昨夜、久々にテレビ番組をまともに見ました。
それはNHKの「地球ドラマチック」です。
“ピダハン”というアマゾンの少数民族についてのものでした。
番組の紹介ページより参考までに…
「ブラジル・アマゾンの奥地に、不思議な言語を持つピダハンと呼ばれる少数民族がいる。ピダハンの言語には数や色を示す言葉がなく、過去や未来の表現もない。アマゾンの豊かな自然の恵みの中で、「過去」を思い患うことも「未来」を憂うこともなく、充実した「現在」を生きているのだ。心豊かなピダハンの暮らしを、長年にわたって彼らと共に暮らした元宣教師のアメリカ人言語学者の目を通して見つめる。」
キリスト教の布教活動として現地を訪れた宣教師が、ピダハンの世界に衝撃を受け、キリスト教信仰を捨て・・・やがてピダハン語の研究をするという内容。
「過ぎ去った過去の事を後悔して悩むこと・・・」
「まだ起きていない未来のことを不安に思うこと・・・」
そういう思考が無い生き方をしている民族なんだそうです。
彼らには「今」しかない。
そういう彼らを見て、心が豊かで幸福だと感じたそうです。
あと、宣教師の彼が信仰を捨てる決心をした話もなるほどでした。
布教活動は彼らを救うため・・・なのですが、彼らは「いらない」という・・・
もともと幸せではない人を救う(?)という前提なので、彼らには不要だった。
彼らは充分幸せで心豊かだから。
その生活に魅了され、信仰を捨て、彼らの世界の研究をしていくことに…
「豊かな心」
彼らはとても素敵な笑顔をしていると思いました。
今、この同じ地球にそういう人たちがいるんですよね。