熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

香川愛生女流王将祝賀会

2014-01-25 19:22:57 | 写真
1月25日(土)、晴れ。

一日中、春のような陽気。
気温は15℃。
夜になっても13℃と過ごしやすい一日でした。

午前中から午後は京都へ。
香川愛生女流王将祝賀会は、四条のANAホテル。
主催は、在学中の立命館大学将棋部OB会。
OB各位の祝辞、記念品の駒の贈呈と進んで、映像は3番勝負、女流王将決定局を振り返っての様子。

参加者は、50名近く。

駒は会場にて披露されました。
駒の製作者としての小生。
祝辞と駒制作の経緯を簡略説明。

10日ほど前の夜に中平名誉会長から電話で制作依頼を戴いたこと。
「本人の希望は卷菱湖。それを彫り埋め駒で。当日は目録贈呈を予定している」とのことでした。

「駒は、当日には到底困難ですが、慶んで制作させていただきます」と返事。
しかし、現品が無い駒の贈呈式は、まるで気の抜けたビールのよう。
何とか当日お渡ししたい。
何とかできないかなあ・・。

と言うことで、翌日仕事場に入って、探すと、ありましたありました。
去年の秋から、ボツボツと進めていた「菱湖」。
盛り上げ駒にするつもりで、途中まで進めていた駒。
もう少しで、彫り埋めが終わるところ。

これなら、間に合うかもしれない。
だが、この時期、漆にとっては最悪。
そんな日々が続きました。

中平さんからは「駒が出来ても出来なかったとしても、祝賀会へ」と招請をいただきました。
でも、この時も100%の約束は出来ないでおりました。
2日前の朝、やっと「祝賀会当日に、お持ちします」と伝えることが出来た次第。

木地は御蔵島ツゲ、目が積んだ柾目。
袋は正倉院文様。龍村製獅子狩紋を京都で縫製。

とにかく、ほのぼのとした愉しい祝賀会でした。








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駒の写真集

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