2020/01/26
池袋の東京芸術劇場で東京ニューシティ管弦楽団の第128回定期演奏会を聴いてきました。
演目
・ラフマニノフ ヴォカリーズ 作品34-14
・ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調作品18 ピアノ:福間洸太朗
・ショスタコービッチ 交響曲第5番 二単調作品47「革命」
指揮:内藤彰
ラフマニノフとショスタコービッチというロシア、ソビエトの作曲家プログラム。
ヴォカリーズは美しくそこはかとない悲しみを秘めたメロディです。
ラフマニノフは2018年9月にサントリーホールで福間さんが日本フィルと共演したピアノ協奏曲2番を聴いているので、私は今回が2度目。たっぷりとして迫力のあるラフマニノフ。今回も素晴らしかったです。
そしてアンコールとして弾いたのが左手だけの作品。
スクリャービン、左手のためのノクターンop.9-2。ちょっとびっくりしましたね。先日、NHKで館野泉さんのドキュメンタリーを見たのですが、館野さんへのオマージュかな、と思いましたよ。
ずっと右手は膝に置いたまま。でも、左手だけで弾いているなんて感じないくらい音が豊か。
You Tube動画がありました。解説コメントがピアニスト目線なので興味深いです。
ショスタコービッチは今回初めて私は明瞭な意識ですみずみまで聴いたという感じ。
第4楽章の有名な、ドンドンドンドンというティンパニー音の激しい重々しいメロディ。
「革命」という名前はショスタコービッチ自身がつけたわけではないそうですが、その名前からロシア革命を連想してしまいます。ここは革命前夜なのか、革命当日なのか・・とかね。
でも実は恋の音楽で、ある女性への思慕だったらしいという説があるそうで・・・。そういえば、繊細さも感じる。
たっぷり音楽に浸った午後を過ごしました。