行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

カラタチ、ヒメコウゾ、ニワトコの花

2024-06-07 20:00:33 | 花,植物
4月13、14日の里道に写した
カラタチ、ヒメコウゾ、ニワトコの花
そしてアカメガシワの紅い新葉を載せます。


谷戸の畑畦にカラタチの花が咲いていました。
ミカン科ミカン属の落葉低木です。
花期は4月、太い棘のある枝に白い花をつけます。
秋には小さな丸い柑橘の実がつきますが生食には適さないようです。


北原白秋の作詞「からたちの花」
春の唱歌としてよく知られています。
「からたちの花が咲いたよ、白い白い花が咲いたよ、
からたちのとげはいたいよ、青い青い針のとげだよ 、
からたちは畑の垣根よ、いつもいつもとおる道だよ 」
棘があるので昔は垣根としてよく使われていたようですが
最近は見ることも少なくなったカラタチです。


林縁道にヒメコウゾ(姫楮)が雌雄の花をつけていました。
クワ科コウゾ属、
低山の林縁などに見られる雌雄同株の落葉低木です。


花期は4月ごろ、新枝の下部の葉腋に雄花序、
上部の葉腋に雌花序をつけます。
雄花序は径1 cmほどの球状で葯が白色、
雌花序は径4mmほどの球状で、赤色の糸状の花柱が多数つけます。


林縁道にニワトコ(接骨木)がところどころに花をつけていました。
レンプクソウ科ニワトコ属の落葉低木です。
花期は春、若葉が開くとほぼ同時に、今年枝の先端に3~10 cmになる円錐花序をだし、
淡黄白色の小さな花を多数つけます。


ニワトコは日本全国に分布。
原野や山野の林縁など湿気があって日当たりのよい所によく見られます。
栽培もされていて庭木としても使われます。


アカメガシワの実生と思われる小さな木に真っ赤な新葉が展開していました。
その見事な赤色に思わずカメラを向けました。
トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木、
春にでる若葉が紅色をしているのが名の由来です。


山野、平地、川の土手に自生、
山野の林縁、道端、ヤブなど明るいところによく見られます。
典型的なパイオニア植物です。
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