ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

「君が代」について

2012-05-23 14:46:46 | 日記・エッセイ・コラム

「歌は世につれ世は歌につれ・・・」 
歌謡祭などの開演で司会者がよく使うフレーズ。

たしかに歌を聴くと当時の世相が想いだされる。
歌は時代を作っていくか、
時代が歌をつくっていくか。
どちらもあると思う。

ところで、国歌の話になるが 
「君が代」をうたわない教師に対して
東京都と神奈川県では処罰の対象にしたそうな。
至極当然のことと思う。
生徒がやらなかったら教師はどうやって
注意するつもりだろうか。

世界のほとんどの国に国旗と国歌が存在する。
オリンピック選手1名参加の小国ですら
国旗を先頭に堂々と登場する。

日の丸がイヤ! 君が代がイヤ!
というなら日本を出ればいい。

ぼくは右でも左でもない。リベラル派である。
国歌を必要とする考えは変わらないが
「君が代」でなければならないとは考えていない。
「君が代」に代わるものがあれば
勇敢に変えてもいいと思っている。

「君」という定義を理解してもらうのは難しい。
日本人の心には未だに戦前の思想をトラウマに
抱えている人たちも多いので・・・・。

現在では
「君」を「You」というふうに解釈させようとしているが 
少々無理があり詭弁とも受け取られがちである。
ならば誰にでもうたいやすい歌に
変えてみてはどうだろうか。
例えば「上を向いて歩こう」とか「さくらさくら」など。
これなら外国人も一緒に歌ってくれるだろうし 
思想・信条にもなんら抵抗ないだろう。

これからの百年先に向け
国歌に関しても思い切った発想が望まれる。

    湯煙のやうやく見えてほととぎす