国家と国民(個人)
「世界中で国家と国民の関係が変化しています」と朝日新聞社会欄に歴史学者の加藤陽子さんの投稿があった。
私は、自民党改憲草案の憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される」が、「人として」となっていることに、疑問を持っていた。この点に照準を合わせたに似た投稿だ。
先ず、違いを言葉に。「人」に修正すると、「良心の自由が守られるか」という点で大きく違うと。次に注意が必要なことは、これは「国家」が「私的領域」を侵す姿勢の表れの一つと。
2006年の改正教育基本法には、前文の「真理と平和を希求」が「真理と正義を希求」に修正された。この「正義」の内容は価値観によって違うため、国家が定義すべきものではないが、と。
間もなく行われる衆院選挙ではこんな点も念頭に置きましょうとあった。前記のことは多数決政治である民主政治制度下で起こっている。確かに、為政者へ任せきりにするのでなく、国民(我々一人ひとり)の投票による監視が必要だ。
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