行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

秋の七草その3、クズとハギ

2018-09-21 20:00:14 | 花,植物
秋の七草その3、
オスキナフクハのフに該当いるフジバカマは
花がまだ咲いていないので飛ばして、
クとハ、クズとハギです。


マメ科クズ。
道ばたや林縁などいたるところにはびこるつる性の多年草です。
でも、秋の七草の一つ、
花はけっこうきれいなのです。


その花をさらに大写しに。
クズの根からは良質のでんぷんである葛粉や漢方薬が作られ、
茎の繊維は織って布にもなります。
しかし、現代では経済的に成立しずらく、利用されることは少ないようです。


神代植物公園でクズに似た花が咲いていました。
調べてみるとサッコウフジ、
マメ科には変わりありませんが、
クズ属ではなく、ナツフジ属でした。
写真のように花が濃い紫色のはムラサキナツフジと呼ばれます。


マメ科ハギ属ハギ。
秋の七草の一つですが、この花も7月ごろから咲いています。
春の七草は食用としての草が選ばれていますが、
秋の七草は花としての草が選ばれていることに気が付きました。


ハギ属のハギにはヤマハギ、ミヤギノハギ、マルハギなど種類が多くあります。
正直、見分ける自信はありませんが、
上は枝が垂れずに上を向いているので多分ヤマハギ、
ミヤギノハギは枝が垂れ下がります。


シオカラトンボ♀が大きな黄色をくわえて、
ふらふらと飛んできて、(多分)ヤマハギ花にとまりました。
黄色はキチョウのようです。
トンボが蝶をくわえているのは初めて見ました。


これも初めて写した花、
マメ科ソラマメ属ナンテンハギ、
林縁や土手など日当たりのよいところに生える多年草です。
あらためて思いますが、
ハギ属ではなくてもハギの名が付く草木は多く存在します。
コメント
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