パニック障害を自分で治す方法(最終回)
2008年12月6日(土)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
今回はパニック障害を自分で治す方法の最終回です。
次回からは「摂食障害を自分で治す方法」を連載します。
さて、今回はパニック障害の最終回という事で具体例を書いて行きますが、その前に、パニック障害以外の対人緊張症や神経症、うつ病の人にも共通なのですが、最初の関門は今までの考え方「症状を誰かになくして欲しい、治して欲しい」と思い続けているあなたから「症状ではなく原因のおかしな考え方を修正すれば症状も自動的になくなる」という考え方が理解、納得できるかどうかです。
昔、消臭剤のコマーシャルで「臭いにおいは元から断たなきゃダメ」というのがありましたが、このコマーシャルは臭いにおいを他のにおいでごまかすのではなく分解しなければダメと言っているのですが、これを対人緊張症や神経症、うつ病に置き換えると、症状を開き直ったり気をそらしたり言い聞かせをしたりしてもダメで症状自体をなくさなければなりませんという事になります。
しかし、この考え方は臭いにおいは有る、症状は有る、という考え方が前提にあるのですが、一番良いのは「臭いにおいの発生源をなくせば消臭剤自体が必要なくなります」という事です。
同じく症状を発生させている元をなくせばあなたは何もしなくても良くなります。
医師に行かなくても薬も飲まなくても何もする必要がなくなるのです。
今回は電車に乗るのを怖がっているパニック障害の人の具体例を書いて行きますので、皆さんの症状や考え方を当てはめて下さい。
結果の症状を見ると100人いたら100人、1000人いたら1000人違いますが、原因の「おかしな考え方」は電車に乗るのを怖がるパニック障害以外の人も同じようなものです。
(結果と原因の法則。この法則を理解、納得して頂く事が最初の第一歩です。)
電車に乗るのを怖がっているパニック障害の人に前回書きました「言語化」をして頂きます。
「電車に乗る事=怖い」
という「おかしな考え方」を太陽が東から昇って西に沈むのと同じくらい正しいと思い込んでいるのですが、「電車に乗る事=怖い」理由を紙に箇条書きで書けるだけ書くのです。
すると頭で考えていた時は100も200も怖い理由が有りそうに感じていたのにいざ書き始めると中々書けなかったり、書いた内容が頭で思っていた内容と違う、頭で思っていた内容を言語化できないと思ったりします。
では、具体的にどんな内容が出てくるかというと、
「電車の中で気分が悪くなりそうで怖い」
「以前、電車の中で気分が悪くなったのがまた起りそうだ」
「電車の中で気分が悪くなった自分を回りの人が変な目で見るのが怖い」
などです。
数多く書く人もいますが集約すると、
1過去に気分が悪くなった事が再現する
2気分が悪くなっている自分を人が見て変に思われる
3今まで気分が悪くなった事はないが気分が悪くなりそうだ
上記の三つになります。
気分が悪くなるは動悸がするとか目まいがする頭が真っ白になるなどを含みます。
一番多いのは過去が再現する事をとても怖がっているケースです。
過去を怖いと思って直視しないから大きな大きな妄想になって電車に乗れなく自分自身がしているのです。
勇気を出して本当に怖いのかを見に行きましょう。
以前経験した事は終わっています。
嫌な事ですが、以前は何とか終わっています。
案ずるよりも生むが易し、長く生きていれば気分が悪くなる時もあります。
その時はその時と不安に備えすぎる事を意識的にやめる事を納得しに行きましょう。
二番目に多いのは気分が悪くなる事よりも気分が悪くなっている自分を人が見て変に思われるのが怖いというケースです。
これは結果はパニック障害ですが原因は対人緊張症です。
前回書きました対人緊張症の章を参考にして頂きたいのですが、人に変に思われたら嫌です、心地悪いですが何も怖い事はありません。
逆にあなたが電車の中で気分が悪くなっている人を見てどう思うかを紙に書いてみましょう。
自分が気分の悪い人を見る時は心配したりプラスの心で見るはずなのに自分が気分が悪くなったらマイナスの心で見られると思っているのはおかしいのです。
三番目は今まで困った事はないのに困った事が起きたらどうしようかと思うケースです。
今までの人生で一度もなかったという事はこれからの人生もないだろうと推測する方が正しいのではないかなど自分や自分を含めた環境全体を客観視しましょう。
例えば、宝くじを買って今まで一億円以上当たった事がないのに当たったらどうしようかと心配しないでしょう。
その逆だという事に気付いて自分のおかしさに納得しましょう。
そして、「分かった 」から その通りだと「納得」できればあなたのパニック障害はなくなります。
最後に、私のブログを読まれて全ての人がパニック障害を自分で治す事は出来ません。
大学受験に例えると、予備校や塾に行かなくても志望大学に入れる人もいます。
しかし、多くの人は予備校や塾に行った方が学力が上がって独学の人より志望大学に楽に入れますよね。
こういう事だと理解して下さい。
独学で納得できる人もいますが、自分事は中々納得できません。
ですから、セラピストやカウンセラーが存在すると思って下さい。
余談ですが、前回書きましたトワエモワのコンサートですが、明日の丸亀市民会館のトワエモワのコンサートに行く予定です(笑)。
パニック障害は不安が大きいですから必ず精神科、神経科、診療内科に通われて下さい。
心理療法は医学に代わるものではありません。
医学の投薬治療と考え方を修正する心理療法は「両輪の車」です。
片方だけではうまく走りません。
必ず病院に通ってくださいね。
本の出版を考えていますと何度か書きましたが、企画書の段階で中々うまく通りません。
このブログを読まれている出版社の人や出版に詳しい方、宜しかったら、アドバイスをお願い致します。
よろしくお願い致します。
次回は摂食障害のお話です。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて
a@happylife.jp
に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
電話番号はまれに有る配達先不明の場合に必要ですからお伺いしております。
こちらから配達先不明の場合以外にお電話はしません。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料を無料でお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。
2008年12月6日(土)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
今回はパニック障害を自分で治す方法の最終回です。
次回からは「摂食障害を自分で治す方法」を連載します。
さて、今回はパニック障害の最終回という事で具体例を書いて行きますが、その前に、パニック障害以外の対人緊張症や神経症、うつ病の人にも共通なのですが、最初の関門は今までの考え方「症状を誰かになくして欲しい、治して欲しい」と思い続けているあなたから「症状ではなく原因のおかしな考え方を修正すれば症状も自動的になくなる」という考え方が理解、納得できるかどうかです。
昔、消臭剤のコマーシャルで「臭いにおいは元から断たなきゃダメ」というのがありましたが、このコマーシャルは臭いにおいを他のにおいでごまかすのではなく分解しなければダメと言っているのですが、これを対人緊張症や神経症、うつ病に置き換えると、症状を開き直ったり気をそらしたり言い聞かせをしたりしてもダメで症状自体をなくさなければなりませんという事になります。
しかし、この考え方は臭いにおいは有る、症状は有る、という考え方が前提にあるのですが、一番良いのは「臭いにおいの発生源をなくせば消臭剤自体が必要なくなります」という事です。
同じく症状を発生させている元をなくせばあなたは何もしなくても良くなります。
医師に行かなくても薬も飲まなくても何もする必要がなくなるのです。
今回は電車に乗るのを怖がっているパニック障害の人の具体例を書いて行きますので、皆さんの症状や考え方を当てはめて下さい。
結果の症状を見ると100人いたら100人、1000人いたら1000人違いますが、原因の「おかしな考え方」は電車に乗るのを怖がるパニック障害以外の人も同じようなものです。
(結果と原因の法則。この法則を理解、納得して頂く事が最初の第一歩です。)
電車に乗るのを怖がっているパニック障害の人に前回書きました「言語化」をして頂きます。
「電車に乗る事=怖い」
という「おかしな考え方」を太陽が東から昇って西に沈むのと同じくらい正しいと思い込んでいるのですが、「電車に乗る事=怖い」理由を紙に箇条書きで書けるだけ書くのです。
すると頭で考えていた時は100も200も怖い理由が有りそうに感じていたのにいざ書き始めると中々書けなかったり、書いた内容が頭で思っていた内容と違う、頭で思っていた内容を言語化できないと思ったりします。
では、具体的にどんな内容が出てくるかというと、
「電車の中で気分が悪くなりそうで怖い」
「以前、電車の中で気分が悪くなったのがまた起りそうだ」
「電車の中で気分が悪くなった自分を回りの人が変な目で見るのが怖い」
などです。
数多く書く人もいますが集約すると、
1過去に気分が悪くなった事が再現する
2気分が悪くなっている自分を人が見て変に思われる
3今まで気分が悪くなった事はないが気分が悪くなりそうだ
上記の三つになります。
気分が悪くなるは動悸がするとか目まいがする頭が真っ白になるなどを含みます。
一番多いのは過去が再現する事をとても怖がっているケースです。
過去を怖いと思って直視しないから大きな大きな妄想になって電車に乗れなく自分自身がしているのです。
勇気を出して本当に怖いのかを見に行きましょう。
以前経験した事は終わっています。
嫌な事ですが、以前は何とか終わっています。
案ずるよりも生むが易し、長く生きていれば気分が悪くなる時もあります。
その時はその時と不安に備えすぎる事を意識的にやめる事を納得しに行きましょう。
二番目に多いのは気分が悪くなる事よりも気分が悪くなっている自分を人が見て変に思われるのが怖いというケースです。
これは結果はパニック障害ですが原因は対人緊張症です。
前回書きました対人緊張症の章を参考にして頂きたいのですが、人に変に思われたら嫌です、心地悪いですが何も怖い事はありません。
逆にあなたが電車の中で気分が悪くなっている人を見てどう思うかを紙に書いてみましょう。
自分が気分の悪い人を見る時は心配したりプラスの心で見るはずなのに自分が気分が悪くなったらマイナスの心で見られると思っているのはおかしいのです。
三番目は今まで困った事はないのに困った事が起きたらどうしようかと思うケースです。
今までの人生で一度もなかったという事はこれからの人生もないだろうと推測する方が正しいのではないかなど自分や自分を含めた環境全体を客観視しましょう。
例えば、宝くじを買って今まで一億円以上当たった事がないのに当たったらどうしようかと心配しないでしょう。
その逆だという事に気付いて自分のおかしさに納得しましょう。
そして、「分かった 」から その通りだと「納得」できればあなたのパニック障害はなくなります。
最後に、私のブログを読まれて全ての人がパニック障害を自分で治す事は出来ません。
大学受験に例えると、予備校や塾に行かなくても志望大学に入れる人もいます。
しかし、多くの人は予備校や塾に行った方が学力が上がって独学の人より志望大学に楽に入れますよね。
こういう事だと理解して下さい。
独学で納得できる人もいますが、自分事は中々納得できません。
ですから、セラピストやカウンセラーが存在すると思って下さい。
余談ですが、前回書きましたトワエモワのコンサートですが、明日の丸亀市民会館のトワエモワのコンサートに行く予定です(笑)。
パニック障害は不安が大きいですから必ず精神科、神経科、診療内科に通われて下さい。
心理療法は医学に代わるものではありません。
医学の投薬治療と考え方を修正する心理療法は「両輪の車」です。
片方だけではうまく走りません。
必ず病院に通ってくださいね。
本の出版を考えていますと何度か書きましたが、企画書の段階で中々うまく通りません。
このブログを読まれている出版社の人や出版に詳しい方、宜しかったら、アドバイスをお願い致します。
よろしくお願い致します。
次回は摂食障害のお話です。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて
a@happylife.jp
に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
電話番号はまれに有る配達先不明の場合に必要ですからお伺いしております。
こちらから配達先不明の場合以外にお電話はしません。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料を無料でお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。