二つ年上の友人が訪ねてきた。
地元の高校を卒業してからすぐに上京し
映画会社に入ったが
アテレコ(声優)や端役であまりパッとしなかった。
その後、音楽の道に進み
作詞と作曲を手掛け
今日は歌手を連れて『塩谷の恋蛍』のPRに
立ち寄ってくれた。
さっそく戴いたCDを聴いてみたが
しんみりと心に伝わるものがあって
好感のもてる曲であった。
初恋の相手、九つで亡くなったぼくの姉(昌子)への
想いをイメージして作ったそうだが
事情があって故郷に帰る家のない彼にとって
まさに 〈 ふるさとは遠きに在りて想うもの 〉 である。
はかなくも美しい人生の哀愁がせつせつと
曲の根底に流れていて
いい歌だと思う。
がんばれ、Mitio!!
軒を超えジャックの空へのうぜん花