いつも全国的な話題になる安売で有名な拡販戦略業者が存在する。
職業柄、私は全国のそれらのほとんどの経営者や管理者との方との面談経験がある。
北海道で著名なM石油の社長さんなど、かつて群馬まで来訪し早朝私の会社の駐車場で私の出社を待っていたほど本当に商売熱心な方で頭が下がります。
北東北のK社の現社長さんやシステム担当者とも灯油戦略で面談し熱い論議を交わした事がある。その際には非常に論理的で明確な経営ポリシーをお持ちでした。現実その後もK社は伸びています。
現在、セルフSSを多店舗化しプリペイドカードでなんとガソリン102円という破格な価格提示で話題となっています。
減販とはいいながら北海道や北東北の石油販売業者は今年も「灯油」の販売戦略が収益の中核をなしており経営の中心です。老舗といわれる企業はほとんど大型の灯油タンクや配送センターを保有しています。
それらの有力業者は現在では年間数十万㌔、月間でも実に推定数万㌔を捌いているはずである。今シーズンのような灯油市況は大量販売業者にとって大きな追い風となっている。今年は相当な値取りができています。
当然のことながら、灯油収益をコアにもつこれらの業者とSS店頭収益のみに固執している一般販売業者では基本的に経営力が全然違います。
ガソリンと比較して灯油は利幅が倍もあります。さらに、税金がほぼ半分を占めるガソリンと比較したら資金的なメリットもあります。
現在、北海道、東北では灯油が販売業者の明暗を分けており急速に経営格差が拡大しつつあります。今年の灯油ははまさに「親孝行商品」なのです。
総合的な収益力と経営力を見た場合、一般的なSS業者が店頭で展開する油外収益とはレベルが違う収益体制がすでに確立されているのです。
商品単品で見た場合と経営戦略上の価格設定は全く異なります。
極端な言い方をすればガソリンは仕入れ価格で販売しても全社的な収益が確保されているケースもあるはずです。ですから灯油の収益力をバックヤードとして市場制圧を図ることも可能となってきます。
10~8年前、私は「雪ん子」を携えながら北海道、東北地方の有力業者を勉強のために巡回していました。まさに、武者修行ともいえる諸国巡業の旅でしたが貴重なご意見やアドバイスを頂きながら「雪ん子」を磨いたきた経緯があります。
いま、冷静に分析すると既にその時点で経営格差がつく前兆が見えていたような気がします。良くも悪くも自分独自のビジネスフォームを持っている業者がそれぞれ勝ち組となっています。
誰でも真似ができる軽薄で流行の油外収益ビジネスフォームなどに単純に飛びついた業者は現在でも右往左往しているように見えます。
誰でもできる収益ビジネスと呼ばれるものは真似の上手なSS業者がすぐに追従して競争になります。
私は、決して石油業界の乱売を推奨するわけではありません。それぞれの地域性や業態に合った独自の経営戦略があるはずです。自分の型を持って徹底的に磨き上げた収益ビジネスのフォームを確立している業者が強いということを申し上げたいのです。
とにかく、本物が生き残る時代です。
軽薄な経営を展開してきたSS業者はマーケットから脱落する年になりそうです。
経営者としての感性も問われます。プロが勝ちます。
その意味では当面の課題はともかく、石油業界が「次の時代に向けて」必ず通過しなくてはならないターニングポイントなのでしょう。
決して悪い時代ではありません。
職業柄、私は全国のそれらのほとんどの経営者や管理者との方との面談経験がある。
北海道で著名なM石油の社長さんなど、かつて群馬まで来訪し早朝私の会社の駐車場で私の出社を待っていたほど本当に商売熱心な方で頭が下がります。
北東北のK社の現社長さんやシステム担当者とも灯油戦略で面談し熱い論議を交わした事がある。その際には非常に論理的で明確な経営ポリシーをお持ちでした。現実その後もK社は伸びています。
現在、セルフSSを多店舗化しプリペイドカードでなんとガソリン102円という破格な価格提示で話題となっています。
減販とはいいながら北海道や北東北の石油販売業者は今年も「灯油」の販売戦略が収益の中核をなしており経営の中心です。老舗といわれる企業はほとんど大型の灯油タンクや配送センターを保有しています。
それらの有力業者は現在では年間数十万㌔、月間でも実に推定数万㌔を捌いているはずである。今シーズンのような灯油市況は大量販売業者にとって大きな追い風となっている。今年は相当な値取りができています。
当然のことながら、灯油収益をコアにもつこれらの業者とSS店頭収益のみに固執している一般販売業者では基本的に経営力が全然違います。
ガソリンと比較して灯油は利幅が倍もあります。さらに、税金がほぼ半分を占めるガソリンと比較したら資金的なメリットもあります。
現在、北海道、東北では灯油が販売業者の明暗を分けており急速に経営格差が拡大しつつあります。今年の灯油ははまさに「親孝行商品」なのです。
総合的な収益力と経営力を見た場合、一般的なSS業者が店頭で展開する油外収益とはレベルが違う収益体制がすでに確立されているのです。
商品単品で見た場合と経営戦略上の価格設定は全く異なります。
極端な言い方をすればガソリンは仕入れ価格で販売しても全社的な収益が確保されているケースもあるはずです。ですから灯油の収益力をバックヤードとして市場制圧を図ることも可能となってきます。
10~8年前、私は「雪ん子」を携えながら北海道、東北地方の有力業者を勉強のために巡回していました。まさに、武者修行ともいえる諸国巡業の旅でしたが貴重なご意見やアドバイスを頂きながら「雪ん子」を磨いたきた経緯があります。
いま、冷静に分析すると既にその時点で経営格差がつく前兆が見えていたような気がします。良くも悪くも自分独自のビジネスフォームを持っている業者がそれぞれ勝ち組となっています。
誰でも真似ができる軽薄で流行の油外収益ビジネスフォームなどに単純に飛びついた業者は現在でも右往左往しているように見えます。
誰でもできる収益ビジネスと呼ばれるものは真似の上手なSS業者がすぐに追従して競争になります。
私は、決して石油業界の乱売を推奨するわけではありません。それぞれの地域性や業態に合った独自の経営戦略があるはずです。自分の型を持って徹底的に磨き上げた収益ビジネスのフォームを確立している業者が強いということを申し上げたいのです。
とにかく、本物が生き残る時代です。
軽薄な経営を展開してきたSS業者はマーケットから脱落する年になりそうです。
経営者としての感性も問われます。プロが勝ちます。
その意味では当面の課題はともかく、石油業界が「次の時代に向けて」必ず通過しなくてはならないターニングポイントなのでしょう。
決して悪い時代ではありません。