裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

私にも妻がいたらいいのに

2009年06月16日 | 映画・TV
未だ、ひとり引きずる韓流。(笑)

子供達に「え?また?好きですねぇ~・・」
と飽きられますが・・・

だって、良い小品と言いますか佳作が多すぎです。

今回、観たのは、「私にも妻がいたらいいのに」
(ネタバレ有り↓)
http://heavysweetheaven.web.fc2.com/watasinimo.html

結婚願望を意識し出したアラウンド30の男女の物語。

今風に言えば「婚活ドラマ」って奴でしょうか?

とにかく、全編・・・雨、雨、雨と言ってもいいような画作りなので、
季節柄・・この梅雨時期、家で何も考えずに、のんび~り観るには
丁度良いのではないでしょうか?

韓国映画の「雨」の使い方は、アジア的と言いますか、
気候が似ているであろう、日本人にも共感できる
ひとつの「感情表現」として用いることが多いように思いますが、
今回の映画でも・・・相当、降らせてますねぇ~♪

あ!? 眼鏡フェチにもお薦めです!!(笑)

淡々と普通の生活の中に、実は潜んでいるファンタジー。

人はそれを「偶然」とか、「奇跡」とかって呼ぶのかもしれませんが、
本当は、「そう思いたい」自分の「願望」だったり、「行動」の
結果だったりしませんか?

「愛」に実体はあるのだろうか?

公園でキスをしたり、優しい言葉を掛けたり、
高価なプレゼントを渡したり

でも・・・それは本当に実体としての「愛」なのだろうか?

恋愛(なんて暫くしてませんが・・・)なんてのは、
要するに「思い込み力」。

催眠術とか魔法とかに掛かるも、掛からないも自分次第なのです。

「結婚」となれば、共同生活
・・・云わば、戦友みたいな感じじゃないでしょうか?

大事なのは、思い込みだけでなく、思い込み続けること
・・・持続する力。(会社経営も同じかも?)

たぶん、それが一番難しい。

恐らく、淡々とした何もないように思える日々の生活の中に
どれだけ、愉しいこと、新しいことを発見できるかという好奇心、
気持ちや場面を感じ取れるかという感受性が大事なのかも?

「何でもない映画」・・・って云われるとそれまでなのですが、
人生のほとんどは「何でもない」ことの繰り返しで出来てますよね?

最後にネタバレですが、ラストシーン付近での台詞が
この映画のタイトルになってますが、

「私にも妻がいたらいいのに」

・・・実は、女性の方の台詞ってのがこの映画のミソです。

今更、恋愛なんて・・・

結婚なんて二度としたくない・・・

なんて思ってる方に、雨の日の休日の午後・・・ウトウト
居眠りするような感じで観てもらうといいのではないかと思います。