摂食障害を自分で治す方法(2)
2008年12月11日(木)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
摂食障害を自分で治す方法の2回目です。
前回、摂食障害を「あっと言う間」に治す方法を書きました。
その話を要約しながら続きの話を書いて行きますね(笑)。
摂食障害(過食症も拒食症も)は食べ物があり溢れている世界にしか存在しない奇妙な病気(医学では病気ですが原因から見ると病気とは言えない)です。
もしも、今日を生きる為の食べ物が手に入るか入らないかという貧しい国に摂食障害の人が行くと摂食障害はすぐに治ります。
過食症はそもそも食べる物がないのですから強制的に治ります。
拒食症の人は太っている自分は価値がないという強い思い込みを持っています。
(上記以外に食べる事自体を怖がる、食べない事で罪を得ている等の考え方の人もいますが太っている自分は価値がないと思っている人がほとんどです。食べる事自体を怖がる、食べない事で罪を得ている等の考え方のケースは改めて書きます。)
確かに食べ物があり溢れている私達の世界では痩せて細い人がファッションモデルをしたり歌手をしたりしていのますから痩せて細い人の方が太っている人よりも美しい、価値が有ると思われています。
しかし、今日を生きる為の食べ物が手に入るか入らないかという貧しい国の人たちの美意識も私達の豊かな世界と同じでしょうか?
おそらく、今日が生きられる、生きられないという世界ですから美しいかどうかという事などどうでも良いというようになっていると思います。
逆に一昔前の日本の健康優良児や恰幅が良いということわざのように太っている人の方が美しいという美意識の可能性があります。
さて、ここで考えて欲しいのですが「太っている自分は価値がない」と思い込んでいるのですが、この「価値」とは誰が認める価値なのでしょうか?
「価値」とは必ず人が認める、誰かが認める事なのです。
例えば「金」には価値があります。
しかし、なぜ価値が有るのでしょうか?
金は柔らかい金属ですから、今でこそ最先端の技術に使われていますが、刀にも槍にも建築資材にもほとんど実用性のない金属なのです。
この実用性のない金という金属を私達は美しいと思い希少性が有るから大昔から価値が有るとして来たのです。
もしも、私達は金を美しいと思えなくて大量に存在していたら価値を感じているでしょうか?
価値など有りませんよね。
価値というものはこういう事なのです。
では、「太っている自分は価値がない」と思っているこの価値を判断してくれる人は誰でしょうか?
摂食障害の本人自身もこの価値の判断者ではありますが多くは本人以外の不特定多数の人の可能性が高いのです。
「全ての人に良く思われたい。全ての人に変に思われたくない。変に思われたら怖い。」
という原因の考え方を持っている人がとても多いのです。
お分かりになりましたでしょうか?
これって対人恐怖症(SAD)と同じですよね。
「原因 → 結果」
原因と結果の法則を思い出して下さい。
結果には必ず原因が有ります。
対人恐怖症(SAD)の原因は「全ての人に良く思われたい。全ての人に変に思われたくない。変に思われたら怖い。」で結果の症状は人によって赤面症だったり吃音だったり多汗だったり色々バラエティがあります。
摂食障害 = 対人恐怖症(SAD)ではありませんが多くの摂食障害の原因は対人恐怖症(SAD)と同じなのです。
ただし、摂食障害の人は通常の対人恐怖症(SAD)の人より頑固な人が多いです。
では、話を戻しますが、今日を生きる為の食べ物が手に入るか入らないかという貧しい国の人になった拒食症の人の周りの人の価値観は私達の世界とは違うはずです。
回りにいる人たちに価値を持ってもらいたいという気持ちは同じでも回りにいる人たちの価値観が大きく違うのですから拒食症の人の考え方が変わって拒食がなくなりそうに思えませんか?
それ以前に摂食障害は食べ物がいつでも好きなだけ手に入るという前提でのおかしな現象ですから食べ物がいつでも好きなだけ手に入るという前提が崩れた時点で摂食障害はなくなっている可能性が高いと思われます。
今日のお話はよく分かりましたでしょうか?
容姿の価値観しか見えなくなって分けが分からなくなっているのですが、人は容姿の価値観だけで人を判断するのでしょうか?
違いますよね。
心の価値観、一緒にいると楽しい、会話が楽しい、気分が明るくなる、といった「心美人」というのも多くの人が見ている価値観ですよね。
もちろん、それ以外の価値観が多く存在します。
次回以降、心の価値観に関しても書いて行きます。
摂食障害は、特に拒食症の場合は命の危機になる場合がありますから絶対に精神科、神経科、心療内科に通われて下さい。
心理療法は医学に代わるものではありません。
医学の投薬治療と考え方を修正する心理療法は「両輪の車」です。
片方だけではうまく走りません。
必ず病院に通ってくださいね。
本の出版を考えていますと何度か書きましたが、企画書の段階で中々うまく通りません。
このブログを読まれている出版社の人や出版に詳しい方、宜しかったら、アドバイスをお願い致します。
よろしくお願い致します。
摂食障害のお話は次回に続きます。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて
a@happylife.jp
に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
電話番号はまれにある配達先不明の場合に必要ですからお伺いしております。
こちらから配達先不明の場合以外にお電話をする事はありません。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料を無料でお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。
2008年12月11日(木)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
摂食障害を自分で治す方法の2回目です。
前回、摂食障害を「あっと言う間」に治す方法を書きました。
その話を要約しながら続きの話を書いて行きますね(笑)。
摂食障害(過食症も拒食症も)は食べ物があり溢れている世界にしか存在しない奇妙な病気(医学では病気ですが原因から見ると病気とは言えない)です。
もしも、今日を生きる為の食べ物が手に入るか入らないかという貧しい国に摂食障害の人が行くと摂食障害はすぐに治ります。
過食症はそもそも食べる物がないのですから強制的に治ります。
拒食症の人は太っている自分は価値がないという強い思い込みを持っています。
(上記以外に食べる事自体を怖がる、食べない事で罪を得ている等の考え方の人もいますが太っている自分は価値がないと思っている人がほとんどです。食べる事自体を怖がる、食べない事で罪を得ている等の考え方のケースは改めて書きます。)
確かに食べ物があり溢れている私達の世界では痩せて細い人がファッションモデルをしたり歌手をしたりしていのますから痩せて細い人の方が太っている人よりも美しい、価値が有ると思われています。
しかし、今日を生きる為の食べ物が手に入るか入らないかという貧しい国の人たちの美意識も私達の豊かな世界と同じでしょうか?
おそらく、今日が生きられる、生きられないという世界ですから美しいかどうかという事などどうでも良いというようになっていると思います。
逆に一昔前の日本の健康優良児や恰幅が良いということわざのように太っている人の方が美しいという美意識の可能性があります。
さて、ここで考えて欲しいのですが「太っている自分は価値がない」と思い込んでいるのですが、この「価値」とは誰が認める価値なのでしょうか?
「価値」とは必ず人が認める、誰かが認める事なのです。
例えば「金」には価値があります。
しかし、なぜ価値が有るのでしょうか?
金は柔らかい金属ですから、今でこそ最先端の技術に使われていますが、刀にも槍にも建築資材にもほとんど実用性のない金属なのです。
この実用性のない金という金属を私達は美しいと思い希少性が有るから大昔から価値が有るとして来たのです。
もしも、私達は金を美しいと思えなくて大量に存在していたら価値を感じているでしょうか?
価値など有りませんよね。
価値というものはこういう事なのです。
では、「太っている自分は価値がない」と思っているこの価値を判断してくれる人は誰でしょうか?
摂食障害の本人自身もこの価値の判断者ではありますが多くは本人以外の不特定多数の人の可能性が高いのです。
「全ての人に良く思われたい。全ての人に変に思われたくない。変に思われたら怖い。」
という原因の考え方を持っている人がとても多いのです。
お分かりになりましたでしょうか?
これって対人恐怖症(SAD)と同じですよね。
「原因 → 結果」
原因と結果の法則を思い出して下さい。
結果には必ず原因が有ります。
対人恐怖症(SAD)の原因は「全ての人に良く思われたい。全ての人に変に思われたくない。変に思われたら怖い。」で結果の症状は人によって赤面症だったり吃音だったり多汗だったり色々バラエティがあります。
摂食障害 = 対人恐怖症(SAD)ではありませんが多くの摂食障害の原因は対人恐怖症(SAD)と同じなのです。
ただし、摂食障害の人は通常の対人恐怖症(SAD)の人より頑固な人が多いです。
では、話を戻しますが、今日を生きる為の食べ物が手に入るか入らないかという貧しい国の人になった拒食症の人の周りの人の価値観は私達の世界とは違うはずです。
回りにいる人たちに価値を持ってもらいたいという気持ちは同じでも回りにいる人たちの価値観が大きく違うのですから拒食症の人の考え方が変わって拒食がなくなりそうに思えませんか?
それ以前に摂食障害は食べ物がいつでも好きなだけ手に入るという前提でのおかしな現象ですから食べ物がいつでも好きなだけ手に入るという前提が崩れた時点で摂食障害はなくなっている可能性が高いと思われます。
今日のお話はよく分かりましたでしょうか?
容姿の価値観しか見えなくなって分けが分からなくなっているのですが、人は容姿の価値観だけで人を判断するのでしょうか?
違いますよね。
心の価値観、一緒にいると楽しい、会話が楽しい、気分が明るくなる、といった「心美人」というのも多くの人が見ている価値観ですよね。
もちろん、それ以外の価値観が多く存在します。
次回以降、心の価値観に関しても書いて行きます。
摂食障害は、特に拒食症の場合は命の危機になる場合がありますから絶対に精神科、神経科、心療内科に通われて下さい。
心理療法は医学に代わるものではありません。
医学の投薬治療と考え方を修正する心理療法は「両輪の車」です。
片方だけではうまく走りません。
必ず病院に通ってくださいね。
本の出版を考えていますと何度か書きましたが、企画書の段階で中々うまく通りません。
このブログを読まれている出版社の人や出版に詳しい方、宜しかったら、アドバイスをお願い致します。
よろしくお願い致します。
摂食障害のお話は次回に続きます。
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