ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ベイシアとファンタジスタ

2007年02月22日 10時25分26秒 | Weblog
日本経済新聞の北関東版によると

カインズグループのベイシア興産と昭和シェル石油による大型ショッピングセンター併設型「ファンタジスタ」という小型ガソリンスタンドによる本格コラボレートが北関東と甲信越を中心にスタートする。今後は全国の既存店を中心に年間数店舗の設置を目指すとのこと。

「ファンタジスタ」はすでに新潟県小千谷店、福島県安達店で営業中ですが、今後さらに拡大することになるはずです。

特徴としては敷地面積が約700㎡前後で施設は、計量機と洗車機など最低限に留めるとのこと。

アピタとMe、ジャスコとMC、ベイシア・カインズグループと「ファンタジスタ」。いよいよ国内のガソリン販売の戦略地図が塗り替わるような状況に入ります。

こうなると、もはや一般の販売店クラスでは店頭ガソリン販売だけではとても経営は成り立たないはずです。油外収益といってもカー用品からほとんどの商品がバッティングしてきます。ご承知のとおりカインズグループのカー用品部門はすごいものがあります。さらに、この地域で展開している「ピット100」などはカーディーラーを上回る規模と設備とサービスなのです。

洗車専門店による店舗展開も進んでいます。どうなる事やら・・・

この業態はかなりの速度で全国に派生するはずです。

石油流通は新たな時代です

2007年02月22日 06時59分12秒 | Weblog
全国版スーパーディーラーの灯油戦略は大規模でしかも本格的です。季節や需要期を問わずに凄い勢いで構築作業も進行中。

全国展開が前提ですから、構築はシステム開発だけでなく業務オペレーションの細部まで現場実務に合わせてフォームの平準化を確認しながら行います。

必然的に打ち合わせも元売りシステム担当者から現場配達担当までが集まり、打ち合わせ会議もひんぱんです。

当社スタッフも常に参加して技術面や業務の詳細について勉強しています。

今後の灯油市場に対する考え方が一般特約店や特に販売店レベルとだいぶ温度差が大きいことを感じています。基本的な販売データや傾向を把握しているため認識が違います。

当然のことながら、SSのセルフ化は今後も急速に進行するはずです。一方ではSSで個別的に行われてきた細かい受注から配送体制についてエリア別に業務集約する体制を構築することで圧倒的な業務省力化と専門化を実現します。

ホームエネルギー灯油の計画配送から、専門的な潤滑油知識、大型化するローリーでは対応できない中間溜分の小口流通まできめ細かい完璧な消費者サービス体制を構築します。

まさに、石油流通ビジネスは集約化され新たな時代を迎えます。
現在の石油業界の経営環境で高収益を維持している企業はそれなりの努力をしているのです。

当社も勉強です。