ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

プロとしてのこだわり

2007年01月10日 18時25分47秒 | Weblog
大変嬉しい事に最近ブログのアクセス数が急増しています。
石油業界に特化した硬派な内容にもかかわらず大変ありがたい事です。

以前は土、日曜などのアクセスは非常に少なかったのですが最近では休日も安定しています。皆さん仕事熱心な方が多いので正直なところビックリしております。

あまり馬鹿な事を書いてはいられませんが、さりとて石油ビジネスと灯油だけでは芸がありません。しかし、よくネタが尽きないものだと自分ながら感心します。

業界紙の記者の皆さんや「雪ん子」のユーザー様がよく読んでいらっしゃるようで、感想やら質問なども頂きます。ブログではいくら書いてもお金にはならないと思っていましたが、最近ではブログを読んで、灯油ビジネスをしたいという方やシステム導入の依頼などもあります。やってみるものですね。継続はチカラです。

昨年は何人かの経営者の方から「ゆきんこブログ読んでますよ」といわれ、ドキッとした事もありました。何か都合の悪い事でも書いたかな? 

私共の宣伝は月刊ガソリンスタンドの目次下に通年掲載してきました。だいぶ灯油システムとしての知名度も上がってまいりました。

今年からはより話題も豊富に充実した内容にして見たいと思っています。
とにかくこれだけ全国を飛び回り石油販売業者と面談している人間は少ないはずですからプロとしてのこだわりをもって有効な情報をお届けしたいと考えてはいるのですが体調も気分もその日次第です。

今年もよろしくお願いいたします。

石油業界専用ソリューションと軽油税対策

2007年01月10日 09時43分39秒 | Weblog
石油流通ビジネスに付帯する揮発油税や軽油税などの特殊な税制は石油ビジネスの特殊性の最たるものだと言えます。

我々が開発販売している「D-TAX」と『ペトロマスター』の概要について説明しておきます。ご存知の方も多いと思いますがもう一度復習しておいてください。

軽油税は非常に特殊な課税方式ですから、石油業界で使用される販売管理システムは一般的な業種の汎用システムを流用する事は不可能です。

一般的な業種で使用されているOBCや弥生会計などの販売管理システムなどは最近では10万円を切る導入価格まで存在しています。驚くほどの低価格です。

石油業界システムはその特殊性から専門知識が必要なので開発企業も限定されています。必然的に元売系列ごとのシステムや石油業界専用システムを運用しなければならないため価格も当然一般的な業種の汎用システムと比較してかなり高価なものとなっているのです。

元売系列ごとにサテライト計算センターが存在する一つの目的にはこれらのシステムの運用コストを軽減化するためです。もちろんそれ以外の目的もありますが・

ところで、特約店である『軽油税特別徴収義務者』に課せられる「軽油税納申告帳票」の作成はご承知のとおり特に手数のかかる作業です。

軽油を店頭販売だけで取り扱う特約店は非常に少ないわけで、ほとんど傘下に販売店や直売ユーザーを抱えている特約店では担当者が変わるたびに業務継承に頭を悩ませています。

所轄税務事務所も地域や窓口ごとにひどい場合には担当者によって指示が異なったり申告仕様の変更を指示されたりしますので煩わしい作業となっています。

ところで、特別徴収義務者には納税額に見合った『納税還付金』という営業外収益があります。申告事務手数料が約3%と欠減補助が1%で計約4%の収益が約束されています。

還付金としての約4%の計上収益は非常に大きいものです。
仕入れ価格で販売しても約4%の収益は約束されているわけです。
経常利益率が4%であれば優良企業ともいる数字です。
しかも、販売先からの売り掛金回収サイトの支払ギャップについては「徴収猶予申告」が認められていますので運転資金の負担も軽減化できます。

このように軽油の販売に関しては特別徴収義務者と販売店の「格差」は非常に大きいと言えるでしょう。

また、「特別徴収義務者」は軽油を販売して不良債権化した場合、所轄納税事務所に対して「軽油税の還付請求」を行う事ができます。すなわち、軽油税として納税した分は返還されますから損害は軽減されます。
これも一般販売店と比較して大きなメリットです。最近のように建設業や運送業などの倒産が多い場合には、特徴業者と販売店レベルの経営リスク管理は根底から格差がついているということになります。

軽油の不良債権が発生した場合には流通販売の明細書となる「原因証書」の作成が必要です。

石油ビジネスではSS店頭オペレーションだけでなく、多様な業態や規模が存在しますからプロとしての専門知識が必要なのです。

これらの「プロの知恵」を集約化して完全省力化を実現できるのが『D-TAX』です。「D-TAX」があれば軽油ビジネスは完璧です。

さらに、油外商品から全ての石油ビジネスの統合流通管理を可能にするのが「D-TAX」の拡張開発バージョンである『ペトロマスター』なのです。

これからSS店頭オペレーションはセルフ化などにより一層シンプル化されてくるはずですが、一方では専門知識や総合的な経営力が問われる時代だともいえます。

総合的な石油流通業者は「プロ」としての力を発揮出来る時代となりました。
これにより『経営格差』は一層拡大するはずです。

実は、セルフ化などによる店頭価格競争の時代とはいえ、外形からは見えない部分の企業としての経営管理能力が格差を拡大していると言う事を知っている業者が「勝ち組」となるはずです。

やはり、プロの時代の到来です。

我々は石油業界のプロとして今年も一生懸命にお手伝いをさせていただきます。

本日は、石油ビジネスソリューションと軽油税講習会でした。

ご不明な点やご要望がございましたらお気軽にお申し付けください。