ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

少年の声

2011-06-23 22:58:36 | 日記・エッセイ・コラム

遠くの見知らぬ詩人から詩集が届く。
途中までは読んだが、それ以上気が進まない。
(作者には申し訳ない)

自分もそうだったんだろうなあ。
勝手に送りつけて・・・・・
詩人の多くは自己顕示欲がつよく
やたらに詩集を出したがり
500部、800部作ったら
知らない人にまで送ってしまうものだ。

中にはぐさっと心えぐられるような詩集もあるが
大概は終わりまで読み切れないのが実情。

夜、BS放送でモンセラート修道院少年聖歌隊の
歌を聴いた。
バルセロナからバスで1時間ほどの辺境の地、
カタルーニャ州。
奇岩が聳える山々の真下にある修道院。
聖歌隊の歴史は800年、
ヨーロッパ最古の少年合唱団である。
9歳から14歳まで全寮制で学んでいる。

変声期前の少年のソプラノは黄金の玉のように
涼やかでうつくしく
世界中からファンがこの修道院にやってくる。

          遠い日が闇を赤くす熱帯夜