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ヨーロッパ旅行記-その4


9月1日のこと
5時20分起床。
インターラーケンのホテルのテラスに出て、タバコに火を点ける。
見上げると満天の星。ユングフラウの上にオリオン座がきらめく。
こんなにたくさんの星を見たのは、親父が子どもの頃だった。
日本の空は濁ってしまったのだ。
急いでタヌキを起こす。「こんなに近くに見えるのね。」と感動してくれた。

7時頃、タヌキが自宅に電話をする。日本時間の午後2時だ。
留守番の娘が言う。「猫が2匹になったよ。」

8時朝食、9時に展望台のあるシルトホルン山頂に出発する。
バスに乗ると、忘れ物の照会があった。「食堂にめがね入れがありました。」
隣に座っていたタヌキが、「あっ、私のです。」と手を挙げた。
忘れたのはめがね入れだけではなく、中には老眼鏡も入っていた。

インターラーケンとは「湖の間」という意味。
アイガー、メンヒ、ユングフラウなど4000m級の山に登る起点である。
30分余りでロープウェイの駅に着いた。
ここから3回乗り継いで、2971mの展望台に着く。
絶景。快晴、雲一つなし。気温8度。360度の絶景。

展望台で昼食。この旅に一人で参加していた娘さんと同席となる。
この娘さんは雰囲気が我が娘に似ていて、よその子とは思えない。
写真を撮り合う。
その後、親父は山頂のトイレで記念の大●。

12時45分、臨時のケーブルカーで下界に下り、首都ベルンへ2時間。
ベルンでは旧市街を散策する。有名な時計台は16世紀から動き続けているという。
午後4時30分ベルンを発つ。午後6時、バーゼル駅着。

列車を待つ間、トイレへ行く。駅のトイレは女性は2フラン、男は1フラン。
ここからフランスの新幹線TGVでフランスに向かう。午後7時。
夕食は車中のサンドウィッチ。固くて親父の歯槽膿漏の歯では無理だった。
タヌキも、ほとんどを残したようだ。(実はおいしくない。)
車窓は暗いし、眠るしかない。パリ東駅に着いたのは午後11時ごろか。
ドゴール空港近くのホテルに着いたのは午前0時近く。
今日は強行軍で、荷物の整理もそこそこに撃沈。
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