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PTSD、トラウマは過去の終った事で力は全くない

2010年06月19日 | 心理療法ハッピーライフ
PTSD、トラウマは過去の終った事で力は全くない
(過去の出来事を整理、克服できない人たちがPTSDやトラウマに力があると勘違いして、あたかもPTSDやトラウマに力があるように自分自身で見せ掛けている)


2010年6月19日(土)
心理療法(認知行動療法、人生勉強療法)ハッピーライフ、矢野裕洋


☆最初に、

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☆本題(トラウマ、PTSDは過去の終った事で力は全くない)

最近、私のブログに対しての匿名のメールがありました。
より理解して頂くのに丁度良い教材になりそうですので匿名の差出者(匿名ですから私自身どこの誰か全く分かりません)への返事も兼ねて引用させて頂きます。

まずは匿名のメールを読んで下さい。

『ブログでのPTSDに関する記事を読ませて頂きました。

そして、下記のまとめについてどうかと思いメールを差し上げました。

「PTSDを引き起こした事件は終わっている、
過去の出来事で過去の出来事が今のあなたに影響を与えてはいない」
という事を理解、納得して頂く事でPTSDは治ると記載されていますね。

あなたがどのようなPTSDを想像しているかわかりませんが、
このやり方をとっているカウンセラーや医者がどれだけ患者を苦しめているか、
ご存じでしょうか?

PTSDといっても、様々な患者さんがいらっしゃるでしょう。
ちょっとした人間関係のトラブルの方もいれば、ひどく人権を傷つけられた人等。
最近の陰湿なイジメだと、
学校に行けば靴箱がぐちゃぐちゃにされていて靴は無くなっており、
教室に入ると死ねとの文字が黒板にズラリ。
机にも書かれていて、誰がやったかは知らんぷり。
そのうち何十人かで、殴ったり蹴ったりの暴行。
そのままリンチされ、トイレの便器に頭を突っ込まれ便器の水を飲まされる。
食事の際には、弁当のおかずなどをぶつけられ、
そのうち弁当箱にチョークの粉をたくさんふりかけられ、
弁当も食べられなくなる。

学校で教科書や服が切り裂かれるのは当たり前。
はがいじめにされて、目の前で持ち物が壊されるのを殴られながら見届ける始末。

そういうイジメが多発しているのをご存じでしょうか。
集団で陰湿なイジメが行われる事だってあります。
ただの省けではありません。

集団で、無視するのは当たり前。
学校で変な噂を流されるのはもちろん、
ネットでも名指しで死ね等の暴言が多数書き込まれている事は、
ニュースでもご存じでしょう。

文章ではなかなか伝わらないでしょうが、
はらわたが煮えくりかえるようなツライ経験を
どうにもならずに抱えている人は全国に多数います。

学校というものは恐ろしいもので、集団でイジメをします。
味方は、イジメられるのが怖くなり敵にまわります。
ごめんね、○○の言いつけだからといって、
仲のいい友達も一緒になって殴ったりの肉体的苦痛はもちろん、
「お前なんか生きている価値もないんだよ。
キモイ。死ね。生んだ親をうらめ。ははは」

なんていうイジメも多発しております。

目の前で、妻が暴行され殺された。
自分は殴られ重傷を負い、それをただ見守る事しか出来なかった。


あなたはこれらの人に、
「昔の事だから今のあなたに影響を与えている事はないので安心してください」

そう言えますか??

私ならとてもじゃないけど言えません。

彼らにとって過去のツライ思いでをせっかく打ち明けたのに、
それを否定されるようなものですから。
昔の事だから、話をまともに聞いてくれないのかという風に受け止められます。

あなたは、他人の過去の出来事は、過去の事だとわりきれるかもしれません。
しかし、彼らにとっては、人間的にひどく侮辱され、無力感を感じ、
どうにもならないような苦しみを何年も何十年も持ち続けているのです。
出来事は過去の事であっても、そう簡単に忘れされるような事件ではないのです。

そんな簡単に忘れられるようなささいな出来事であれば、
わざわざ病院で相談もしないでしょう。

PTSDで今現在も、他人を許せないような出来ごとにあい、
やるせなくツライ気持ちを抱えている人はたくさんいます。

しかし、「過去の事だから」という言葉だけは、
絶対に使って欲しくないと思います。
それは、さらにその人を傷つけ苦しめるという事を認識して頂ければ幸いです。

長文になりましたが、失礼します。』


★さて、ここからは私の文章です。

この匿名の人は『原因と結果の法則』という事が理解できていません。

ですからこのようなメールを書いたのでしょうが、一つのブログに事細かく説明を書く事は出来ませんから、事細かに説明を書いていたら一つのブログを書くのに一冊の本を書く量ほどの文章を書かなければいけなくなりますから、他のブログに書いている事は省略しています。
カウンセラー(来談者中心療法)や森田療法、医師などは結果に焦点を当てて原因をまず見ません。
しかし、認知行動療法は結果に焦点を当てるのではなく原因に焦点を当てるのが基本ですからこの『原因と結果の法則』という考え方を理解していなければいつまで経っても分かりません。

当然ですが、『結果』だけが存在する事はありません。
必ず結果には『原因』があります。
しかし、今の人たちは結果だけを見る人達が多いので簡単に解決できる事も複雑にして何が何だか分からなくしている事が多いのです。
その典型的なものが対人緊張症(社会不安障害)や神経症(パニック障害、摂食障害など)や脳に異常のないうつ病です。

PTSDのお話に戻りますが、この匿名の人のメールに
「PTSDを引き起こした事件は終わっている、
過去の出来事で過去の出来事が今のあなたに影響を与えてはいない」
という事を理解、納得して頂く事でPTSDは治ると記載されていますね。
と書かれていますが、

この人の二つ目に理解して頂いていない事は『分かったと納得の違い』です。
この事に関しても他のブログで書いていますから、上記の『結果と原因の法則』と『分かったと納得の違い(分かったと納得の法則)』は基本的な考え方ですから省略をして書いています。

『分かったと納得の違い(分かったと納得の法則)』の説明ですが、多くの人たちは結果だけに焦点を当てていますから『分かった=十分』という考え方をしていますが、学校のテストや仕事は『分かった=十分』で良いのですが、私たち自身の問題は分かっただけでは不十分です。
例えば、禁酒、禁煙、勉強、ダイエットなどがそうです。
お酒を飲んではいけない、タバコを吸ってはいけない、勉強しなくてはいけない、食べ過ぎてはいけないと分かっていても出来ません。
このような経験は誰でも経験しているはずです。
しかし、本当にその通りだと納得したら、禁酒、禁煙、勉強、ダイエットなど簡単に出来ます。
分かっただけでは納得していませんから無理して結果だけを出そうとしている状態なのです。

では、『原因と結果の法則』と『分かったと納得の違い(分かったと納得の法則)』を理解して頂いた皆さんと匿名さんへの返事をします。

「PTSDを引き起こした事件は終わっている、
過去の出来事で過去の出来事が今のあなたに影響を与えてはいない」
という事を理解、納得して頂く事でPTSDは治ると記載されていますね。

この事を説明しましょう。

◎まず、大前提ですが、PTSDやトラウマは現在進行形ではなく終った事です。
匿名さんの書かれているような酷いいじめを受けている現在進行形の人はセラピストや医師に助けを求めるのではなく警察や教育委員会、両親などに求めなければいけません。

◎という事はPTSDやトラウマが辛いと医師や私の所に来られる人のPTSDやトラウマは終ってしまっている過去の出来事です。
ここで過去の出来事に関して客観的に考えてみましょう。
例えば、日本史で習った関が原の戦いは過去の出来事です。
過去の出来事に力があったら、新幹線は関が原を通りますから、関が原の当たりを通る度に矢や鉄砲の弾が飛んで来たりして恐ろしいですよね。
しかし、こんな事は絶対に起こりません。
上記の内容が理解、納得出来るのでしたら匿名さんの書いている酷いいじめも過去の終った出来事で関が原の戦いと同じく過去の出来事には力がないという事が分かります。
実は、今の日本人は結果にしか焦点を当てていない人たちが多いのでこのような事にさえも気付いていない人たちが多くいるのです。

◎では、終ってしまった出来事があたかも力を持っているように思えるのは何故でしょうか?
例えば、人前に立つと赤面してしまう、人前でしゃべるとどもってしまう(吃音)という人がいるとしましょう。
もうお分かりだと思いますが、人が赤面や吃音(どもり)させているのではなく、自分自身が赤面や吃音(どもり)させているのです。
しかし、思考パターンの回路が出来ていますから『結果』だけしか見ない人にはいつまで経っても自分自身が自分自身に命令をして赤面したり吃音(どもり)したりしているという事に気付かない人たちは多くいます。

◎これをPTSDやトラウマに置き換えて考えてみましょう。
PTSDやトラウマは確かに終った出来事です。
しかし、PTSDやトラウマがあるから日常生活が出来ないという人たちは多くいます。
例えば、『酷いいじめを受けたから人が怖くなって人の中に入れなくなった』とか中には『学生時代に酷いいじめを受けたから会社でもPTSDやトラウマのせいでいじめられている』と言う人までいます。
ここで『原因と結果の法則』を使って考えて見ましょう。

★原因(PTSDやトラウマ)→ 結果(PTSDやトラウマは終ってしまった出来事だから今に何の力もない)
注、客観的に見た状態。本人が『分かったと納得の違い(分かったと納得の法則)』の通り、原因のPTSDやトラウマは終ってしまった出来事で今に影響を与える事はできないと深く納得しなければ「そうかも知れない」と言うくらいでこのようにはならない。

★原因(過去の出来事がまた起るのではないかと怖がっている、人生勉強不足で同じような状況になると過去の出来事と同じようになると未来予測をして怖がっている)→結果(人が怖くて人の中に入れない、人が怖いから会社の中でもうじうじしているから嫌われていじめられる等)

★原因(過去の思い出したくない思い出はあるが人生勉強をして同じ失敗はしないだろうという考え方になっている)→結果(嫌な思い出は嫌な思いでのまま、当事者に怒りを感じ続けているかも知れないが本人はPTSDやトラウマという意識は持っていない。)

という事になります。

◎最後に、思い出したくない悪い思い出は誰でも持っています。
ただ単に思い出したくない悪い思い出か、PTSDやトラウマのように思うか、の違いは人生勉強の差です。
ほとんどの人は(私も)いじめにあった事があります。
そして、ほとんどの人は(私も)人生勉強をして次に同じような状況に出会っても負けない自分になる勉強やそういう状況に陥らないように生きる生き方などを人生勉強します。
しかし、人生勉強をしない人たちは考え方や認知、価値観は同じままですから、次に同じような状況になると同じような事が起こるだろうと未来を予測していますから、本当は存在していないPTSDやトラウマにおびえて、場合によっては赤面症の人や吃音(どもり)の人のように自分自身の力でPTSDやトラウマによって苦しめられているように一人芝居をしています。
もちろん本人はまさか一人芝居をしているとは思ってもいませんが。

ですから、有名な話ですが、PTSDはベトナム戦争の帰還兵が平和なアメリカに戻ってきているのに恐怖におびえているという現象で出来た新語です。
実際のセラピーはそれなりに複雑になりますが、PTSDの帰還兵自身が自分のベトナム戦争は終ったという事を深く納得する事と人を殺してしまったという悔恨は宗教的な価値観などが生んでいますから困らない考え方や認知、価値観に修正すると楽になるはずです。
何故ならば、ベトナム戦争以前にも戦争は数え切れないほどありました。
しかし、以前はまだまだ生きるのに必死ですから悩む余裕がなかったからPTSD自体がなかったのです。
PTSDは豊かになって悩む余裕が出てきたから生まれた摂食障害とおなじようなものなのです。

皆さん、匿名さん、お分かり頂けましたでしょうか?



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