行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツルボとヤブラン

2018-09-07 20:00:02 | 花,植物
8月の末日、
谷戸の草原にツルボが咲きだしていました。
咲きたてのツルボ、美しい野の花です。


ツルボ(蔓穂)
林縁の草地など、日当たりのよいところに
しばしば群生して見られるキジカクシ科の多年生草本です。


秋になると花茎を伸ばし、
薄紫色の花を穂状につけます。
花は下から順番に開き、
咲きはじめの花は特に美しく、
高山の花のように思えます。


春に赤味を帯びた葉を出し、
夏になると葉はいったん枯れ、
秋の気配を感じる頃、花茎をスルスルと伸ばすところは、
ヒガンバナやキツネノカミソリによく似ます。


地下には2~3センチの鱗茎が有り、
昔は、飢饉のときに水によくさらしたものを煮たり、
粉にして餅を作って食用にされたそうです。


ツルボの花、
キンケハラナガツチバチなど、蜂がよく吸蜜しています。


ヤブラン、
ツルボと同じキジカクシ科の多年草です。
開花は夏から秋とツルボより少し早く、
少し濃い紫色の小さな花を穂状に咲かせます。
改良された園芸品種もありますが
林縁などによく自生もしています。

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