四川の青城山の山頂で買ってきたお茶
「青城苦丁茶」
固められている
磚茶(だんちゃ)なので
削ってからいただきます!
名前の通り苦味はあるのですが
最後にほんのりと甘く
おいしいです!
「大叶砖茶(大葉磚茶)」
「野生毛冬青茶」
とも書かれており・・
茶樹のお茶ではなく
毛冬青のお茶ということで…。
これは、女貞葉の別名のようです。
青城山苦丁茶
选用木犀科粗壮女贞树叶,苦丁茶属于冬青科冬青属。青城苦丁茶是选用苦丁冬青经茶叶加工工序制成的,泡出的茶色泽红亮、香气浓郁,刚入口时是苦的,但旋即回甘。该茶已有悠久的生产历史。
ここにも書いてありますが…
「色は赤く、香りが強く、口に入れた瞬間は苦く感じますが、すぐに甘みが戻ってくるお茶です」
「このお茶の生産には、長い歴史があります」とのこと。
女貞葉について
参考までに
「日本薬学会」さまより
女貞子
トウネズミモチ(唐鼠黐、Ligustrum lucidum Aiton)
果実を乾燥したものが生薬ジョテイシ(女貞子)です。
ジョテイシは強心、利尿、緩下、強壮薬として古くから用いられており、肝臓、腎臓、腰、膝を強くし、精力も養い、若白髪や月経困難にも効き目があるとされています。現在でもジョテイシエキスは滋養強壮を目的とした市販のドリンク剤やカプセル剤に配合されています。また果実(女貞子)酒としても長年親しまれてきました。果実の女貞子のほかに、樹皮は女貞皮として風邪の熱に、抗菌作用のある葉は女貞葉として解熱に、根は女貞根として咳嗽治療の目的で利用されてきました。その他、葉や樹皮は染色にも利用されていたようです。漢方処方の二至丸(ニシガン)はジョテイシと旱蓮草(カンレンソウ)からなるもので、視力低下、目のしょぼしょぼ感、かすみ目、足腰の重感無力感、若白髪などに用います。
「ウチダ和漢薬」さまより
基源:モクセイ科(Oleaceae)のトウネズミモチ Ligustrum lucidum Aiton の成熟果実。
薬用としてのトウネズミモチは『神農本草経』の上品に「女貞」として収載されています。その果実に由来する生薬が「女貞子」または「女貞実」と称されるものです。「女貞」の名称について『本草綱目』では「この木は冬をしのいで青翠なるもので、貞守の操がある。ゆえに貞女を以って形容したのである」と記載しています。女貞子は冬に果実が成熟した頃に採集し、枝葉を取り除いて少し蒸すか、あるいは煮立ったお湯で少し茹でた後に乾燥させたものです。生薬は卵形、楕円形、または腎形で、表面は紫黒色または黒灰色です。外果皮は薄く、中果皮は剥がれやすく、内果皮は木質です。匂いは薄く、味は甘く、やや苦くて渋いとされています。古来、粒が大きく、充実して、灰黒色で質が堅実なものが良質とされてきました。
女貞子の薬効について、『神農本草経』には「中を補い、五臓を安んじ、精神を養い、百病を除く。久しく服すれば、肥健にし、身を軽くし、老いず」とあり、肝腎の陰を益す清補薬であることが記載されています。『本草綱目』には「陰を強くし、腰膝を健にし、白髪を変じ、目を明らかにする」とありますから、高齢者に適した薬物であることがわかります。現在でも中国では実際に滋養強壮薬として、体が陰虚であって内に熱感あるもの、腰膝が痛み軟弱なもの、目昏、耳鳴、心悸、不眠、便秘などの症状に応用されています。
女貞子にはこのような優れた薬効のあることが知られていたにも関わらず、使用されなかった時期があったようです。『神農本草経集注』に「仙方ではやはり服食するが、俗方では一向に用いない。一般に識るものがない」と記載されており、この頃(5〜6世紀)はあまり使用されていなかったようです。唐代以後(7世紀〜)に再び使用されるようになり、『本草綱目』には「女貞実なるものは、上品無毒の妙薬である。しかるに古方に用いることを知るもののまれだったのは何故であろうか。(中略)世に伝わっている女貞丹の方には“女貞実、即ち冬青樹子を梗、葉を去り、酒に一昼夜浸し、布袋で皮を擦り去り、晒乾して末にし、旱蓮草が出るのを待って多く数石を取り、搗汁を濃く熬って和して梧子大の丸にし、毎夜酒で百丸を送下する。旬日間ならずして膂力が倍加し、老者は夜起きなくなり、また能く白髪を変じて黒色にし、腰膝を強くし、陰気を起こす”といっている」と記載されています。
「百度百科」さまより
女貞葉
女贞叶,中药名。为木犀科女贞属植物女贞Ligustrum lucidum Ait.的叶。分布于长江以南至华南、西南各省区,向西北分布至陕西、甘肃。具有明目解毒,消肿止咳之功效。用于头目昏痛,风热赤痛,口舌生疮,牙龈肿痛,疮肿溃烂,水火烫伤,肺热咳嗽。
性味:味苦,性凉。
归经:归肝经。
功效:明目解毒,消肿止咳。
主治:用于头目昏痛,风热赤痛,口舌生疮,牙龈肿痛,疮肿溃烂,水火烫伤,肺热咳嗽。