
街路樹によく見られるモミジバフウ,
漢字で書くと紅葉葉楓です。
ちょっと見ぬまに葉がすっかり茂り,
そして,花らしきものがぶら下がっていました(5/13)。

歩道橋に登り,ほぼ真横からその花を撮って見ました。
先端に確認できる黄色,多分蕊と思われます。
やがて,秋にはこのままの形の実ができます。

紅葉葉楓,字画の多い漢字が並び,くどいと言いたくなります。
しかも,紅葉と楓の両方の文字を持ち,
葉はモミジのような形をしているのに,カエデの仲間ではないのです。
マンサクの仲間だそうです。
そんなモミジバフウはアメリカ原産,
この木はカタカナで書いたほうが似合います。

そのモミジバフウ,雌雄同株の植物だそうです。
実と同じ形なので,上の丸い花は雌花と思われます。
すると雄花はどこにあるのか,
4月の中頃撮った,まだ芽生えの時期の
モミジバフウを引っ張りだして見ました。

上に伸びた葉とは思えない紅色の部分,
これが雄花だったのです。
そして,この写真よくみると,
新葉の横にできたての雌花が確認できます。
もうこの時期に雌花も誕生していたようです。