城山公園の山斜面に設けられた野草園,
南多摩の駅に行くついでにちょっと覗いてみました(3/16)。
まだ早いので全く期待はなく,
出葉が見られるかなと思い覗いたのですが,
カタクリの花がもうあちらこちらと開いていました。
ここでは3月30日,31日と
地元ボラティアの方による「カタクリ祭り」が行なわれると
市の広報誌に紹介されていましたが,
そのころに花があるかどうか心配です。
スプリングエフェメラルの代表的存在カタクリ,
広葉樹林の下,樹の葉がまだ展開しない早春に出芽し,
花を咲かせ,光合成活動を行います。
そして,樹の葉が地面にその影を落とす
春の終わりから初夏には枯れ,
翌年の春まで地上からその姿を消します。
雪割草とも呼ばれるミスミソウ(三角草)も
カタクリに並んで咲いていました。
三裂の葉が三角形に見えるのでこの名がある
キンポウゲ科の春の花です。
ミスミソウは花が終えても,
地上部がずっと残るので
スプリングエフェメラルには入らないそうです。
白,青,薄い紅などの花色があります。
雪割草の名のとおり,可憐できれいな山野の花です