょっと前には上記リンク先から
試し読みができた気がするんですけど、
いまは試し読みできないようです。

2015.4.12追記:
田所さんよりコメント欄にて、試し読みができる
リンク先を教えていただきました。
オンライン書店e-honの該当ページです
あと、出版社を間違えていたので、訂正しました。
申し訳ありません。 

田所さんのTwitterによると
30校以上の回答で結果公開、現在回答数20校弱だそうです。

こういうアンケートは、PTA連合体でやって欲しいですよね。

結果を楽しみにしています。

 


やりたい人が、できるときに、できることを、無理なく、楽しく

2015年04月03日 | PTAのヒント

PTAについてつらつら考えていたら、生まれたフレーズです。

「やりたい人が、できるときに、できることを、無理なく、楽しく」

いろんなところで出会った似通ったフレーズをミックスして生まれました。

使えそうなら、ぜひ使ってください☆

*** 

ネタ元は下記の通り。
先輩たちに敬意を表します。 

「できる人が、できる時に、できる事を」
というのが、娘の小学校就学説明会で出会った言葉。
PTAの活動説明として配られたプリントにあった文言です。
役員時代にも、このプリントを作成配布しました。

たぶん、 このフレーズは聞き覚えのある方も多いと思います。

「できる人が、できる時に、できる事を、無理なく、楽しく」
これは、有志のPTAフォーラム
PTAは「新しい公共」を切り拓けるかで出会いました。
秋津コミュニティの岸 裕司さんがおっしゃっていた言葉です。

「PTAは、やりたい人しかやっちゃいけない」
これは、川端裕人さんがある講演でおっしゃっていた言葉です。 


給食費集金をになうPTAがあるらしい

2015年04月03日 | PTAについて考えてみる

今、Think!PTA!のOPEN BBSで激論が交わされています
こんなの久しぶり。
リンクしたスレッドの後半から、議論ははじまっています。

とある現役PTA役員とおもわれる方からの質問です。

内容が変遷しているのでなんですが、
なんでもその方、PTAの任意入会への改革を考えていらっしゃるらしく。
そもそものご質問は

入会の勧誘時に「PTAに加入すると登校班で通学することができます」ということができると思いますか?

というのが趣旨です。 
それに対する見解は、いろんな方が答えてくださっています。
スレッド長いですが、ご興味ある方はリンク先をご覧ください。 

そんななかで、私は、途中で露見した
「PTAが給食費集金を担っていること」に驚きました。
現金手集金、各家庭訪問だそうです。
質問を投稿なさった方も、その周辺の方も疑問に思っていないようなんですね。
そのおかげで、給食費未納ゼロ、ということを誇ってさえおられました。
なんでも、町全体の公立小・公立中のPTAが同じ状態だとか。

学校も教委もこのシステムを改める気はないそうです。
そりゃそうよね、どちらも楽できて未納ゼロなんだから。
督促の必要もありませんし。
業務怠慢だな。 

典型的な学校の嫁業務だな、と思います。
そこのPTAの保護者も気の毒に、と思うのだけど
投稿者が疑問に思っていないところが恐ろしい。 

 

…ん?
PTA問題について調べ始めたころ、どこかのサイトで
似たような事例を みたことを思い出しました。

これ。

  • 給食費未納家庭へPTA会員を訪問させ、未納分を代行徴収させられるケース
こっちのケースの方がひどいですね。
守秘義務はいったいどこに? 
 
似たような事例、ご存知の方いらっしゃいませんか?

奨学金理事長「大学にさえ行けばいいなんて、イリュージョン」:日経ビジネスオンライン150326

2015年04月01日 | PTAのヒント

昨日に続いて、またもや日経ビジネスオンラインからの紹介です。
日経記者 中川 雅之氏による、日本学生支援機構の遠藤勝裕理事長のインタビューです。

話の大筋は、2000万人の貧困という特集記事の中にあるため、奨学金の現状と課題と取り組みが主なテーマです。奨学金は「貸与型」が主ですが、これを返還不要の「給付型」へ移行することが主な課題だそうです。

  • 奨学金の延滞率が上昇している。解決法は?
  • 給付型へ移行するなら、どんなお金の使われ方がいいのか?
  • もし自由に制度設計するならどうするか?
…といった問いへの答えは、どんな学生を育成するか?というテーマにもつながります。
 
この中で、私は、奨学金のあり方や理念を踏まえて、制度改革の影響をかんがみつつ、良い方向へ改革しながら奨学金制度を切り盛りしていく実際的な考え方に心を打たれました。
具体的には、法律にある「教育の機会均等」の理念への対応です。 

(なんか偉そうな書き方になってしましました(汗) )

ゴールを見据えつつ、段階的に現状を改善していく姿勢は、きっとPTA問題の解決にも通じると思うのです。

***

奨学金理事長「大学にさえ行けばいいなんて、イリュージョン」

“学生の借金1兆円”が映すこの国の歪み(上)

中川 雅之 2015年3月26日(木)

「今の公教育は異常。異常を拡大するな」

“学生の借金1兆円”が映すこの国の歪み(下)

中川 雅之 2015年3月30日(月)