ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

うなぎ

2012-05-22 11:12:40 | 日記・エッセイ・コラム

老舗のうなぎ屋に行く。

一年ぶりだろうか うなぎを食べるのは。
昼時なので並のうな重を注文したが
蓋を開けてびっくり 
・・・・・小さっ!
蒲焼が小さくなっている。
小さな容器にこじんまりと・・・

みみっちいと笑われるかもしれないが 
わざわざ出かけて行った者にはショックである。

なんでもかんでも安売りの 
とりわけ飲食業界の価格破壊のご時世に
老舗ほど商売がやり難くなっているのだろう。

これまでの誇りと信念は通用しなくなってしまって
そのあたりの事情は充分理解できるが 
一介のファンの立場からはやはり残念である。

先日の新聞に
天然うなぎからセシウムが検出されたとか。
安心安全は遠のくばかり。


     
 田蛙のネオンまみれの恋合戦 


復活

2012-05-20 15:50:39 | 日記・エッセイ・コラム

みそ餡の柏餅を買いに矢板市へ。
この時季ぼくの大好物。
小さな店だが人気があり 
売り切れてしまうことが多い。

湯が沸くまでに一個、
茶を飲みながら一個戴く。

多くの木の芽や山菜が出荷停止となり 
コシアブラを毎年採ってきてくれる人からも音沙汰なく
八溝の茶園からも連絡がない。
そのような陰鬱なとき 
一枚のうれしい葉書が届く。
震災に遭ったいわき市のSさんが見事復活し 
夫婦で画廊を開いたとの知らせ。
しばらく音信不通だったので よかった!! 
オリーブの枝を咥えて鳩が戻ってきたらしい。

家の中いくつか修繕を頼んだところ 
あれもこれも気になりだして 
追加、追加・・・・
何度も呼び出されて棟梁の苦笑い。

 妖精か小鳥か繁み揺れゐたる


右往左往

2012-05-18 13:39:34 | 日記・エッセイ・コラム

永年の願望がようやく叶ったのも束の間 
内輪の権力抗争で右往左往。
ボスの顔色にトーンダウン。
一つにまとまらない。
肝心の改革は遅々として何一つ進まない。

60年間の積もりに積もった垢を洗い流すには
相当の努力と時間が掛かるのは理解できる。
しかしこの体たらく。
期待が大きかっただけに落胆もまた・・・・

僅か2年、もはや風前のともし火である。

食品偽装詐欺・年金詐欺・振込み詐欺・公約詐欺・・・
   民主党よ汝もか。

鳩山さんが再びノコノコと沖縄へ出かけて行った。
そこでのあの挨拶の内容
まさに恥の上塗り・・・・
全くの鈍感なのかそれとも鉄面皮なのか。
御当人はさっぱり判っていないのだから
周囲の人たちが抑えるべきではないのだろうか。
頭の良い人たちの集団なのに 
この愚鈍さは一体どういうことなのか理解に苦しむ。

真っ直ぐな野田首相の孤軍奮闘を気の毒に思う。

そうして国民の落胆が増大する中 
新しい勢力が出現し 
その明確で具体的な政策に民衆の目が移っている。

われわれ国民もまた 熱しやすく冷めやすい。

 美人とて只のひとなり牡丹園


ルーツ訪ねて

2012-05-17 15:53:32 | 日記・エッセイ・コラム

今朝はよほど気分が良いと見えて 
シロさまが
 「おぁよう おぁよう」と
挨拶しながら走り寄ってくる。
滅多に無いことなので 杖の先で腹をくすぐってやる。

ちなみにロクサーヌの方は
 「たんたん狸の〇〇は風もないのにぶーらぶら 
  ロクロク ロクさんの〇〇はどこに隠れているのでしょ」
と 歌いながら腹を撫でてやると うっとり。

岡山県の和気氏が訪ねてきた。
和気のルーツを調べているうちに
当和気記念館に辿り着いたという。

現在は茨城に住んでいて奥方と共にやってこられた。
折角なので 
当地和気の大本である高原山神社宮司の
和気達郎氏を紹介する。
さらに機会があったら
下野郷土史研究家の大島志朗氏を訪ねるよう勧めた。

  薫風や天をいっきに深呼吸


花の色は

2012-05-16 23:17:08 | 日記・エッセイ・コラム

植樹2年目のツツジが見事に咲いて
喜んでいたのも束の間 
今日はみすぼらしく萎れている。

  花の色は移りにけりな
  いたづらに我が身世にふる
  ながめせし間に 
絶世の美女小野小町の歌。 
百人一首にもおさめられている。
花と同じようにぼんやりしているうちに
私も老けてしまったという意味。
諸行無常 沙羅双樹の花の色である。
身につまされる。

学芸員を交えて昼食。
ポークカレー・なめこの味噌汁
新若布と胡瓜のサラダ。
デザートには
昨日計理士さんに戴いた苺のロールケーキ。

2回りほど若い学芸員さんとの会話は 
ところどころ価値観や常識の食い違いがあり 
かえって昼食を賑やかにしている。

予想どおり暑くなってきた。
小さな仕事だが棟梁が大汗をかいている。
夜はカツオの刺身と竹の子の煮付。

        
石楠花の咲くかと見せて萎みけり