行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

9月のナツアカネ

2018-09-14 20:00:45 | 昆虫
暦は正直、
9月になり、涼しさが増し、
秋らしい陽気となってきました。
そして、林縁の木陰では
ナツアカネがしっかりと赤くなっていました(9/10)。


谷戸の林縁に写したナツアカネの雄。
草木の緑に赤色が美しく映えています。


平地や丘陵地の池などによく見られるナツアカネ、
これぞアカトンボと思える赤色をしているのは雄です。
アキアカネほど個体数は多くはなく、
大きさもマユタテアカネほど、アキアカネより少し小型です。


6月ごろ羽化するナツアカネ、
羽化後は付近の樹林の林縁や低山地に移動し、
体が成熟する秋まで、そこで摂食活動を行います。
未熟期は雌雄とも体色は黄褐色ですが、
成熟をむかえる秋、雄は全身が真っ赤になります。、


上とは異なる薄暗い林縁に写したナツアカネ♂。
これから、頭部と胸部が赤くなり、成熟します。


上とほぼ同じ林縁にて。
胸部の黒条、
腹部の四角形を呈する黒い斑紋から、
ナツアカネの雌です。


これもナツアカネの雌、
上のものより赤く、成熟が進んだ個体と思われます。


これもほぼ同じ場所に写したアカトンボ。
腹部下部に副性器の突起が見られるので雄です。
胸部の黒条からアキアカネと判断しました。
夏の暑い間は高原や高地で避暑をしているアキアカネ、
早くも平地に下りてきている個体がいるようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする