五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

この一曲:手紙[岡林信康]

2007年04月19日 | この一曲!
二男は大学のオリエンテーションを終え、いよいよ勉強生活に入ろうとしています。オリエンテーションで思い出すのは、昭和45年の4月高校に入ったときのことでした。各サークルの活動を紹介する時間のとき、体育館に集まった私たち新入生の前で、あるクラブの部長(だったかリーダーだったか)が、ほとんど前触れなく歌いだしたのが、この「手紙」でした。

 私の好きな みつるさんが
 おじいさんから お店をもらい
 二人いっしょに 暮らすんだと
 うれしそうに 話してたけど
 私といっしょに なるのだったら
 お店をゆずらないと 言われたの
 お店をゆずらないと 言われたの

それまで岡林信康さんの存在もぼんやりとしか知らなかった私でしたが、その歌詞の内容には衝撃を受けました。「世の中にはこんな歌もあるんだなぁ」と。もちろんその曲が岡林さんの歌だと知ったのはずっと後年のことです。

 私は彼の 幸せのため
 身を引こうと 思ってます
 二人はいっしょに なれないのなら
 死のうとまで 彼は言った
 だからすべて 彼にあげたこと
 くやんではいない 別れても
 くやんではいない 別れても

残念ながらその当時の私は、どちらかというとChicagoやDeep Purpleなどの洋楽を中心に聴いていて、いわゆるフォークソングに接し始めたのは自分でギターを弾くようになった高校生後半でしたから、岡林さんの曲の思い出は他には「友よ」「チューリップのアップリケ」くらいしかないのです。
とにかく、あの時体育館で伴奏もなしに(つまりアカペラで)歌った先輩の姿が今でも強烈に目に焼きついています。
コメント (3)
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