熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

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作品 文章 写真 販売品

古駒の飛車と歩兵

2014-01-09 06:43:24 | 文章
1月9日(木)、曇り。

寒の入りは3日前でした。
だが、寒さはそれほどでもなく。
体調もまずまず。

映像は、愛用の湯呑。
どこかで出会って購入した品の一つ。
使い勝手の良い大きさ。
土がやわらかなやさしい色と、シットリ感がお気に入り。

で、何年か使う内に口のあたり、ところどころに傷みが。


このまま使うのは、・・どうも。
ということで、仕事の合間に、漆と金粉で繕うことに。
息抜き、気分転換を兼ねての作業です。
先ずは、錆漆。
この後は、固まったところで整形研磨。
金粉は、そのあと。
仕上がりには、3~4日掛かるでしょうか。

ーーーー
昨秋、江戸時代の古駒「飛車・歩兵」の補充制作を頼まれました。
原品は、「俊光」の筆を誰かがなどっての彫り。
修復と言うより、欠けた駒を作って欲しいとの注文でした。

で、古材で肉厚な駒型を再現するところから開始。
昨日は、文字を彫り付けるところまで進めました。

「飛車」は2枚作って、どちらかいいモノを。
同様に「歩兵」は3枚作って、渡すのは2枚。

その5枚が、彫りあがった様子です。

問題は、原品との違和感。
どれだけ現品に迫れるかどうか。
まあ100年くらい経てば、差が無くなるかもしれません。
その時のために、どこかに補充と分かる足跡を遺しておきますね。

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