しばらく詩を書けずにいたが
昨日、やっと二篇の短いものができた。
初めの一行につまずきさえしなければ
何とか形になるのだが
長いこと、感性と脳みそが怠けていると
最初のひと言がなかなか生まれ出ない。
なにごとも習慣。
感性も脳みそも筋肉と同じで
日々こつこつとウオーミングアップしていないと
萎縮してしまうらしい。
その大切な感性と脳みそを放り投げて
姫たちがバテている。
今日は朝からずっと雨。
ねばねばと秋霖のようにからみつく雨。
美術館は休館日、
詩人から戴いたコーヒーを淹れながら
静かに時間が過ぎていく。
夕方からは鍼灸が控えているので
どこにも出かけられない。
毎回、免疫力を高める鍼を打ってもらっているので
確かに風邪を引かなくなった。
噴き上げる情念夜の百日紅