熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

各局のニュースで持ちっきり

2020-06-28 07:55:36 | 文章

6月28日(日)、雨模様。

朝から棋聖戦第2局、藤井さんのニュース。そして7月1日からは、王位戦挑戦の話題で持ちっきり。
それにしても、藤井さんの将棋界に対する貢献度は大。
結果に、大注目です。

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盛り上げと漆

2020-06-28 01:24:12 | 文章

盛り上げに使う漆について、質問をいただきました。
「盛り上げには、どんな漆が良いですか?」という質問です。

まず、漆は墨と違って粘り気があるので、墨のようにサラサラ書けるというものではありません。
その粘り気は、漆によってさまざま違います。ネバリっ気が強い漆もあれば、比較的サラーっとした漆もあります。
ネバリっ気が強い漆は、高く盛り上がりやすいが、文字は書きにくい。
サラーッとした漆は、高く盛り上がらない代わりに、文字は書きやすいわけです。
ですからそれぞれ、粘る漆の違いを把握した上で、私の場合は店から買ったままを使うのではなく、性質の違う何種類かの漆を調合して、自分にとって最適なものにして使っています。この調合は、色目の調整と、ネバリの調整でもあります。

ここで言っておきたいのは、高く盛り上げた漆は、いかにも「盛り上げているぞ」という見栄えがしても、品性に欠ける上、盤上ではコロコロして使いにくく、駒としてはいかがなものかと思うのです。
なんでもそうですが「ほどほどが良い」ということで、これは感性の問題でもあります。

漆は使っている途中、時間とともに粘っこさが進みます。
気候や時期にもよりますが、朝、使い始めたころと、午後、何時間かが経過したときとは粘り気が強くなりますので、途中で粘り気を元に戻すなどの微調整が必要な時もあります。
この続きは、また改めて書くとします。

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駒の写真集

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