「言葉」で表現すること。
これは、「気」「気功」を説明する時に私なりにいろいろと考えて使っておりますが
やっぱり、“体験”していただくということに勝る言葉はなく…
そして、それは気功に限ったことではないですよね。
今日は「食感表現」についての話をご紹介です。
「445語ある、食感を表す日本語」さまより
その中より…
長さや時間、重さなら正確に測ることができる。けれど、味覚のような感覚や朝の空気のさわやかさのような情緒的経験は計測し数値化できない。・・・(中略)
日本語に食感を表す用語は全部で445語ある。「食品研究者へのアンケートやディスカッションによって定められたものですが、英語は77語、中国語は144語、フランス語でも227語しかありません。日本語の数が多いのは、たとえば『シャクシャク』と『シャキシャキ』を緻密に分けて考える国民性によるところも大きいかもしれません」と早川さんはみている。
日本語には①擬音語・擬態語、②粘りの表現、③弾力を表す表現が多いといった特徴があり、これらは日本人の食生活を知るヒントにもなる。著書『食語のひととき』『食べる日本語』には、このような言葉をめぐるエピソードがいくつも紹介されている。
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日本人はそういう「感覚」を大切に思っているのかもなぁと思いました。
私は気功を語る時に「料理」を例にとって説明することがあります。
それは『食べたことの無い料理』のようなものです・・・と。
食べたことのない料理を、どんなに多くの言葉を用いて説明されても・・・
他の食べ物を例に出されて説明されても…
それなりに想像することはできるかもしれないけど、納得することは難しく…。
そういう時・・・
一口その料理を食べることで、すぐに納得できるでしょ…と。