6月9日(土)、雨。
淡路島から戻って、昨日のから、いつもの生活に戻りました。
庭のアジサイも開花を始めました。
気象庁は、昨日、近畿地方の梅雨入りを宣言しました。
実感では、少々宣言が遅いと思うのですが、慎重だったと言うことかもしれません。
ホテルニューアワジでは、非日常の3日間。
その中で、対局明けの朝食時では思わぬ「大幸運」。
ここでの朝食は、和室の大広間で7時30分から。
関係者は総勢25人くらい。
正副立会棋士、記録係に観戦記者、主催社スタッフとほかのメディア関係者、その他数名。
対局翌日は、対局者も加わり、皆んなが一緒。
朝食の席は順不同。誰彼なく、およそ来た順番で座ります。
それがホテルニューアワジ棋聖戦での朝食のいつものパターン。
小生は、その他数名の内の一人。
寝坊をした小生は20分近く遅れで、急いで部屋に行きました。
すでに10人以上が席に。
早い人は、もう終わりかけの人も居ます。
大きな声で「おはようございます」。
席に着くと、昔のお嬢さん方がお茶とご飯、味噌汁を持ってきてくれる仕組みです。
どこに座ろうかなと見ると、主催社OBの永松さんの前が空席で、そこへ。
いつもは早飯の小生ですが、この日はいつもの倍以上かけてゆっくりと。
そんな気分の朝でした。
永松さんが「今日は何時に出発しますかな」。
「そうですね。皆さんは9時半出発ですから、それを見送って直ぐで」。
行きもそうでしたが、帰りも永松さん小林さんと一緒です。
「そうしましょうか」。
「では、そう言うことで・・」。
天気は上々。
対岸の風景を遠望しながら、小生は、ゆっくりとゆったりと。
気がついてみれば、周りは小生一人に。
非日常を感じながら、ゆっくりとゆったりと。
やがて「ご馳走さま」を言おうと、そうこうした時、少し空いている襖の間から羽生さん。
そして小生のすぐ右の席に。
「おはようございます」。
「おはようございます」。
その頃には、少し離れた席に2~3人が残るのみ。
ここは、残ってお相手するのが最善手。
ということで、食事の妨げにならないように配慮しながらもう少しゆっくりすることにしました。
「この間のグランドチャンピオンとのチェスは勝ちがあったそうですね」。
「引き分けでした」。
「そうですね。そのことも尾崎さんから聞きました」。
「チェスプレイヤーでもある尾崎さんとは4回ぐらい一緒にフランスへも行きました」。
「ああ、そうですか。」。
「ところで、駒の方は誰でも作れると言うものでもないし・・」。
「そうですね。ただ、最初から上手な人も居ます。大工さん、魚屋さん、床屋さん。共通するのは刃物を上手に研げる人ですね。切れる刃物なら上手に彫れると言うことです」。
「ほーっ、そうですかナルホド」。
「話は変わりますが、大阪の水無瀬神宮ではこのところ毎年、中将棋大会をやっています。羽生さんは中将棋はどうなんでしょうか。地元の関係者は来てくれないかなあと言っていました」。
「やー、中将棋は未だやったことが無いですね。この間も牧野四段からもやって下さいよと言われましてね・・。中将棋は昔から関西の人が・・」。
「そうですね。今は神崎さんが中将棋名人。昔は大山名人、山中さん、岡崎さん・・。牧野さんは去年春にやり始めて周りの皆を負かしたり、さすがです」。
こんな会話が、ゆっくりと20分ほど。
この日は、非日常の朝。
まさに「幸運の朝」でした。
では、また。
淡路島から戻って、昨日のから、いつもの生活に戻りました。
庭のアジサイも開花を始めました。
気象庁は、昨日、近畿地方の梅雨入りを宣言しました。
実感では、少々宣言が遅いと思うのですが、慎重だったと言うことかもしれません。
ホテルニューアワジでは、非日常の3日間。
その中で、対局明けの朝食時では思わぬ「大幸運」。
ここでの朝食は、和室の大広間で7時30分から。
関係者は総勢25人くらい。
正副立会棋士、記録係に観戦記者、主催社スタッフとほかのメディア関係者、その他数名。
対局翌日は、対局者も加わり、皆んなが一緒。
朝食の席は順不同。誰彼なく、およそ来た順番で座ります。
それがホテルニューアワジ棋聖戦での朝食のいつものパターン。
小生は、その他数名の内の一人。
寝坊をした小生は20分近く遅れで、急いで部屋に行きました。
すでに10人以上が席に。
早い人は、もう終わりかけの人も居ます。
大きな声で「おはようございます」。
席に着くと、昔のお嬢さん方がお茶とご飯、味噌汁を持ってきてくれる仕組みです。
どこに座ろうかなと見ると、主催社OBの永松さんの前が空席で、そこへ。
いつもは早飯の小生ですが、この日はいつもの倍以上かけてゆっくりと。
そんな気分の朝でした。
永松さんが「今日は何時に出発しますかな」。
「そうですね。皆さんは9時半出発ですから、それを見送って直ぐで」。
行きもそうでしたが、帰りも永松さん小林さんと一緒です。
「そうしましょうか」。
「では、そう言うことで・・」。
天気は上々。
対岸の風景を遠望しながら、小生は、ゆっくりとゆったりと。
気がついてみれば、周りは小生一人に。
非日常を感じながら、ゆっくりとゆったりと。
やがて「ご馳走さま」を言おうと、そうこうした時、少し空いている襖の間から羽生さん。
そして小生のすぐ右の席に。
「おはようございます」。
「おはようございます」。
その頃には、少し離れた席に2~3人が残るのみ。
ここは、残ってお相手するのが最善手。
ということで、食事の妨げにならないように配慮しながらもう少しゆっくりすることにしました。
「この間のグランドチャンピオンとのチェスは勝ちがあったそうですね」。
「引き分けでした」。
「そうですね。そのことも尾崎さんから聞きました」。
「チェスプレイヤーでもある尾崎さんとは4回ぐらい一緒にフランスへも行きました」。
「ああ、そうですか。」。
「ところで、駒の方は誰でも作れると言うものでもないし・・」。
「そうですね。ただ、最初から上手な人も居ます。大工さん、魚屋さん、床屋さん。共通するのは刃物を上手に研げる人ですね。切れる刃物なら上手に彫れると言うことです」。
「ほーっ、そうですかナルホド」。
「話は変わりますが、大阪の水無瀬神宮ではこのところ毎年、中将棋大会をやっています。羽生さんは中将棋はどうなんでしょうか。地元の関係者は来てくれないかなあと言っていました」。
「やー、中将棋は未だやったことが無いですね。この間も牧野四段からもやって下さいよと言われましてね・・。中将棋は昔から関西の人が・・」。
「そうですね。今は神崎さんが中将棋名人。昔は大山名人、山中さん、岡崎さん・・。牧野さんは去年春にやり始めて周りの皆を負かしたり、さすがです」。
こんな会話が、ゆっくりと20分ほど。
この日は、非日常の朝。
まさに「幸運の朝」でした。
では、また。
6月7日(木)、晴れ。
台風もどこえやら。
淡路島から昼過ぎに帰りました。
羽生さんが先勝。
冒頭の写真は2手目を指し終えたところ。
対局室にはテレビカメラが入っていたので、機材と畳に映った陰を撮っておきました。
後で知った話ですが、ニコニコ動画だそうです。
台風もどこえやら。
淡路島から昼過ぎに帰りました。
羽生さんが先勝。
冒頭の写真は2手目を指し終えたところ。
対局室にはテレビカメラが入っていたので、機材と畳に映った陰を撮っておきました。
後で知った話ですが、ニコニコ動画だそうです。
6月6日(水)、曇り。
淡路島は曇り。
雨もあるのかなあ。
晴れていれば向う岸の関西空港の辺りが遠望できるのですが、今朝は靄っています。
棋聖戦がいよいよ始まります。
昨日の前夜祭には150名くらいでしょうか。
とにかく2年ぶりなので大盛況でした。
その一角で「将棋の文化と歴史」の展示。
何人もの方々からの質問。
出来るだけ丁寧にお答えしたつもりですが、いかがでしたでしょうか。
今朝は食事前に、ひと浴び。
ホテルニューアワジのお風呂は抜群。
源泉が3つ、湯船は15ほど。
とは言え、梯子が出来るのはせいぜい3ッつ4つですね。
ーーーー
昨日のブログへのアクセス。
どこからアクセスがあったかを知ることが出来ます。
上位10は次の通り。
思わぬところからのアクセスもあるのですね。
1 http://mario.m9.coreserver.jp/komabbs1/main.cgi?mode=thr&no=44354
2 http://mario.m9.coreserver.jp/komabbs1/index.htm
3 http://shogi.mtfj.net/
4 http://shogi.mtfj.net/r3.html
5 http://mario.m9.coreserver.jp/komabbs1/index.htm?
6 http://blog.goo.ne.jp/admin/completedentry?from=new&eid=06095557373126930aa6ce6beabd52b4
7 http://a.hatena.ne.jp/rokusan63/
8 http://www.koma.ne.jp/komabbs1/main.cgi?mode=thr&no=44354
9 http://platform.twitter.com/widgets/tweet_button.1337330192.html
10 http://blog.goo.ne.jp/admin/
淡路島は曇り。
雨もあるのかなあ。
晴れていれば向う岸の関西空港の辺りが遠望できるのですが、今朝は靄っています。
棋聖戦がいよいよ始まります。
昨日の前夜祭には150名くらいでしょうか。
とにかく2年ぶりなので大盛況でした。
その一角で「将棋の文化と歴史」の展示。
何人もの方々からの質問。
出来るだけ丁寧にお答えしたつもりですが、いかがでしたでしょうか。
今朝は食事前に、ひと浴び。
ホテルニューアワジのお風呂は抜群。
源泉が3つ、湯船は15ほど。
とは言え、梯子が出来るのはせいぜい3ッつ4つですね。
ーーーー
昨日のブログへのアクセス。
どこからアクセスがあったかを知ることが出来ます。
上位10は次の通り。
思わぬところからのアクセスもあるのですね。
1 http://mario.m9.coreserver.jp/komabbs1/main.cgi?mode=thr&no=44354
2 http://mario.m9.coreserver.jp/komabbs1/index.htm
3 http://shogi.mtfj.net/
4 http://shogi.mtfj.net/r3.html
5 http://mario.m9.coreserver.jp/komabbs1/index.htm?
6 http://blog.goo.ne.jp/admin/completedentry?from=new&eid=06095557373126930aa6ce6beabd52b4
7 http://a.hatena.ne.jp/rokusan63/
8 http://www.koma.ne.jp/komabbs1/main.cgi?mode=thr&no=44354
9 http://platform.twitter.com/widgets/tweet_button.1337330192.html
10 http://blog.goo.ne.jp/admin/
6月5日(火)、曇り。
雨が近いのかなあ。
昼前に淡路島に出発します。
到着するまでは、降らないでほしいものです。
展示する品々の準備は、昨日の夜に大体が終わりました。
そのほか控室で使う盤駒や、夜に皆んなで娯楽室で使う盤駒も。
展示は数日前に決まりました。
展示品は盤と駒と免状とか、将棋の文化と歴史が分かっていただけそうなものです。
一部を紹介しておきます。
江戸時代前期の大名道具の盤。
蒔絵は若松と鶴亀などと「丸に剣カタバミ」の家紋。
厚みは2寸7分ほど。
駒は江戸時代中ごろの「守幸筆」と、無銘の書き駒など。
25年くらい前に推定復元した「守幸書」との比較も。
ほかに、坂田三吉が支持者に渡した「龍山作」の盛り上げ駒と、懐かしい大阪彫りの「ごんた駒」など。
将棋免状は、柳沢保恵氏へ小野五平名人が明治時代に発行したものも。
原本は奈良県大和郡山市にあり、それを15年ほど前にレプリカにしたものです。
そのほかに坂田三吉が発行したものなど、4つ5つ。
なお、小生の駒も、隅っこに空いておれば・・。
但し、スペースの関係で、全部がご覧いただけるかどうか。
ーーーー
「週刊将棋」に、福井市郷土歴史博物館展示の告知。
7月1日の説明会は「やりましょうか」と提案して急遽決まりました。
展示は、あの蒔絵盤と駒。
そして参考品が少々。
ソレニシテモ、あの一部の人の大騒ぎ。
あれは一体、何だったんでしょうね。
世の中、ソッポで珍奇でいい加減で、悪意に満ちた捏造ばなしが多すぎ。
将棋盤も関係者も大迷惑。
ところで、実物を見ていない人は多いでしょうね。
関心のある方は、自分の眼で見て判断されるのが一番。
「百聞は一見に如かず」。
何事もそれが基本。
質問には「なんでも」お答えします。
質問は「ナンデモ、かんでも」OKです。
と言うことで、興味のある方は、どうぞ。
思いついたのですが、7月1日に「駒サロン」はどうかと。
だが、1年半前に皆んなで見に行きましたのでね。
どうするかな・・。
メンバーの意見を聴いて、もう少し考えます。
淡路島から帰ってから、決めようと思います。
では、また。
雨が近いのかなあ。
昼前に淡路島に出発します。
到着するまでは、降らないでほしいものです。
展示する品々の準備は、昨日の夜に大体が終わりました。
そのほか控室で使う盤駒や、夜に皆んなで娯楽室で使う盤駒も。
展示は数日前に決まりました。
展示品は盤と駒と免状とか、将棋の文化と歴史が分かっていただけそうなものです。
一部を紹介しておきます。
江戸時代前期の大名道具の盤。
蒔絵は若松と鶴亀などと「丸に剣カタバミ」の家紋。
厚みは2寸7分ほど。
駒は江戸時代中ごろの「守幸筆」と、無銘の書き駒など。
25年くらい前に推定復元した「守幸書」との比較も。
ほかに、坂田三吉が支持者に渡した「龍山作」の盛り上げ駒と、懐かしい大阪彫りの「ごんた駒」など。
将棋免状は、柳沢保恵氏へ小野五平名人が明治時代に発行したものも。
原本は奈良県大和郡山市にあり、それを15年ほど前にレプリカにしたものです。
そのほかに坂田三吉が発行したものなど、4つ5つ。
なお、小生の駒も、隅っこに空いておれば・・。
但し、スペースの関係で、全部がご覧いただけるかどうか。
ーーーー
「週刊将棋」に、福井市郷土歴史博物館展示の告知。
7月1日の説明会は「やりましょうか」と提案して急遽決まりました。
展示は、あの蒔絵盤と駒。
そして参考品が少々。
ソレニシテモ、あの一部の人の大騒ぎ。
あれは一体、何だったんでしょうね。
世の中、ソッポで珍奇でいい加減で、悪意に満ちた捏造ばなしが多すぎ。
将棋盤も関係者も大迷惑。
ところで、実物を見ていない人は多いでしょうね。
関心のある方は、自分の眼で見て判断されるのが一番。
「百聞は一見に如かず」。
何事もそれが基本。
質問には「なんでも」お答えします。
質問は「ナンデモ、かんでも」OKです。
と言うことで、興味のある方は、どうぞ。
思いついたのですが、7月1日に「駒サロン」はどうかと。
だが、1年半前に皆んなで見に行きましたのでね。
どうするかな・・。
メンバーの意見を聴いて、もう少し考えます。
淡路島から帰ってから、決めようと思います。
では、また。
6月4日(月)、曇り。
ボヤーッとした空。
昨日はこれほどでもありませんでした。
一昨日の訪問者は、ご夫婦2人。
奥様も駒に関心があるんだとか。
てっきりお一人がと思っていましたが、嬉しいことです。
明日は淡路島の予定なので、今日はその準備を優先します。
福井の博物館がらみの文章は終わったつもりでしたが、チョッと修正したいところも。
と言う訳で、こちらにも時間が割ければと思っています。
「校正」と言えば、論文などは何回何回も繰り返してしまいます。
元々文章書きは下手くそなんですね。
それで何回も何回も書き直すのですが、まあ、結局は30回以上にも。
将棋好きで歴史研究者の堀井先生には「文章は短く」と。
小生もそのつもりですが、冗長表現が多い。
無駄な単語はカットカット。
単語をつなぐ順序にも迷います。
そのほか、繰り返し表現。
小生の場合は結構多い。
大きなブロック単位でも、後ろのものを前に移すとか。
そんなのはしょっちゅうのこと。キリが無いのですね。
では、今日はこれでキッテおきます。
南天の花が間もなく咲きだしますね。
では、また。
ボヤーッとした空。
昨日はこれほどでもありませんでした。
一昨日の訪問者は、ご夫婦2人。
奥様も駒に関心があるんだとか。
てっきりお一人がと思っていましたが、嬉しいことです。
明日は淡路島の予定なので、今日はその準備を優先します。
福井の博物館がらみの文章は終わったつもりでしたが、チョッと修正したいところも。
と言う訳で、こちらにも時間が割ければと思っています。
「校正」と言えば、論文などは何回何回も繰り返してしまいます。
元々文章書きは下手くそなんですね。
それで何回も何回も書き直すのですが、まあ、結局は30回以上にも。
将棋好きで歴史研究者の堀井先生には「文章は短く」と。
小生もそのつもりですが、冗長表現が多い。
無駄な単語はカットカット。
単語をつなぐ順序にも迷います。
そのほか、繰り返し表現。
小生の場合は結構多い。
大きなブロック単位でも、後ろのものを前に移すとか。
そんなのはしょっちゅうのこと。キリが無いのですね。
では、今日はこれでキッテおきます。
南天の花が間もなく咲きだしますね。
では、また。
6月3日(日)、薄曇り。
遅咲きのツツジです。
福井市博物館への原稿が一応出来上がりました。
誤字脱字が無ければ終了。
A4で3枚分ですが、ちょっと長いですかね。
「はじめに」の部分は刷り物ではカットしますが、説明会には使います。
冒頭部分のみアップしておきます。
ーーーー
象牙の水無瀬駒と、葵紋蒔絵の将棋盤
ーーはじめにーー
4年前、福井県で古い象牙駒と、葵紋を蒔絵した美しい将棋盤が数百年ぶりに発見
されました。その折には「将棋世界」誌平成20年9月号で、駒にハイライトを当
てて紹介しました。
その後はテレビのバラェテイ番組に登場したり、「将棋の日」には羽生名人と谷川
九段の記念対局に使われたりして話題を呼びました。
最近は寄託先の福井市立郷土歴史博物館において特別展示されるなどもあって、今
回は将棋盤の歴史と工芸技術にもスポットを当てて紹介します。
元将棋博物館顧問 熊澤良尊
1、「水無瀬(みなせ)駒」と「葵紋蒔絵の将棋盤」
本品は、昨年度当館へ寄託された「水無瀬駒と葵紋蒔絵の将棋盤」一式です。
「水無瀬駒」は、16世紀末の高位な公卿・水無瀬兼成(かねなり)が書いた駒で、
品格ある文字と端整な駒形は、近代将棋駒の手本ともされています。
およそ4百年前に737組が作られて、時の後陽成天皇や関白秀次・公卿、そして
歴史上の名だたる武将たちの多くが繰り返し買い求めた超高級駒です。
中でも家康は、関ヶ原の戦いの前後数年間に53組を人手。庶民は弄ぶことすら憚
られたといいます。
本品の駒はその一つ。将棋盤と共に数年前まで某家の蔵に眠っておりました。
4年前に所有者が変わったことで研究者の目に留まり、由来が明らかになりました。
一方、盤は吉祥模様の「若松・唐草と葵紋」が金蒔絵で加飾され、その様式と盤の
厚み、足の形から18世紀の徳川家、松平家いずれかの婚礼調度として作られたこ
とが分かります。駒箱も同様です。
盤面には駒を打ち下ろした凹みが無数にあります。側面の家紋の一部に剥脱と、駒
の一部の漆が摩滅しているところなど、これらについては別項で解説します。
ーーーー
写真を加えるとA3裏表一枚。
適宜取捨選択、先方で印刷して自由に使ってもらいます。
では、また。
遅咲きのツツジです。
福井市博物館への原稿が一応出来上がりました。
誤字脱字が無ければ終了。
A4で3枚分ですが、ちょっと長いですかね。
「はじめに」の部分は刷り物ではカットしますが、説明会には使います。
冒頭部分のみアップしておきます。
ーーーー
象牙の水無瀬駒と、葵紋蒔絵の将棋盤
ーーはじめにーー
4年前、福井県で古い象牙駒と、葵紋を蒔絵した美しい将棋盤が数百年ぶりに発見
されました。その折には「将棋世界」誌平成20年9月号で、駒にハイライトを当
てて紹介しました。
その後はテレビのバラェテイ番組に登場したり、「将棋の日」には羽生名人と谷川
九段の記念対局に使われたりして話題を呼びました。
最近は寄託先の福井市立郷土歴史博物館において特別展示されるなどもあって、今
回は将棋盤の歴史と工芸技術にもスポットを当てて紹介します。
元将棋博物館顧問 熊澤良尊
1、「水無瀬(みなせ)駒」と「葵紋蒔絵の将棋盤」
本品は、昨年度当館へ寄託された「水無瀬駒と葵紋蒔絵の将棋盤」一式です。
「水無瀬駒」は、16世紀末の高位な公卿・水無瀬兼成(かねなり)が書いた駒で、
品格ある文字と端整な駒形は、近代将棋駒の手本ともされています。
およそ4百年前に737組が作られて、時の後陽成天皇や関白秀次・公卿、そして
歴史上の名だたる武将たちの多くが繰り返し買い求めた超高級駒です。
中でも家康は、関ヶ原の戦いの前後数年間に53組を人手。庶民は弄ぶことすら憚
られたといいます。
本品の駒はその一つ。将棋盤と共に数年前まで某家の蔵に眠っておりました。
4年前に所有者が変わったことで研究者の目に留まり、由来が明らかになりました。
一方、盤は吉祥模様の「若松・唐草と葵紋」が金蒔絵で加飾され、その様式と盤の
厚み、足の形から18世紀の徳川家、松平家いずれかの婚礼調度として作られたこ
とが分かります。駒箱も同様です。
盤面には駒を打ち下ろした凹みが無数にあります。側面の家紋の一部に剥脱と、駒
の一部の漆が摩滅しているところなど、これらについては別項で解説します。
ーーーー
写真を加えるとA3裏表一枚。
適宜取捨選択、先方で印刷して自由に使ってもらいます。
では、また。
6月2日(土)、曇り。
遅咲きのツツジと、蕾がでそろったアジサイ。
久しぶりに写真を撮りました。
名人戦は、森内さんの3-2。
昨日は、文章作りの続き。
もうすぐ出来そうです。
そして今日の午後は、来訪者がお一人。
そんな一日になります。
ーーーー
羽生さん、次の対局は棋聖戦。
中4日の来週6日(水)のホテルニューアワジ。
ニューアワジでの棋聖戦は、あの淡路神戸大震災の翌年からの連続開催。
昨年は5局目のはずが、4局目で終了。
連続が途絶えてしまい、関係者は残念。
と言うことで、今年は第1局にセットされたのだと思います。
ところで、小生もおよそ9割ほどを現地観戦しています。
今年も何人のかの方とご一緒に行くことにしています。
いつもは観戦のみですが、今年は「コレクション」を展示することになりそう。
昨日、決まったことなので、準備はこれから。
場所は、前夜祭と大盤解説場の片隅。
販売は予定しておりません。
将棋の歴史と文化が分かるものがよろしいかと。
将棋駒では江戸時代から明治・昭和の古いものと、新しいもの。
書き駒あり、彫り駒あり、盛り上げ駒あり。
将棋免状は、明治・大正・昭和のもの。
小野五平名人発行のもの、阪田三吉王将が発行したものなどです。
遅咲きのツツジと、蕾がでそろったアジサイ。
久しぶりに写真を撮りました。
名人戦は、森内さんの3-2。
昨日は、文章作りの続き。
もうすぐ出来そうです。
そして今日の午後は、来訪者がお一人。
そんな一日になります。
ーーーー
羽生さん、次の対局は棋聖戦。
中4日の来週6日(水)のホテルニューアワジ。
ニューアワジでの棋聖戦は、あの淡路神戸大震災の翌年からの連続開催。
昨年は5局目のはずが、4局目で終了。
連続が途絶えてしまい、関係者は残念。
と言うことで、今年は第1局にセットされたのだと思います。
ところで、小生もおよそ9割ほどを現地観戦しています。
今年も何人のかの方とご一緒に行くことにしています。
いつもは観戦のみですが、今年は「コレクション」を展示することになりそう。
昨日、決まったことなので、準備はこれから。
場所は、前夜祭と大盤解説場の片隅。
販売は予定しておりません。
将棋の歴史と文化が分かるものがよろしいかと。
将棋駒では江戸時代から明治・昭和の古いものと、新しいもの。
書き駒あり、彫り駒あり、盛り上げ駒あり。
将棋免状は、明治・大正・昭和のもの。
小野五平名人発行のもの、阪田三吉王将が発行したものなどです。
6月1日(金)、晴れ。
只今は、雲もなく晴天。
昨晩と言うか明け方には雷鳴と稲光がしきりでした。
先ほどのNHKニュース。
子供の将棋教室の話題。
将来の羽生さん森内さんを見た感じです。
名人戦は2日目。
昨日はビデオのセットを忘れていて、途中からのテレビ観戦。
今日は忘れないように・・です。
ーーーー
昨日のブログへのアクセスキーワード 上位20.
霊光寺と宗桂のキーワードが多いです。
村上さんが、20位以下に。しかしまた上位に復活するでしょう。
1 熊澤良尊
2 霊光寺 京都
3 名駒大鑑
4 霊光寺
5 名駒大観
6 大橋宗桂の墓
7 大橋宗桂 墓
8 将棋駒
9 熊澤良尊将棋駒工房
10 駒工房
11 霊光寺 宗桂
12 良尊
13 菱湖書 駒 雷羽
14 正岡義朗
15 象牙 将棋
16 将棋駒イラスト
17 将棋 駒
18 将棋 駒
19 皐月花
20 兼俊卿筆
只今は、雲もなく晴天。
昨晩と言うか明け方には雷鳴と稲光がしきりでした。
先ほどのNHKニュース。
子供の将棋教室の話題。
将来の羽生さん森内さんを見た感じです。
名人戦は2日目。
昨日はビデオのセットを忘れていて、途中からのテレビ観戦。
今日は忘れないように・・です。
ーーーー
昨日のブログへのアクセスキーワード 上位20.
霊光寺と宗桂のキーワードが多いです。
村上さんが、20位以下に。しかしまた上位に復活するでしょう。
1 熊澤良尊
2 霊光寺 京都
3 名駒大鑑
4 霊光寺
5 名駒大観
6 大橋宗桂の墓
7 大橋宗桂 墓
8 将棋駒
9 熊澤良尊将棋駒工房
10 駒工房
11 霊光寺 宗桂
12 良尊
13 菱湖書 駒 雷羽
14 正岡義朗
15 象牙 将棋
16 将棋駒イラスト
17 将棋 駒
18 将棋 駒
19 皐月花
20 兼俊卿筆
駒の写真集
リンク先はこちら」
http://blog.goo.ne.jp/photo/11726