団塊の世代のリタイアが始まる2007年問題
グローバリゼーションの流れの中で本年はビジネスも大きく変わるはずです。
バブル崩壊後の失われた時間を取り戻すための構造的な見直し改革ではすでに「リストラクチャリング」から「リエンジニアリング」が実行され、人を削ったり合理化することでなんとか企業は収益を確保してきました。
さらに今年からは社内業務管理の見直しである「ホワイトカラーエグゼンプション」と言う言葉がキーワードになりそうです。
これからは社内業務管理体制の見直しによる「業務の質の見直し」が中心となります。業務内容の裁量性が高く、労働時間の長さと成果が必ずしも比例しないと見なされる立場の管理職にとってはまさに実力次第の大変な時代です。しかし、これは当然の事です。
すでにホワイトカラーが猛烈に仕事をして高額な報酬を得る「格差社会」が明確化している米国企業などでは常識です。いよいよ日本でも「格差」の時代がスタートを切ります。まさに「能力」と「ヤル気」と「結果主義」ですから前向きな人間にとっては嬉しい時代の到来でしょう。
しかし、果たして一生懸命仕事をしたら誰でも必ず高い報酬を得る事ができるのか、これが問題です。能力がなければどんなに努力をしても「結果」を出せませんから低所得のブルーカラーとしての立場で甘んじるしかない訳です。職種にもよりますが日本では400万円がボーダーラインとなりそうです。
いくら一生懸命に仕事をしても成果と結果が出せなければ、常に貧しい「ワーキングプア」でしかありません。中身のない仕事を自分だけの価値観でいくら消化しても結果として企業収益に貢献できなければ意味はないわけですからよく考えると当然の事なのです。
同じ作業を行う場合、能力のある人間は一時間で終わるとしても、能力がなければ何日掛けても終わるはずもありません。逆にオーバーワークで企業にとっては残業代のコストが掛かってしまいます。
前向きに考えたら、これからはハイリスクハイリターンによるアメリカンドリームのような「ジャパンドリーム」の世界が待っているはずです。企業の中で収益貢献度が高い人間や管理責任を負うハイリスクな立場の人間が高額報酬を得るわけですから当然のことなのです。まさに、「勝ち組」、「負け組」が明確になる厳しい時代の到来です。
喜ばしいと思う人もいれば、過労死をすると嘆く人もいるはずです。
能力とヤル気がなければ厳しい時代です。
もう、20年位前になるでしょうか、ある大手商社の経営研修会でアメリカへ行った時、早朝ニューヨーク郊外のニュージャージー州からマンハッタンへ向かう列車に乗っているヤッピーと呼ばれたビジネスマンが通勤時に運動靴を履いていたのに驚いた事があります。実際にニュージャージー州からマンハッタンまで何日間かその列車に乗ってみたのです。
あの頃アメリカではバブルが崩壊してリエンジニアリングの真っ最中。日本ではバブル景気に湧いていて私のような中小零細企業の経営者もアメリカ研修が出来た時代でした。運動靴で早足にオフィスに向かうアメリカの猛烈ビジネスの仕事振りには本当に驚きました。その反面、若いホームレスが街に溢れていたのです。
よく考えると、当時のアメリカの辿った道を現在の日本のビジネス業界がそのままなぞっています。まるで『いつか来た道』ともいえるようです。あの金ピカに光っていたニューヨークのトランプタワーが現在の日本の六本木ヒルズのようなものなのでしょう。
この道は、いつか来た道・・・・
経営者としては、時代に乗った業種選択がポイントです。
どんなに努力をしても収益の出ない業種をそのまま引きずって、「儲からない」と嘆いてみてもそれは自身の行動力と業種選択の無能さを嘆くだけの厳しい時代です。
働く人たちにとっては職種選択が明暗を分けます。
いくら能力があっても適職でなければ結果は出せません。
能力がなければどんな仕事をして見ても結果は出せません。
付加価値の少ない「時間を売る」ワーキングプアの道しか生きる道はありません。
厳しい時代です。
しかし、意欲と勇気と知恵で乗り切れば、必ず結果の出る時代でもあります。
健康に留意しながら、この時代に生まれた事に感謝してチャンスの「前髪」を摑む事が今年の目標です。
グローバリゼーションの流れの中で本年はビジネスも大きく変わるはずです。
バブル崩壊後の失われた時間を取り戻すための構造的な見直し改革ではすでに「リストラクチャリング」から「リエンジニアリング」が実行され、人を削ったり合理化することでなんとか企業は収益を確保してきました。
さらに今年からは社内業務管理の見直しである「ホワイトカラーエグゼンプション」と言う言葉がキーワードになりそうです。
これからは社内業務管理体制の見直しによる「業務の質の見直し」が中心となります。業務内容の裁量性が高く、労働時間の長さと成果が必ずしも比例しないと見なされる立場の管理職にとってはまさに実力次第の大変な時代です。しかし、これは当然の事です。
すでにホワイトカラーが猛烈に仕事をして高額な報酬を得る「格差社会」が明確化している米国企業などでは常識です。いよいよ日本でも「格差」の時代がスタートを切ります。まさに「能力」と「ヤル気」と「結果主義」ですから前向きな人間にとっては嬉しい時代の到来でしょう。
しかし、果たして一生懸命仕事をしたら誰でも必ず高い報酬を得る事ができるのか、これが問題です。能力がなければどんなに努力をしても「結果」を出せませんから低所得のブルーカラーとしての立場で甘んじるしかない訳です。職種にもよりますが日本では400万円がボーダーラインとなりそうです。
いくら一生懸命に仕事をしても成果と結果が出せなければ、常に貧しい「ワーキングプア」でしかありません。中身のない仕事を自分だけの価値観でいくら消化しても結果として企業収益に貢献できなければ意味はないわけですからよく考えると当然の事なのです。
同じ作業を行う場合、能力のある人間は一時間で終わるとしても、能力がなければ何日掛けても終わるはずもありません。逆にオーバーワークで企業にとっては残業代のコストが掛かってしまいます。
前向きに考えたら、これからはハイリスクハイリターンによるアメリカンドリームのような「ジャパンドリーム」の世界が待っているはずです。企業の中で収益貢献度が高い人間や管理責任を負うハイリスクな立場の人間が高額報酬を得るわけですから当然のことなのです。まさに、「勝ち組」、「負け組」が明確になる厳しい時代の到来です。
喜ばしいと思う人もいれば、過労死をすると嘆く人もいるはずです。
能力とヤル気がなければ厳しい時代です。
もう、20年位前になるでしょうか、ある大手商社の経営研修会でアメリカへ行った時、早朝ニューヨーク郊外のニュージャージー州からマンハッタンへ向かう列車に乗っているヤッピーと呼ばれたビジネスマンが通勤時に運動靴を履いていたのに驚いた事があります。実際にニュージャージー州からマンハッタンまで何日間かその列車に乗ってみたのです。
あの頃アメリカではバブルが崩壊してリエンジニアリングの真っ最中。日本ではバブル景気に湧いていて私のような中小零細企業の経営者もアメリカ研修が出来た時代でした。運動靴で早足にオフィスに向かうアメリカの猛烈ビジネスの仕事振りには本当に驚きました。その反面、若いホームレスが街に溢れていたのです。
よく考えると、当時のアメリカの辿った道を現在の日本のビジネス業界がそのままなぞっています。まるで『いつか来た道』ともいえるようです。あの金ピカに光っていたニューヨークのトランプタワーが現在の日本の六本木ヒルズのようなものなのでしょう。
この道は、いつか来た道・・・・
経営者としては、時代に乗った業種選択がポイントです。
どんなに努力をしても収益の出ない業種をそのまま引きずって、「儲からない」と嘆いてみてもそれは自身の行動力と業種選択の無能さを嘆くだけの厳しい時代です。
働く人たちにとっては職種選択が明暗を分けます。
いくら能力があっても適職でなければ結果は出せません。
能力がなければどんな仕事をして見ても結果は出せません。
付加価値の少ない「時間を売る」ワーキングプアの道しか生きる道はありません。
厳しい時代です。
しかし、意欲と勇気と知恵で乗り切れば、必ず結果の出る時代でもあります。
健康に留意しながら、この時代に生まれた事に感謝してチャンスの「前髪」を摑む事が今年の目標です。