8月31日、長池公園のススキの株元に
ナンバンキセルが顔を出していました。
そろそろ出ているはずと、
穂をつけ始めたススキの株元をいくつか探して見ると、
ナンバンキセル(南蛮煙管)が茎を20cmほどに伸ばし、
その茎の先に淡紫色の花をつけていました(8/31)。
ナンバンキセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物、
イネ、ススキ、サトウキビなどイネ科植物の根に寄生し、生長します。
葉緑素がなく、自らは光合成をすることのできない植物です。
花期は初秋、何本かかたまって茎を伸ばし、
1茎に1個、淡紫色の筒型で唇形の花をつけます。
花の形が西洋の煙管のようなので南蛮煙管の名ですが、
うなだれるようにして花を咲かせる姿から、
古くは「思い草」の名があり、この名で万葉集にも詠まれています。
1年草植物、毎年同じ場所で見られるとは限らないようです。
昨年たくさん見られた場所には見つからず、
少し離れたススキの根元で十数株を見つけました。
ナンバンキセルのあったススキの近く、
筑池の縁にタヌキマメ(狸豆)が青色の花をつけていました。
マメ科タヌキマメ属の1年草、
名は萼がタヌキの体毛のようだからとのこと、
なるほど、毛深く狸の毛色です。
日本では本州、四国、九州、南西諸島まで分布し、
土手や池の周りのような湿り気のある場所によく見られるとありますが、
筆者はここ以外で見たことがありません。
ナンバンキセルが顔を出していました。
そろそろ出ているはずと、
穂をつけ始めたススキの株元をいくつか探して見ると、
ナンバンキセル(南蛮煙管)が茎を20cmほどに伸ばし、
その茎の先に淡紫色の花をつけていました(8/31)。
ナンバンキセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物、
イネ、ススキ、サトウキビなどイネ科植物の根に寄生し、生長します。
葉緑素がなく、自らは光合成をすることのできない植物です。
花期は初秋、何本かかたまって茎を伸ばし、
1茎に1個、淡紫色の筒型で唇形の花をつけます。
花の形が西洋の煙管のようなので南蛮煙管の名ですが、
うなだれるようにして花を咲かせる姿から、
古くは「思い草」の名があり、この名で万葉集にも詠まれています。
1年草植物、毎年同じ場所で見られるとは限らないようです。
昨年たくさん見られた場所には見つからず、
少し離れたススキの根元で十数株を見つけました。
ナンバンキセルのあったススキの近く、
筑池の縁にタヌキマメ(狸豆)が青色の花をつけていました。
マメ科タヌキマメ属の1年草、
名は萼がタヌキの体毛のようだからとのこと、
なるほど、毛深く狸の毛色です。
日本では本州、四国、九州、南西諸島まで分布し、
土手や池の周りのような湿り気のある場所によく見られるとありますが、
筆者はここ以外で見たことがありません。