ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油業界人のこだわり

2007年02月13日 21時20分18秒 | Weblog
私はどうも例えば安値志向のセルフ業態だけのSS業者や店頭販売だけに固執する石油販売業者は苦手のようです。こだわりの古いアブラ屋だといわれるかもしれません。

しかし、工業用潤滑油販売があったり、外販直売部門やパトロール給油などやはり総合的に石油製品を取り扱う業態のプロらしいアブラ屋が好きでつい熱が入ります。仕事抜きで頑張ってしまいます。

最近では閉鎖SSなどを再利用した内陸デポの開設が各地に増えてきました。
そして、貯蔵施設を持って再配送の流通機能を持った業者への産業界のニーズの高まりも感じています。

元売ローリーが大型化しており灯油だけでなく、中間溜分を中心とした㌔単位のデリバリー需要もなり大きいものがあるようです。最近では設備を保有する業者が地域を統合したり他社の出先代行配送などを手がけるケースも増えています。
これは、かなり収益性の高いビジネスですから見直されるべきだと感じています。

全国的に見ると石油業者としてではなく、SS業界の代行配送をビジネスとしている企業もあるくらいなのです。皮肉なことにリテールで頑張る石油流通企業よりもそれらの代行配送業者の方が成長しているケースなどもあります。

SS店頭価格に目が固まり、業転仕入れ価格ばかりに気を取られ、誰でもできる安易な店頭ガソリン拡販オペレーションに踊らされ、体力を消耗していく素人の石油販売業者が多すぎるような気がしています。

管理業務を再チェックして、システム構築で無駄な作業を減らして省力化し、平準化することで経営コストダウンが可能となります。一度構築すれば販売ボリュームや業態が拡大しても経営管理コストは一定でいけるような業務オペレーションを早く構築した会社が勝ち組になるはずです。

確かに、一定の経営規模がなければ管理コストの課題は表面化しないかもしれません。1~3店舗くらいの業者ではまず売り勝つことだけが最優先でしょう。しかし、その事が実現した場合必ず同時にデータ処理や業務拡大を前提としての組織やシステムの構築に迫られます。

その事が理解できていないと、良いところまでいっても最終的には挫折するケースも多いのです。

つくづく石油流通ビジネスの難しさを感じます。
卵が先か、ニワトリが先か、 拡販が先か、経営管理が先なのか?
やはり、同時に両方を強化しなくてはなりません。

付け焼刃的なイージーな拡販手法では駄目です。
プロとして基本から見直す事が大切です。
何時までたっても、どこまで行っても 挑戦は続きます!

梅が咲いています

2007年02月13日 06時00分17秒 | Weblog
昨日、ゴルフ場に紅梅が咲いていました。
まさか、桜が2月中に咲くことはないでしょうが、この陽気では3月中には桜が咲くのかもしれませんね、それにしても異常な気象です。
すでに花粉も飛んでいるようです。
今年は関東平野では「初雪」を観ない歴史上初めての年になるなんて報道されています。

本日からまた忙しい一週間が始まります。