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幸せの感じ方の違い

2016-07-13 09:27:06 | 社会・平和

 松江市の小泉八雲居宅史跡

 私は2年前だが、ベトナムのハノイに数日旅行滞在した。そのためもあってか、ベトナムよりの留学生の新聞投稿に目が行った。

 ベトナムは社会主義国であり、ベトナム戦争では戦勝国だ。プライドの高い国でもあると思っている。投稿内容は「幸福」について。日本は街の発展ぶりや人々の生活の豊かさを見て、ベトナムとの差は大きく、日本人は国に誇りを持ち幸せだと感じていると思っていた。しかし来日から10か月の今、自殺率が世界でも高い国の一つ、電車では睡眠不足で疲れた顔をよく見る、あまり笑っていない、いつも心配事があるような顔をしている、などのため実は幸せと感じていないと感じる。

日本人は会社や組織への貢献ばかり考え自分の成果を自分が享受することを忘れている。ベトナムは貧乏な国だが困難でも楽観的に暮らし、めったに自殺を考えない。経済的な豊かさは幸福につながるとは限らない。「日本人は何のために頑張っているのか」「幸福とは何なのか」日本人自身で答えを探した方が良いと思うと。

 読んだ後の第1印象は、「痛いポイントを言い当てている」だ。頑張っているのは「家族の生活のため」と私の場合は言える。が、日本人の「幸福とは---」については答えを明言できない。私たちは資本主義の競争社会に住んでいるために、投稿者とは感じ方に違いはあるだろう。が、この忠告には応えて見つけたい。


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