コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
ヨーロッパ旅行記-その7
9月3日のこと
今日は、この旅で一番行きたかった所、モンサンミシェル修道院へ行く。
パリから360km、片道4時間半。なので、ホテルを7時20分に出発する。
ノルマンジー地方に向け、バスはゆるやかな起伏の道をひた走った。
牧場と畑と森の道。
フランスは農業の国、自給自足の国という。自立する国の基本を見た。
サービスエリアでトイレ休憩。売店のスペースは広いが、ここもトイレは狭い。
ただし珍しく無料だったから、よしとする。
女性用は、いつもながら長い行列となっている。
ここのトイレットペーパーも幅が狭い。日本の3分の2程度だ。
流した水も必要最小限度だ。節約の精神が、今のヨーロッパに根付いているのだ。
ここで念願だった親父用の帽子を買う。19.9ユーロ。
帽子に書いてある文字の中に「NORMANDY」とある。記念になる。
これは、日本に帰ってから自転車に乗るときに使う。
昼食は名物のオムレツ。おいしくなったと聞くが、親父の口には合わなかった。
卵の泡の塊だ。巡礼者用の食事なのだという。腹の足しになったのか疑問だ。
モンサンミシェル修道院は、サン・マロ湾の海の中にあった、
満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には陸と繋がったという。
今は道路が出来ていて、常に繋がりっぱなしだ。それにしても、何という奇妙な光景か。
岩山の上の小さな聖堂が、増改築を重ね13世紀に今のような形になったという。
テレビで見て、あこがれの場所であったモンサンミシェル。
やはり、自分の目で見、風を感じないと、世界の歴史や広さは語れないと思った。
ホテルに午後9時着。ホテルの鯛料理より、今夜もインスタントラーメンがうまい。
明日はヨーロッパを離れる日となる。夜中まで荷造りをする。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )