ショウジョウトンボとマユタテアカネ

8月26日の薬師池公園に、
雌雄のショウジョウトンボそしてマユタテアカネのオスと、
それぞれ赤の色味が異なる赤いトンボを写しました。


ショウジョウトンボ♂。
オスはショウジョウ(猩猩)の名から連想できるように全身が真っ赤なトンボです。
花の終わったショウブ池の
枯れ始めたハナショウブの茎葉にとまり、何匹もいました。
それぞれ縄張りを張って、メスが来るのをまっていて、
近くに別のオスが来ると威嚇して追い払います。


アカネ属ではなく、ショウジョウトンボ属、
いわゆるアカトンボには含まれない赤いトンボです。
アカネ属のアカトンボに比べると太目で大きい。


ショウジョウトンボ♀
メスは赤というより、ややオレンジがかった薄い茶色をしています。


ショウジョウトンボのメスはオス違って飛翔力は弱く、
そして、交尾と産卵の時以外は水地に留まることはなく、
水地近く草地にあまり大きく動かずに生活しているようです。


目立たないこともあり、
オスに比べると見る機会の少ないメスですが、
この日は草地に数匹見つけました。


ショウブ池近くの草地にマユタテアカネのオスを数匹見つけました。
もう成熟期、いい色に腹部が赤色になっています。
同じ赤色でもショウジョウトンボの赤と色味が若干異なる気がします。


顔面に明瞭な眉斑があり、
尾部付属器が上に反り返ります。
この反り返りは未成熟期から見られ、
マユタテアカネのオスとすぐに判別できます。