ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

アンデスの風

2010-07-17 23:10:00 | 日記・エッセイ・コラム

日光小杉放庵美術館のロビーにて
ケーナのコンサートがあった。

ケーナとは南米の竹笛で
その透明感のある音色には心洗われる。
伴奏のチャランゴ(小さめのギター)も歯切れよく
ボリビア辺りの民俗音楽の雰囲気がよく表われていた。

演奏曲はアンデス地方の名曲を中心に
いくつかのオリジナル曲を組み合わせていたが
とりわけ「雨上がりの午後」という曲は心に響き
もういちど聴きたいと思う。

終了したのは午後8時30分、
感動的な時間は過ぎるのも速い。

かえり道、河童という名の清潔そうな蕎麦屋で
鴨せいろを食べる。

エアコンを止めウインドウを全開にして走ると
地球の裏側から
アンデスの風が吹き込んできて
鴨居れいの描いた「ボリビアの男」が現われる。