五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

お彼岸のしだれ桜

2009年03月21日 | 一句ひねろう
山梨に帰っている間にお墓参りに行ってきました。

母と祖父母が眠るお寺は市川大門の町を見下ろす宝寿院というお寺。
ここの境内に樹齢200年という桜の老木があります。

中央の太い幹から四方に大きく手を広げたように長い枝を垂らし、
たくさんの花びらを付けた様子は見事です。

残念ながら、樹齢のせいか花に昔ほどの勢いはありません。

 線香の けむりたゆとう 花の下



町内にもうひとつしだれ桜のきれいなお寺があります。
それが、下の写真、福寿院のしだれ桜。


福寿院のしだれ桜


こちらは樹齢100年ほどのもので、寺の名前にちなみ、
福と寿を授かるようとの願いを込めて「福寿桜」というのだとか。


 見上げれば しだれ桜に 陽の透けて


どちらの桜も例年より一週間以上も早い開花ではないでしょうか。
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一句ひねろう:秋彼岸

2008年09月21日 | 一句ひねろう
西日本に大きな爪あとを残した台風13号も、関東直撃は避けられました(これ以上の表現は麻生さんのように謝罪文を書かなければならないハメになりそうなので、この辺にしておきましょう)。

とにかく台風の前に山梨の実家に戻った私は、土曜日の午後、家内と二男の三人で菩提寺に行きました。
今日は彼岸の入り。お寺さんにお布施を届けて彼岸会の塔婆を受け取り母の墓前に供えました。当然ながら墓所にはあちらこちらにお参りに来ている人たちがいて、新しい花や線香の煙がたなびいていました。

 そこかしこ 白い塔婆や 秋彼岸

墓参りにあとは、車で買い物に行って、ついでに二男にとっては久しぶりの(なかなか含みのある表現ですね)ゲームセンターに行ってJackPotをやりました。家内がいきなりGoldJackPod(コイン2,725枚)を出して数時間、なかなか楽しく遊べました。
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一句ひねろう:秋の月

2008年08月10日 | 一句ひねろう
あまりコメントをする気もなく...。

 世界との 差を知る夜や 秋の月

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一句ひねろう:銀杏の葉

2006年12月15日 | 一句ひねろう
夜明け近くまで降り続いた雨が上がり、朝の甲州街道阿佐ヶ谷付近はクルマとバイクの音以外は静けさに包まれていました。
雨のために路上に落ちたたくさんのイチョウの葉が黄色い絨毯となって通勤者を迎えてくれています。
鳩が数羽、私が近づいても飛び立とうともせず、イチョウの葉の間に散らばった餌らしきものをついばんでいました。

 銀杏の葉 ひもじき鳩の 舞い降りて

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一句ひねろう:春休み

2006年03月30日 | 一句ひねろう
ほとんど全ての学校が春休みに入ったことで、学校の周りや通学路などから学生の姿が消えて、借家の近くもつかの間の静けさに包まれています。
荻窪駅の地下も、階段から改札口までまっすぐ歩くことができるくらいで、電車の乗り降りもスムーズでした。

もうしばらくすると、新しい顔ぶれを加え賑やかになることでしょう。

校庭の サクラ寂しき 春休み

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一句ひねろう:三寸の秋

2005年10月02日 | 一句ひねろう
病室の窓から見える外の景色は十月の蒼い空が広がって、そこから入ってくる心地よい風が仕切りのカーテンをわずかに揺らしています。
窓は転落防止のためでしょう、手のひらの幅くらいしか開きませんので、ベッドからは縦に細い外の景色が見えるだけです。
となりの病棟の屋上にある緑と近くの小学校のか神社の樫の木が日差しの中で浮き出て見えます。

 三寸の すき間から見る 秋の空

こっそり写真を撮ろうと思いましたが、止めておきます。

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一句ひねろう:コンビニ

2005年08月31日 | 一句ひねろう
8月最後の日、さすがに今までの暑さはないものの、それでも日向(ひなた)を歩くと、相当の暑さを感じるのは確かです。
そういう中、荻窪駅近くのローソンでは、中華まんがメニューに加わり、金曜日(3日)からはおでんが加わります。そんな広告が店頭にありました。
すでに他のチェーン店では始まっているところもあるとか。
そういうメニューを見ると、9月という切れ目よりいっそう季節の移り変わりを感じてしまいます。

 コンビニの メニューで無理やり 秋を告げ

かくいう我が家でも、アサリの残りを使ってクラムチャウダーを作ろうか、何か野菜と一緒に炒めようか、などという話が出ている今日この頃ですが...。
(それにしても川柳だな、これは)
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一句ひねろう:日陰

2005年07月28日 | 一句ひねろう
台風が過ぎて、関東地方はフェーン現象のせいか昨日今日と猛烈な暑さに襲われています。

日差しの強い井の頭通り涼しい電車の中から駅(吉祥寺駅の公園口)の外に出ると、熱い日ざしが待ち構えています。駅からしばらくはビルの陰で日が差さないためにひんやりしているのですが、信号を渡って井の頭通りを歩いていくと朝の日差しがいやおうなしに背中から突き刺してきます。

ところどころの日陰を選んで歩くのですが、日なたと日陰でこんなにも温度が違うものかと思ってしまうほど、その差は顕著です。
テレビなどで発表される気温は、今でも[芝生の上・地上1.2~1.5m・日陰]で測定されるようですが、さすがに百葉箱などは使わず、より正確な温度計を使っているようですね。

それはさておき、昨日は日陰でも35度以上になるところが多かったのですから、日なたはそれ以上、40度に近いくらいになっていたに違いありません。
帽子をかぶっていても背中にあたる日差しはかなりのもの、どうしても日陰を選んで歩くようになってしまいます。

地面を見ると、日の当たるところと影の部分がくっきりと分かれていて、日差しの強さをあらためて思い知らされるようです。


 会社への道々 日陰を拾い行く

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一句ひねろう:梅雨の間

2005年07月07日 | 一句ひねろう
久しぶりに雨が上がった東京は、夏の日差しが戻ってきました。
会社の7階から眺めると、たくさんの家で洗濯物が干してあるのが見られました。
中には家族全員の布団を持ち出して、ベランダいっぱいに広げていました。集合住宅では、普段使わないであろうベランダにずらりと並べてあって、もう少し近かったら写真を撮るのにな、と思いました。

 屋根光る 梅雨の間見ての 布団干し
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一句ひねろう:曇天の

2005年05月28日 | 一句ひねろう
2ヶ月ぶりくらいに京都に向かっています。
目の前の仕事の忙しさについかまけてしまって、季節の移り変わりに目がいかなかったようで、新富士駅あたりでは新幹線の車窓から田植えが終わった水田が沢山見られます。

この前とは違い、時おり薄日がさすものの雲が低くたれ込め、水面(みなも)も白く光っています。まだ細い苗の列が薄日を受けて白く光りながら背後に飛び去っていきます。
今年の梅雨はどうなんだろうなどと、つい考えてしまいます。


曇天の 水面に細く 稲光る

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一句ひねろう:雨雲に

2005年05月20日 | 一句ひねろう
一昨夜の帰り道は少し異様でした。夕方6時くらいでしたか、気温は生暖かく、雲は低くたれこめ、西風が結構強く吹いていました。
その割りに夕日が差し込んでいてなんとも不思議な天気だったのです。

写真では良くわかりませんが、時刻とともに雲が東の方に吹き寄せられていく感じで、吉祥寺駅に急ぐ私にとってはまさに追い風だったのですが、雲がずっと頭上にあって、送り狼のようにいつまでも付いてくるのでした。
家に着いたときには、西の空はすっかり晴れ上がっていました。

 雨雲に 背中押されて 帰り道
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一句ひねろう:風薫る

2005年05月10日 | 一句ひねろう
と呼ぶにふさわしい季節になってきましたね。
街路樹の緑も1ヶ月前とは格段のボリュームと濃さです。
私は朝日を背に受けて水道道路を歩いて通勤していますが、歩道上の木々の影が大きくなったのが実感できます。

途中ですれ違う女学生の中にも見覚えのある顔もあって、「ああ、上級生になったんだな」と、ニキビの消えた横顔をながめたりもします。

 風薫る 少女の額 かがやきて
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ツツジ

2005年04月19日 | 一句ひねろう
会社ネタをどうかとも思いますが、あまりにもきれいなので写真をアップしてみます。
先週まで葉っぱだらけだった、水道道路沿いの会社の植え込みが、ここ数日の気温の高さでいっせいに咲きそろいました。
品種が違うのでしょうか、近隣の植え込みのつつじはもう少しみたいです。
会社のツツジは毎日管理人さんが手入れをしているからなぁ。さすがというべきでしょうか。

ツツジの花言葉は「秩序」だと、むかし本で読んだことがあって、なるほど会社の植え込みにはふさわしいなと思っていたのですが、今回調べてみたら、「愛の喜び 情熱」などというのもあって、ほうほう!

 行き逢いて 触れずにもどる ツツジかな
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一句ひねろう:街路樹の葉

2005年04月15日 | 一句ひねろう
桜が散ってからは、一気に初夏に向かうかと思われた東京ですが、ここ数日少し水を差された感じ。でも、今朝は明るい日差しが早くから輝いていました。
水道道路の街路樹であるカツラの若葉も一段と大きくなって、強い陽によって濃い影を映すのといいコントラストを見せています。
その下を通る小学生たち(残念ながら写真に写ってはいませんが)も、元気良く駆け出して行きました。

 街路樹の葉青々と 児童(こ)らが過ぐ
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一句ひねろう:花散らし

2005年04月12日 | 一句ひねろう
あれほど咲き誇っていた桜の花も、朝からの雨でいっせいに散り始めました。
咲いているときの華やかさが格段にすばらしい分、散るときに見せる桜のあっけなさは、いかにも日本人好みの花というべきでしょうか。

午前中、近くの小学校のそばを通ると、休み時間中の子どもたちが小雨の中にもかかわらず、散り始めている花びらを両手で受け止めているのが見受けられました。

■花散らしの雨 子どもらの髪濡らす
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