同人誌『馴鹿』の定例会に出席する。
勉強会というよりも雑談会になってしまったが
ときには詩作へのヒントを得ることもあるので
雑談といえども人の話は疎かにはできない。
今や詩界に於いても女性の活躍がめざましく
作品上の男女の差をうんぬんすることなどできない。
台所から宇宙へと見事に飛翔している。
そもそもぼくが詩を書き始めたのも
とある女流詩人の作品に触れたことが
そのきっかけになっている。
感性の鋭さと
大胆な表現に驚かされて
それまでの俳句から詩に傾いていったのである。
稲びかり女は鬼を身ごもりて